2011年4月13日水曜日

世界一初恋 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/04/12
評価:HV1280


番宣より少し横伸びがよくなっているところもあったけれど、極端な横長楕円分布の微妙画質。白とびも直らず、これゾンと同様、明るすぎる部分の輝度は切り捨てられてしまい、補正しても失われた階調が戻らない。独特な質感に見えるけれど、元は公式ページのような少し淡色でコントラスト抑え目でも自然な色あいで作られていた映像であって、事故的な処理で破綻させてしまっただけだろう。

縦はボケというより少し滲んだような崩れ方の線になっているけれど、見た目には荒れた感じもなく、元から低コントラスト気味な映像なので、それほど悪い感じにも見えない。雑な仕事という感じにも見えなくはないけれど、これに近い質感を狙ったと言われればそう思えなくもない。

細部が崩れ気味なので判定難易度の高い映像だけど、細かい部分や細い線には縦720のジャギも見えるところも多々あり、これもHV1280。

ユルアニ?


局:日本テレビ
放送日:2011/04/12
評価:HV1280+

巨大分布の鮮明映像。全体にジャギ感の強い絵にはなっているけれど、近くで見なければ気になるほどでもない。ハトのおよめさん部分を除くと、どの作品も似たような分布になる。

解像度も共通の1440x810で、文字も縦1080ではなく絵と同じ縦810のジャギが出ている。

ED部分のプ~ねこも少し小さい絵なのに縦810になっているので、テロップなど含め1440x810で完成映像にした後に1080iに拡大している。DLEに限らずこの手の作品ではよくあるパターン。

ハトのおよめさんの部分は他よりジャギ感が強い絵でになっているけれど、何故か縦だけ540になっている。横は1440のジャギもあり歌詞の文字はちゃんと縦810なので、一旦1080iにした映像の片フィールドだけを使って1440x810い戻し、歌詞を入れたて再び1080iに拡大、という面倒なことをやっている。

一旦1080iにした映像を縮小して加工編集後、再び拡大、という特徴の映像は稀というほどでもなくたまに見かける。オリジナルのデータを処分してしまいHVマスターしか存在しなくて仕方なく・・とか事情はあるんだろうけどリサイズでの劣化に加え、この例のように片フィールド分の情報しか残ってないなどの事故も起こりやすく好ましい方法ではない。