2010年12月18日土曜日

ワンピース フィルム ストロングワールド


局:フジテレビ
放送日:2010/12/18
評価:HV1280

縦の伸びが非常に良いテレビシリーズの精細HVとは異なり、中間的なHV分布。全体にこの程度の分布で安定している。線も太めでしっかり暗いので鮮明に見え、劇場版らしい情報量の多い絵でよく動く映像だけど、その分圧縮には厳しい感じでブロックノイズ含め劣化が目立つシーンも多い。

動きのほとんどないカットも劣化ノイズが比較的多いように見えるので放送素材があまりよくなかったのかも。あるいは放送ではほとんど見えないけれど元は弱くグレイン風ノイズ効果があって、その影響でノイズの多い絵になっているかもしれない。元の状態がわからないので憶測の話だけど。

これも黒帯なしの16:9で縦720のジャギもはっきり残っているHV1280で、他と同様最初から16:9で作った可能性が高そう。文字なども1280x720で入っているのでちょっと崩れている。

映画も16:9の1280x720で作るのが主流、と言えるくらこのパターンは多いけれど、テレビ映像の特徴しか見ていないので、実際はもっと高解像度のビスタやシネスコ映像であったものをテレビ用に16:9に切る時に一旦1280x720にしているだけかもしれないし、海外CG作品ではそのような加工をしている例もある。

この作品もテレビシリーズと同じ縦900の絵を720に縮小した特徴が見えるところがあるので、オリジナルはもっと高解像度?と考えたくなる要素もあったりするけれど、キャラ紹介の文字には縦720のジャギしかないので最初から1280x720だったと考えて間違いないだろう。