2008年4月16日水曜日

RD潜脳調査室 2話


局:日本テレビ
放送日:2008/04/15
評価:HV1280+

1280+の中でも1280サイズまで縮小するとかなり劣化がでてしまうほど細かい線が多いものの、分布としてはそれほど延びていないのは、線をぼかしているからですが、リンギングのない低ノイズな状態で、画質としては1280+らしい絵。リンギングの効果でシャープに見せるアニメと比べるとボケた感じに見えるとはいえ、線間隔の限界がここまで狭いアニメはあまりない。縦の解像度も十分高いので、地デジとはいっても1080iをそのまま表現しないともったいないフルハイビジョン環境が活きる映像かも。

さて謎の縦線ですが、絵からこの特徴に対応する要素が見えてこないので、どこかでノイズが入ったか、人為的な何か、と考えられる。ノイズとすると、ドット妨害での線のようにもっと細く見えてくる方が自然で、常に周期的なノイズがあれば、絵としても画面に縞が見えてきてもおかしくないのに、そのような特徴ががないということで、やはり人為的に何かを入れた可能性がもっとも高いように思える。
人為的にこのような線が見えるような何かを考えると、電子透かし系のデータの埋め込みくらいしか思いつけなかったので、Google氏に聞いてみたところ、ある周波数範囲に情報を埋め込むという手法も紹介されていたので、このパターンはある種の電子透かし情報を埋め込んだことがこの線の理由と推定しておいてみよう。こんな金も手もかかる方法をやるのはNHKあたりが最初だろうと思えるけれど、電子透かしの埋め込む方法は多種あり、このような解析で見えないものもあるので、やっていても気付かないだけの話かもしれない。
このアニメにおけるこの縦線はアプコンアニメではほぼ分布が見えない(その周波数成分はSDには記録できない)領域にあるため、SDまで縮小してしまうとほぼ消えてしまいます。この欠点について記述した文書もネット上にあって、それを回避する別の埋め込み方の解説とかもあり、何となく本当かも、と思えてきたけれど、根拠が乏しい推測にすぎないので事実として信じないように。

今のネットの状況を考えれば、動画に電子透かしを入れたところで、もしこのソースを誰かがネットに流したとしてもやった人間がわかるけでもなく、コストをかけてまでやる価値がないので、常識的な視点ならこの推測は妄想にすぎない感じだなあw