2013年9月19日木曜日

大人女子のアニメタイム まとめ


作品ごと制作も変わっていることに気付かず、3月の放送時スルーしてしまったので再放送でまとめ。2011年の川面を滑る風はこちら。

夕餉



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:プロダクション リード
評価:HV1280


大きめの円に近い分布だけど、周囲に少し特徴的なノイズ分布が見える。あまり黒くなく色のある線も多用しているけれど、軽くシャープ系フィルタをかけたような輪郭強調気味の線になっているのでメリハリのある絵に見える。

派手な動きもないけれど比較的安定した放送画質で、グレイン風ノイズもあまり潰れず良く残っている。

背景だけでなく動画的にも実写を利用したカットも多い作品で、ほとんど実写そのままだったりするところもあれば中途半端に加工したところ、普通に作画した要素しかないカットも混ざっている。実写を使わない背景が極端に簡素な絵なので、作品全体では個性的というよりチグハグで手抜きに見えてしまう、というのは個人的感想。

線も比較的滑らかに見えジャギははっきりしないけれど、線の輪郭ノイズには縦720の特徴もきれいに残っていてこれもHV1280。


人生ベストテン



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ボンズ

評価:HV1280


ちょっと小ぢんまりした分布のソフトなHV画質。ぼかし効果の影響で線が黒浮き気味になっているところも多く分布以上に甘い感じに見えるカットも多い。

線の輪郭は非常、というより異常と表現したいくらい滑らかでジャギ感がほとんどなく、その特徴だけに注目すると 高解像度の映像っぽく見える。その特徴の割りに特に細かい描写があるわけでもなく絵としても精細な感じもしないので、 線の輪郭が変わるようなフィルタ処理を使っている可能性が高そう。

人物の線にはジャギの特徴がほとんど残っていないけれど、細部の潰れ具合や比較的細かい描写の多い背景などに 1280x720に十分近い特徴が残っているのでこれもHV1280だろう。


どこかではないここ



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ワオワールド
評価:HV1280


大きな円に近い分布になる鮮明HV。この作品もそれほど黒い線ではないけれど、シャープ系フィルタで鮮明にしたような輪郭強調画質になっていてコントラスト抑え目でも鮮明に見える。

実写加工画像やCGっぽい要素の多い背景と人物のバランスが悪く、人が浮いて見えたり前後関係が不自然に見えるカットが多い。暗部を持ち上げた淡い色彩が基本なのに、ところどころ高彩度の色が出てくるなど、統一感のない作りはちょっと雑な仕事に見えてしまいそう。

鮮明な分、上の2作品よりジャギもはっきり見え、縦横とも1280x720の特徴がしっかり残っているHV1280。



稀に横1920維持の映像も出てくるBSプレミアムだけど、どの作品も横1440経由のソースだった。