2014年10月7日火曜日

魔弾の王と戦姫 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:サテライト
評価:HV1280+/882

鮮明なカットでは大きな分布でも若干角ばって6角形っぽく見えるところが多い。極端に細い線は少ないけれど、細めの線でもしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で一見して1280x720クラスではないとわかる精細感がある。線の輪郭も非常に滑らかで、高精細映像らしい落ち着きがある。

グライン風ノイズ含め効果控えめのすっきり映像で、映像としても元からノイズが少なく、派手に動くところ以外は圧縮劣化もあまり目立たず、MXの中では落ち着いた映像に見えそう。


リサイズに起因する軽微な乱れはあるけれど、はっきりした輪郭の線なのでジャギの特徴もわかりやすく、縦は882と前例のない数字の高精細HV1280+だった。1568x882でちゃんと整数で16:9になる組み合わせの一つ。OP, EDは安定したフレームが少なく十分な精度で確認できていないけれど、本編と同じサイズで間違いなさそうだ。

1440x810を超えるサイズでは申し合わせているとしか思えないくらい制作毎に固有のサイズで作られているパターンが今までも多かったけれど、その穴を埋めるようにサテライトは1568x882を選択したように思えてしまう。ログ・ホライズンでは制作がサテライトからスタジオディーンに変わったけれど、このサイズはディーン標準1552x873の一つ上のサイズなのも偶然ではないのかも?(もちろん憶測)

ちなみに放送される映像ではわからない領域なので実際の作りはわからないけれど、夏のRAILWARSが縦878と非常に近いサイズだったので、その時にも触れた通り撮影段階ではこれと同じ1568x882の可能性はありそう。


1440x810から1600x900の間でまとめてみると、

倍率サイズ主な制作・作品
901440x810動画工房, サンライズ, A-1 Pictures
911456x819探検ドリランド
921472x828未発見(進撃の巨人1,2話の824が近い)
931488x837テレコムアニメーションフィルム
941504x846のんのんびより
951520x855ufotable
961536x864Production I.G
971552x873スタジオディーン
981568x882サテライト
991584x891京騒戯画
1001600x900東映アニメーション, J.C.STAFF

倍率は16x9の何倍になるかという数字。作品名は今のところそのアニメ限定のサイズ。今回のサテライトを除き、それぞれの制作はそのサイズで2作品以上で採用例がある。過去見てきた通り、整数で16:9にならない映像も数多く、この辺りのサイズではカオスな状況が続いている。