2014年4月8日火曜日

キャプテン・アース 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:ボンズ
評価:HV1280

かなり大きな円に近い分布になるけれど、これも上下に×状のノイズが見えている。若干太めのしっかり黒い線のボンズらしいくっきり画質なので、視聴環境に左右されず非常に鮮明に見えそう。

鮮明さ優先のリサイズでも輝度ムラなどはほとんどなく、線も十分滑らかに見えバランスも悪くない。ここまで大きな分布になるような鮮明映像にするとジャギ感が強くなりがちだけど、ボンズは昔からリサイズが上手い。

といっても、線が太めで黒いという作画的要素も影響してくるので、作画の特徴が異なる映像でこの拡大処理を使っても良い絵になるとは限らず、絵とリサイズの相性も奥が深い領域。

ノイズ効果のほとんどないベタ塗りに近いすっきり映像で、MXでも圧縮劣化は目立たず比較的安定して見える。とはいえ、崩れるときは豪快に破綻してくれるので劣化が目にとまってしまうと気になってしまう。

3ピクセル周期の揺らぎは強いものの、縦720の特徴もわかりやすく残っていてこれもHV1280。



局:BS11
放送日:2014/04/06
評価:HV1280


上のMXと同じところ。

かなり鮮明な映像なので、BS11の方が僅かに横の伸びが良くなっている。ただくっきり画質なので、映像で比べても鮮明さも精細感もまったく変わらない。

ここでは動きの少ない安定したフレームを選んで比較しているけれど、そういう場所ではMXの方がむしろブロックノイズなども少なく潰れの少ない絵になっているところが多い。色に関してはBS11の方が上で、細かい描写でも鮮やかさを維持できている。

情報量の多い背景のカットになると今のMXには厳しくブロックノイズも増えディテールも潰れ気味。ただ、そういうカットはBS11も苦手で相応に劣化いた絵になってしまっているし、シーンチェンジ近辺の劣化ではBS11の方が崩れているところもいくらでも見つかるくらいなので、圧倒的に安定しているわけでもない。

豪快な破綻フレームはMXの方が圧倒的に多いけれど、映像全体で点数を付けるとBS11の方が上でも大きな差は付かないだろう。