2013年3月29日金曜日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 番宣


局:TBS
放送日:2013/03/28
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280
 
大きい分布でも若干角ばった感じに見えるところが多く、わかりにくいけれど上下にノイズの影が見える。線も太めでしっかり暗い高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。

くっきり画質に人物などの描写に対し,背景はコントラストを抑えて明るさのバランスが異なり・・・というのはほぼすべての作品に共通する話だけど、この作品は特に差が大きいので人物が少し浮いて見えてしまうカットが気になるかも。

原作CMで使われた映像と同じ絵のカットもあるけれど効果が加わり明るさなども変化。分布も異なるけれど720→1080のリサイズ処理も変わっていた。上下に影がつく分布が最近増加傾向だけど、拡大でも線が太くならないように鮮明さを優先したようなリサイズを使っていて,3ピクセル周期の揺らぎが強く輝度ムラも出ている。離れてみると特に荒れた感じはしないけれど,大画面や鮮明化処理次第ではがさついた絵に見えてしまうこともありそう。原作CMの線が非常に滑らかに見えるのに対し今回の番宣は少しジャギ感の残る線になっている。

まったく同一の処理ではないかもしれないけれど似た720→1080の拡大処理は古くからあり、最近ではC3以降のSILVERLINK作品がこのパターン。今年になってマングローブが加わり、この作品でブレインズベースに拡大。他のHV1280作品より線が細くなっているのでHV1280+と誤認したり誤認しそうになった作品も多いらい鮮明さや精細感の向上効果があるリサイズだれど、少し強引な処理なので、鮮明さと線の滑らかさを両立しているバランス志向の映像より視聴環境に影響されやすく、個人的にはあまり評価していない。