2013年10月3日木曜日

ポケットモンスター ジ・オリジン



局:テレビ東京
放送日:2013/10/02
制作:OLM, Production I.G, XEBEC


EDのクレジットがレポート毎に分かれていけれど特徴異なるカットが複雑に混ざるカオス状態ではなかった、全カット調べるわけにもいかないので混ざっている部分もあるかもしれないけれど、見た範囲ではクレジット通りにきっちり分かれるようだ。


評価:HV1280+/864

一番上はレポート1。フルHDではないところも縦の伸びのよい巨大分布になる。

番宣でのIGっぽいカットは淡い絵がほとんどだったけど、演出効果でそういうところもあっても基本は線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で、線も細く精細感の強い鮮明映像になっている。

べた塗り気味の絵で荒れて見えるところはほとんどないけれど、ちらつきがわかるくらいのグレイン風ノイズがありほとんど動かないところでも僅かに圧縮劣化で線に乱れが出ていた。

レポート1,は縦864のジャギがしっかり残っていて、元はIGのHV1280+標準の1536x864。スタッフを適当に検索してみるとレポート1はIGが中心で作っている感じ。



評価:HVFULL

レポート2, 3の特に鮮明なフレームは枠を超えるくらい縦の伸びが良い巨大分布になる。縦1080の特徴もはっきり残るフルHD相当の映像。特番でもテレビアニメでは珍しいフルHDは珍しい。

これもグレインっぽいちらつきはあるものの、上のIG画質に比べると若干ノイズ効果が弱いのか、圧縮劣化による線の乱れも少なく高精細でも安定した放送画質になっている。ただ、作画が簡素というところも効いている感じなので、誉めるところでもないかも?

番宣でもフルHDカットはXEBECっぽい映像に見えたけれど、レポート2, 3のスタッフを見るとXEBECの人がいるので、XEBEC製と考えてよさそうだ。




評価:HV1280+/854

レポート4の分布。 レポート1に似た分布になるところが多くジャギの特徴も縦864に近かったので最初は1と同じ?と思ってしまったけれど、4はまったくといっていいほどチラつきがなく、ノイズ効果無し、あるいは非常に弱かったと思える極端なすっきり画質になっていたりと、1とは違う特徴だった。

縦も864より僅かにずれていて854と10小さい。854は整数で16:9にならない中途半端な数字だけど、855は1520x855で16:9なので、元はそのサイズだったものがリサイズで1ピクセル程度欠けた状態なのかな?
854は854x480のスクリーンサイズでは良く見た数字だけど縦解像度では初出。
4のスタッフにOLM関連の人がいるようなので、ここはOLMなのだろう。


結局、3制作がそれぞれ自分スタイルで作ったオムニバスっぽい作品だったオリジン。