2011年12月6日火曜日

ロボッツ


局:日本テレビ
放送日:2011/12/05
評価:HV1280+


2005年公開の3DCG作品。

このフレームは大き目の綺麗な円分布になっているけれど、輪郭線のない3DCGなので普通のアニメとは分布傾向が異なるところも多い。細かい特徴の多いCGらしい映像だけどノイズ効果も弱いすっきり画質で、動きの大きな部分はぼかしていることもあって放送画質としては十分安定しているように見える。

見た目にはジャギ感はそれほど強くないけれど、アンチエイリアスも弱めで細い線などはCGらしいジャギの特徴も良く残っている。標準的な解像度としては1440x810にかなり近いけれど、テクスチャの特徴が見えているのか、リサイズの影響で絵が僅かに歪んでいるのか1ピクセルの精度で確認できるフレームがなかなか見つけられず、時間切れで正確な数字は不明。

放送は映画でも黒帯なしの16:9の映像で、横1920のシネスコを仮定すると縦が817と近い数字になることから、元は横長の映画らしい解像度でテレビ用に切った結果にも思えるけれど、冒頭のタイトル辺りにあるクレジットの文字(英字)は何故か縦1080になっていて、絵と解像度が異なっるテレビアニメっぽいスタイルだった。国内のアニメ映画では珍しくない特徴なので、この映像だけ見ると最初から1440x810の16:9で作ったのかも?と考えたくなる。

いつも通り放送映像だけでは推測できない領域なので、実際のオリジナルの状態や放送映像までの処理過程は憶測の範囲になってしまうけれど、ここはテレビ上での映像が対象なので仮に元が4Kクラスのものすごい高解像度映像だったとしても1440x810近辺のHV1280+映像という評価は変わらない。