2011年10月15日土曜日

たまゆら ~hitotose~ 2話 & CM


局:TOKYO MX
放送日:2011/10/14
評価:SD-ip/486(A)

CMと比較、というよりCMでオリジナルHVの状態を確認しておこう。

一応本編中の同じフレームも見ておく。通常-ipでアプコン縞の出ているフレームはチェック対象から外すので、こんな分布にはならないけれど、動きのあるフレームなので、絵の大部分はフィールド毎拡大された状態に近く、SD-iのような上下隅に影のある分布になっている。

縞の出ていないところは、相変わらず輪郭強調の酷い低画質アプコンで分布も1話と大差ない状態。




評価:HV1280

BD&DVDのCMの同じフレーム。

最近は大きな分布の方が普通というくらい鮮明HVが多いので、若干小さい感じの円分布に見えるけれど、適度な太さの十分暗い線で鮮明さは十分。少しソフトな分線も滑らかで見た目の印象もまずまずのすっきりHV画質。

リサイズでの乱れもなく、縦720のジャギも綺麗に残っていてこれもHV1280。何度も繰り返してみるくらい気に入ったとしても、初見でこのクオリティで視聴できないのはがっかりとかいう表現では足りない気分。




輪郭強調軽減の試み(駄作関数なので)

ギラツキ感と細部の色飛びを軽減します。出力は1280x720。

YUY2(またはRGB32)にしないとエラーになります。インタレ解除、縞解消などの後に
tamayura5()
します

tamayura5(true)と書くと処理前処理後フレームを交互に表示


function tamayura5(clip cp, bool "debug") {
debug = default(debug, false)
c=cp.Spline36Resize(1280, 720)
base=c.blur(-0.3)
dk=c.blur(1.58, 1.3).blur(1.4, 0)
lt=c.levels(10, 1, 255, 0, 241)
s1=Layer(base, dk, "darken").blur(0.3)
s2=Layer(s1, lt, "lighten")
return (debug) ? Interleave(c, s2) : s2
}

明るくなっているところを暗くする補正なので

・全体に少し暗くなる
・輪郭強調が軽減されるのでくっきり感も減少
・細部のディテールが潰れる

などの副作用も強く、比較するとかなりソフトに見えるので何もしない方がよいと感じる環境も多いはず。比較しなければ普通のアプコン程度の絵にはなると思うけれど、物足りないときは処理の後に好みの質感に調整して下さい。

5という数字は試行錯誤で何の意味もありません。