2014年7月7日月曜日

白銀の意思 アルジェヴォルン 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:ZEBEC
評価:HV1280


MX1話と同じフレーム。

MXでもかなり大きな分布になっていたけれど、BS11の方が横の伸びが少し良くさらに大きな分布になっている。ただ、絵で比較すると特にBS11の方が線が細く見えたり、鮮明に見えるようなところはなく、ほぼ同等の鮮明映像に見える。

圧縮劣化の傾向は2局で異なり、MXが細かい描写の潰れやボケが多いのに対し、BS11はブロックノイズっぽい崩れが目立つ。

背景のディテールなど情報量の視点で見るとBS11の圧勝だけど、それが良い画質と感じられるかは環境次第かも。フレーム毎比較するとMXより崩れが目立つフレームも多く見つかりBS11も褒めるほど良い状態ではないけれど、点数をつけるとすればBS11の方になりそうだ。

Free!-Eternal Summer- 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5

MX1話と同じところ。


MXより少し横の伸びが良くなっているけれど、いつも通り横1440経由なので横は切ったような分布になる。

鮮明さでは大差ないものの、安定したフレームで比較してもBS11の方が安定したフレームが圧倒的に多く、見比べるとMXの線の崩れや背景の潰れが気になってくる。

MXでは動きのある部分の破綻も目立つけれど、特にシーンチェンジでの劣化が酷く、MXの方が良い状態に見えるフレームがまったくといっていいほど見つからない。比較しなければ特に荒れて見えないような動きの少ないカットでも、BS11と比べるとディテールの欠落が激しく、貧相な絵に見えてしまうので、このアニメではBS11の完勝と言ってもよさそうだ。

アカメが斬る! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:WHITE FOX
評価:HV1280


大きな分布でも若干角ばっていて、六角形あるいは八角形っぽい形になるところが多い。

今クールの新番は、線も黒に近いコントラスト高めのすっきりくっきり画質が多いけれど、その中でもコントラストの高い絵になっている。夜のシーンも比較的明るい色で描写しているので環境を選ばず見やすい映像と言えるだろう。

ノイズ効果もほとんど見えず、MXでも比較的安定して見えるけれど、シーンチェンジでは時々ボロボロのフレームも出ている。明るいすっきり画質なので劣化フレームがはっきり見えてしまう環境も出てきそうだ。

線の輪郭も滑らかで高解像度の映像っぽく見えるところもあるけれど、これもリサイズの副作用で出た線の輪郭ノイズには縦720の特徴がはっきり残っていて、今回もHV1280のWHITE FOX。

スペース☆ダンディ 14話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:ボンズ
評価:HV1280

絵で見ると特に変化は感じないけれど、1話にはなかった上下の×状の分布がはっきり見えるようになった。

明るく補正して線の特徴をわかりやすくすると1話より周期的な線の崩れも出て少し粗い感じの絵に変わっているけれど、黒に近い線のくっきり画質なので1話の似たようなカットと見比べても同じようなくっきり画質で、印象差はほとんどない。

1話当時でも派手に動くところではそれなりに圧縮劣化が出ていたけれど、不安定さは格段に上がっていて、シーンチェンジや派手に動くところの劣化は顕著に増えて見える。

この分布パターンの他作品同様、縦720というより縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期のゆらぎがはっきり見える特徴で、引き続きHV1280。

少年ハリウッド 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:ZEXCS
評価:HV1280


少し横長の楕円分布で、特に上下にうっすらとノイズの分布が見えるところが多い。若干黒さにばらつきはあるけれど、黒に近い線のくっきり感の強い鮮明HVに見えるところがほとんど。


特に荒れた絵に見えるわけではないけれど、拡大すると8ピクセル周期のブロックノイズに成りかかったような崩れが見える。

撮影解像度の特徴がはっきりしないシンエイ動画やfeel.に近い特徴で、お手上げになりそうだったけれど、比較的状態のよい横方向の特徴を見ると線の輪郭に沿ったリサイズの副作用ノイズに正確に1280と判断できる特徴が残っているカットがあった。番宣では特徴がはっきりせず、縦800を超えるようにも見えるフレームもあったのでちょっと期待していたけれど、HV1280で間違いなさそうだ。



局:tvk
放送日:2014/07/06
評価:HV1280


MXより横の伸びが悪く、円に近い分布になるtvk。元がくっきり画質なのでボケていても見た目の印象はMXと大差なく、tvkでも十分鮮明に見える。ボケた影響かMXよりは線の崩れも少なく、MXより少し滑らかな線に見えるところがあった。

シーンチェンジなどの劣化はMXより抑えられているし、環境によってはtvkの方が良く見えるかも?

DRAMAtical Murder 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/06
制作:NAZ
評価:HV1280


円に近い分布でも輪郭がはっきりしないもやっとした感じになるところが多く、全体で見るとこのフレームより一回り小さい分布になるところがほとんど。

比較的細い線が多くてもしっかり暗いので十分メリハリのある高コントラスト映像に見える。少しソフトなHV画質に仕上げて線の輪郭も非常に滑らかに見えるので環境によっては高精細映像?と思えるような絵に映ることもありそう。

CG背景の浮きっぷりが凄いけれど、人物など通常の作画部分の処理の作りは悪くない。逆にCG部はぼかして誤魔化していないところは線がガタガタのままの安っぽい作りで、違和感含めて魅力的な映像に見えないカットが多かった。

このアニメもノイズ効果のほとんどないすっきり画質で、十分安定した画質になっている。


人物の線も細いので解像度限界ジャギっぽい線になるのは避けられず、拡大して見ると縦720の特徴もはっきり残っていて、これもHV1280。

月刊少女野崎くん 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/06
制作:動画工房
評価:HV1280+/810


僅かに横長っぽく見えるけれど、大きくきれいな円分布になるところがほとんどの精細HV。斑点っぽい特徴はヒロインのりボンのデザインの影響で、特にデジタル的に作られた規則的な模様がフレーム内にあると特徴的な輝点が現れることがある。

これも夏多い、黒というほど暗くなくても適度に暗い線の高コントラスト映像で、若干輪郭強調気味になっているのでくっきり感の強い鮮明画質に見える。非常に弱いノイズ効果を使っているかもしれないけれど、ほとんどちらつきのないすっきり画質で圧縮劣化も少なく、安定感もかなり高い。

線も細すぎず滑らかに見えるところが大半だけど、拡大して見るとジャギ感の強い線が多く、カットによっては直線的な静物などの線がガタガタに見えてしまうところもあった。リサイズでの乱れもほとんどなく、どこを見ても縦810のジャギがはっきり残っていて、元は1440x810のHV1280+。未確認など、1280x720が続いた動画工房も、動画工房の標準の1440x810でHV1280+に復帰。

グラスリップ 1話


局:BS日テレ
放送日:2014/07/06
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

MX1話と同じところ。


MXより周囲が明るくノイズの多い映像のような分布になっているけれど、MXでは潰れてしまっていた背景のディテールなどの細かい描写がしっかり残っているだけで、明るい部分の伸びもBSの方が少し良くなっている。

以前より少し不安定になったBS日テレも軽微な圧縮劣化は出ているけれど、MXと比べると安定感、情報量とも圧倒的に上で、BS局に相応しい緻密な映像で視聴することが出来る。

MXの劣化前から圧倒するくらいの高画質を誇ったBS日テレなのでボロボロのMXとは比較にならない。1/2のデータしかないことを考えるとMXも健闘している画質と思えるけれど、BS日テレの後でみるとスカスカでちょっと汚い絵に見えてしまう。

アルドノア・ゼロ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:A-1 Pictures + TROYCA
評価:HV1280


大きな円に近い分布でも縦が伸び悩み気味に見えるところが多い。このアニメでも線の黒さ太さがバラバラで、1フレーム内でも差が大きいところもある。大半は適度に暗い線の高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。


1話だから、という可能性もあるけれど、比較的動画枚数が多いのか、最近のアニメでは動かさないのが基本のカットの終わり辺りのフレームでもしっかり動画で動いているところが多かった。


リサイズでの乱れもなく、細かい描写や特に線の細いところには乱れのない縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。



局:BS11
放送日:2014/07/05
評価:HV1280


MXと同じところだけど、地味な動きはあっても劣化の少ないフレームなので、MXの方が線の崩れも少なく安定している。BS11の欠点は相変わらずなので、安定したフレームを選んで比べるとMXの方が欠点が少ない状況は変わっていない。

動きだすと、MXではビットレート不足によるボロボロフレームが湧き出して、特に派手に動くところやシーンチェンジ近辺では泣きたくなるくらい酷いフレームも少なくない。劣化が見えやすい環境では、このアニメの同時放送ではBS11で視聴した方が良さそうだ。

ただ、特に悪い場所以外はMXも大差なく見えるところが多く、背景のディテールの潰れも見る場所次第でBS11の方が圧倒的に情報量の多い絵になっているわけでもない。ANIME+やBS11のロゴが邪魔と感じる人もいるだろうし、積極的にBS11で見るべきと書けるほどの画質差ではないかも?

ソードアート・オンラインⅡ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

きれいな円分布になる鮮明HV。一部くっきり画質のカットもあるけれど、基本は若干黒浮き気味の線が多い落ち着いた質感。全体に線は滑らかに見え、バランス志向の映像としては良く出来ている印象。

ただ、演出的な利用がなさそうなところでも場所によって線の黒さが異なるところが異なっているところがあり少し気になる。全体がきっちり統一されているようなアニメなんてないけれど、気になるアニメは何故かA1作品に多い。


もう一点、個人的な好みの問題かもしれないけれど、実写を元にしたような背景に人物が浮いて見えるカットの多さも気になった。

CGで作られた部分はジャギもはっきり見え特にわかりやすいけれど、リサイズでの乱れもほとんどないので人物などの線にも縦720の特徴がはっきり残っていて、1期から変わらずHV1280。



局:tvk
放送日:2014/07/05
評価:HV1280

いつも通りMXより一回り小さい分布になるボケ画質のtvk。ボケているだけでなく、ノイズもMXより多く、カットによってはロゴを隠しても容易に判別できるくらいはっきりしない絵になってしまっているところもあった。

MXで酷く崩れたフレームを選んで比較すればtvkの方がまともなところも以前とは比較にならないくらい多くなったけど、そういう場所はtvkも劣化しやすいので圧倒的に良いわけでもなく、全体に点数をつけるとまだまだMXの方が上になりそうだ。

毎度!浦安鉄筋家族 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:スタジオディーン?
評価:HV1280+/873?

動きの少ないカットで見ると大きな分布でも縦に潰れた横長分布になる。

派手に動くカットが大半でMXではボロボロのフレームが大量発生しているけれど、動きの少ないカットも若干荒れていてちょっと汚いと感じるくらいの絵になる環境も出てきそう。もう少し動きの地味な回があれば少し異なる傾向になるかも。

比較的したところで見ると縦873に見えるフレームがあるので、元はディーン標準1552x873のHV1280+。正確にこの数字だと思うけれど、1話では解像度判定に使えるフレームが極僅かしかなかったので、?付きにして2話以降で再確認の予定。

ディーンは製作でクレジットされているけれど、このサイズはディーンしか使わないので制作も実質ディーンで間違いないだろう。

ガンダムさん 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:ギャザリング?
評価:HV1280

ギャザリングは制作協力でクレジットされているけれど、実質丸投げ?と思うような内容。


上下に×状のノイズ分布が付いた横長分布。横の伸びは非常に良いけれど、鮮明過ぎて元の映像のガタガタの線がはっきり見えてしまっている。


リサイズ品質も微妙で雑な仕事と言いたくなるような安っぽい特徴が多いものの、高画質で見たいと思うような内容でもないし、なにより映像としてみるとジャギ感の強さ以外気になるような欠点もないので、これはこれでアリなのかも?

縦は少し崩れ気味だけど、横1280のジャギがはっきり見え、これもHV1280。