2013年9月22日日曜日

コゼットの肖像 第1話



局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:童夢
評価:SD-p?


横の伸びは非常に良いけれど、縦に潰れた横長分布になる。これでも縦の伸びは良い方で、下のようにさらに縦潰れた分布になるところの方が多いようだ。


全体の特徴から考えると、線の輪郭が劇的に変化する極端な鮮明化処理を施したアプコンっぽく見えるけど、横方向は元がSDとは思えないくらい線も細く鮮明な絵になっているのに、縦は上質なアプコン程度のボケ具合からあまり向上していない不思議な映像。

元映像の特徴が消えてしまう処理なので、処理前のサイズを推定することは難しいけれど、強力な鮮明化処理でも元画像のジャギを隠せなかったところは720に近い特徴になっているように見える。ただ細かい描写はSDの限界辺りでつぶれているところが多いけれど、背景のディテールも非常に良く残っているし、横1280くらいでも不可能と思えるような細かい描写も少なくない。アプコン映像を鮮明化処理でここまで精細感の高い線を実現しているとすれば脅威的と言いたくなる出来なので、普通のSDではない変わったサイズなのかも?



一方縦は、 背景などの直線的な描写に400程度と480にも届かないくらい粗いジャギが出ているカットが複数あった。正方画素の16:9を考えると720x405とか704x396辺りの懐かしい数字になるので、その辺りのサイズだった撮影時の特徴が見えているのかもしれない。

ただ、720x405くらいの映像を直接フルHDに拡大すると縦横とも同じ倍率になり、こんな横長分布になることもないだろうし、レタボでしか残っていなかった、など縦方向に劣化する何らかの処理があったはず。絵で見ても縦方向は粗い特徴が多い。

1話では本当に元がSD相当なのかも?なので3話まで追っかけてみよう。