2011年11月13日日曜日

僕は友達が少ない 1話


局:BS-TBS
放送日:2011/11/12
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

番宣同様、BS-TBSの方が横の伸びが少し良くさらに大きな分布になっている。色や圧縮劣化の多い不安定さは相変わらずのBS-TBSだけど、1920化後はTBSより線が僅かに細く引き締まって見える。

1920局での1920ソースの動向を集中的に調べてから1年近く経過しているので、現在は少し状況が変わっているかもしれないけれど、BS1920局でもほぼすべての映像が横1440経由になっているところも多いのに対し、1920後のBS-TBSでは僅かとはいえ1920を維持したフルHD映像も存在しているし、TBSより良い分布になるなど、エンコード以外の部分では高品質な映像を維持できる機器に変わっているのかも。

放送画質に大きく影響するエンコーダ品質は相変わらず最低レベルなのがもったいない。BS-i時代からのこの低画質エンコーダに手をつければBSでもトップクラスの画質になる可能性を秘めていると言えそうでも、やればできる子状態には何の価値はないので実行に期待したいところ。

フレームで比較すればBS-TBSの方が劣化が少ないところも多く、OPのようにTBSでも圧縮劣化が目立つ動きの大きな映像ではTBSより安定しているフレームも多く、TBSの方が優秀というほどの差は感じないものの、動きの少ないところではシーンチェンジ後を中心にブロックノイズだらけの破綻フレームが多く動画としては不安定さの方が気になりやすい環境が多いだろう。

追記
誤解を招きやすい表現になってしまったけれど、このアニメは相変わらず横1440経由の映像で再生機からエンコーダまでの伝送途中での劣化が少なくなったように見えるという話。リサイズを数回繰り返したとしても普通にテレビで見ていて気付けるような差は出ないけれど、画質向上効果は十分にある。似たような変化で顕著だったのはBSフジで、画質向上前のBSフジではすべての番組で横方向にリサイズを繰り返したノイズがはっきり残っていたけれど、変更後は1440→1920への拡大を1回しかやっていないように見えるすっきり映像に変わった。1920-1440リサイズでの劣化は編集などの映像の加工でも起こるので元から劣化していることも多く、ソースの品質向上も重要なのは言うまでもない。