2011年1月7日金曜日

千と千尋の神隠し


局:日本テレビ
放送日:2011/01/07
評価:HVFULL

前回2009年の放送で見た場所と同じところ。

上21, 下19ピクセル幅程度の黒帯付きビスタサイズでの放送。色はまだ少し不自然な感じはするけれど、前回の放送よりはかなり赤味は軽減している。

フルHDに近いサイズで作っていたという話はその通りで、上下隅まで伸びきった極端に精細なHV画質になっている。横1440放送なので横が切れているのはよくあるパターン。

フルHD相当の映像だけど、僅かに絵を縮小した特徴が出ていて、線がところどころ切れたように乱れている。時間をかければ元のサイズもわかりそうだけど、元データの絵は放送での絵の部分の縦1040より少し大きかったようだ。訂正:乱れは圧縮劣化で出たノイズが原因で、リサイズによるものではなく誤認でした。ごめんなさい。

この作品固有の特徴も多そうなので、もう少し丁寧に調べてみる予定。

追記
スタッフロールの文字含め、微妙なリサイズの形跡は結局見当たらず、全体に黒帯込みで縦1080のジャギが強く出ている。少し周囲を切ってHVマスターを作ったという話がその通りであれば、リサイズが必要ないように切り出した状態に見える。

全体に細部に揺らぎが見え、ポニョに近いグレイン風ノイズもあったようだ。精細な映像で情報量が多い映像+ノイズ効果と圧縮に厳しい映像ということもあって、静止画で見ると圧縮ノイズが気になるところも多いけれど、激しく破綻するほどの劣化は少なく、放送としては頑張っている方かな。ポニョにあったデジタルなのにフレーム毎に微妙に絵の位置がずれてガタつく効果は流石になく、グレイン揺らぎ以外を除けば安定していた。

2年前の放送ではすでに語り尽くされているだろうし、あまり興味も無かったので「赤い」ことは特に調べることもなかったけれど、今回大きく赤味が変化した理由とか逆に前は何があったのかを、あに瓶的ないつもの妄想憶測全開の推理で検証してみるとしよう。ということで、さらに続く。