加工ルール
1920x1080サイズのキャプチャ画像を取得
(1440x1080、額縁放送アニメ、など1920x1080でない場合は
Lanczos3で1920x1080に拡大)
そのキャプチャ画像の下に1920x840の黒帯をつけ1920x1920サイズの画像とした上で
次のソフトでFFTをかける
LAview Version #1.77
Copyrught (c) 2003 Hisasi -M
(フリーでFFTを得られるものの中でこのバージョンの変換結果が比較に便利だったため)
これにより1920x1920サイズのFFT解析画像を得られるが
そのままでは特徴が確認が難しくサイズも大きすぎるため以下の加工を行なう
1)2.0ガンマ補正し明るくする
2)1/4サイズ960 x 960にリサイズ
なお、以前は1920x1080のキャプチャ画像をそのサイズのまま処理していたため、
最終的な画像サイズが960x540になっています。
違いについての例はこちらをご覧ください。
フレーム選択ルール
処理対象フレームの選択には以下のルールを設定する
・テロップ等がないフレーム
時計表示等、常時表示される部分は削除する(該当領域を矩形で黒くする)
局ロゴは原則として削除しない
生データでない場合は、加工について記述しています
・コーミングがないフレーム
ただし、SD-i等、フィールド単位の拡大による縞はここでは"コーミング"と解釈しない
・画像の動きが少なく、MPEG2圧縮によるノイズがほぼ見えないフレーム
そのような場所がない場合は、劣化が少ないフレームを選択
・他の部分と明らかに異なるぼかし等の処理がない
・背景のみでなく人物等(古典的に言えばセルに描かれるような部分?)が含まれるフレーム
条件に場所がない映像もあり、そのような場合説明で補足しています。
銀色の髪のアギト で再確認
局:BShi
放送日:2007/09/30
評価:HV1280+
前回の上と同じフレーム。
まさか、こんな分布になっていたとは。縦の伸びが横方向よりよい、というよりは、横の伸びが切れている感じで、実際リンギングも横方向のみ出ていて線にもボケが見られる。縦にはそのようなノイズもなく、輪郭強調された感じはないけれど、線の輪郭にボケがほとんどない。
分布として考えるとスクイーズ的な縦長で、BShiで放送も1920だったけれど、どこかの段階で1440x1080にされた状態があったのかな?1440の状態を拡大したような特徴は見られないので別の理由かもしれないけれど。
多少見にくくなるものがあるとしても、このような分布を見落としてしまう状態だったのはもったないということで、すべてこのパターンに移行することにしよう。
絶対可憐チルドレン 17話
機動戦士ガンダム00 20話
局:TBS
放送日:2008/08/20
評価:HV1280
16:9の状態で見ると縦方向の伸びがちょっと悪いような気がするけれど、上下が切れない状態にすると縦横同等に見えるかな。HV1280以上では縦の伸びが切れた感じのものも多いので、この状態で見るべきアニメも多かったかも。
HV1280の限界まで精細な絵を狙ったような分布ではなく、ベタ塗りな絵という要素はあるにしても、地デジでも比較的圧縮ノイズが少なく、HVらしい輪郭と情報量を持ったバランスのよさが感じられるかな?
魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ 7話
我が家のお稲荷さま。 20話
局:TOKYO MX
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486
MXでは9話以来だけど久しぶりにこれも。
確認してない間にもSD-ip回, SD-i回があったと思うけれど、アプコン方法の違いを除くと画質としては安定している。今回はSD-iなので縞成分が見える例。というよりSD-iの場合どのアニメでも似た分布パターンになる。
地域限定的な話だけど水曜日はSD-iが多いな。
スレイヤーズ Revolution 8話
局:テレビ東京
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486
いくつか縦も横と同じパターンだけで。
初回から一貫してSD-iで分布傾向も前回確認した時から変化なく安定している。これも縞のために縦を広くすると縞による明るい部分がが見える。
インタレ保持で縞を解消すると、上下の飛び地分布も消えてSD-pのような縦長分布になる。理想的に元の絵の状態に戻すことが出来ていないので分布に揺らぎがあるけれど、上の状態とは比べ物にならないくらいすっきりした絵。
セキレイ 8話
局:TOKYO MX
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486
結局、全編SD-iに戻ってしまう。
半年以上前になるけれど、縞のある状態での分布を見た通り、SD-iの場合は縞の成分が大きく離れた場所に現れるので、縦方向に広く見ることでその一部が見えてくる。
縞の有無は分析をしなくても絵で見れば判別できることなので、再確認程度の意味しかないといえなくもない。とはいってもその確認できるということに解析の意味があると考えれば、縦に広く見る価値があるといえる例かな。