2011年10月6日木曜日

とらドラ! 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/10/06
評価:SD-ip/486(A)

テレ東1話と同じところ。

常時縞だったテレ東とは異なり、普通にSD-ipでアプコンも変わって見やすいアプコン画質になっている。テレ東では数回状態が異なる回があったけれど、その時と異なるとのでキッズは最終回まで同じ状態になりそう?

エンコ素材としてみるとSD-iの映像はSD-ipに多い残像がなくボケも少ないため、面倒でも縞解消すればSD-ipよりも上質のSDソースにすることが可能という点で当時のテレ東の方が都合が良かった。

ついでにAV Watch(注:外部リンク)にあったアプコン処理話の画像も見ておこう。




最初は従来アプコンとされる画像。

粗さを抑えるような処理はやっているのかもしれないけれど、縦長のSD-p分布で、単純リサイズに近い特徴になっている。

次の新アプコンの画像より画像の上部が僅かに切れている上に縦横比が微妙に狂っていて僅かに縦につぶれている。




新しいアプコン処理の分布。綺麗な円分布でもなく、僅かにノイズも出ているけれど、HVらしい大きな分布でとても鮮明に見える。

欠点が目立つフレームを避けているだろうし、この画像の出来だけで評価するのは危険だろうけど、不自然な感じもなくとてもよく出来ているように見える。HV制作アニメと大差ないという感じにはなっていないけれど、この状態であれば画質を気にせず視聴に集中できそうだ。

ただ、元画像より線が黒くなりコントラストが少し高い絵になっているし、いかにも計算で描かれた感じのなめらか過ぎる輪郭の線など、オリジナルの雰囲気を少し壊して鮮明に見せている感じがしないでもない。作画のJCらしさはほぼそのまま残っていてもJCらしさの弱い画質は、見る側には評判がよくても低コントラスト映像にこだわり続けているJCの中の人にとっては複雑な思いがあるのかも?




キッズの放送の同一フレームかどうかはともかく同じ絵のところ。

縦の伸びが悪いのは主にSD-ipのアプコンの副作用で、従来アプコンと比べても縦方向に少し崩れが見える。横は少しよいくらいに見えるけれどノイズの影響もある感じで線はむしろ崩れ気味。まあ放送画質なので普通のアプコンという感じで悪いわけでもないけれど、さすがにこの比較では見劣りしてしまう。

従来アプコンではアスペクトレシオが変だったけれど、放送は新アプコンと概ね一致していて上部の絵の切れもない。HV制作のアニメの映像で比較すると、486からのアプコンでは縦横比がほぼ正確に維持されているので、むしろ従来アプコンが狂っていることの方が何やってんのって感じ?AV Watchの画像自体サンプルみたいなもので鵜呑みにすることもないだろうけど。