2013年10月8日火曜日

ワルキューレ ロマンツェ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:エイトビット
評価:HV1280


ノイズが少し多く周囲が明るくなるところが多いけれど、大きな円に近い分布。明るく線もしっかり暗い高コントラストのくっきり鮮明画質。上下にうっすらと×状の分布が見えるけれど、これも鮮明さ優先のリサイズで拡大していて若干線に粗さが見える。

光を表現する効果を多用しているけれど、輝度グラデーションをフレーム全体に掛けてしまう雑な使い方のアニメとは異なり、空間を意識して光が当たる場所と当たらない場所で処理を変えるなど、全体に丁寧に効果を加えている。不自然に見えることもなく絵にメリハリも出て効果がしっかりプラスになっているし、とても見やすい映像に仕上がっている。

ノイズ効果は潰れているけれど、グレイン風ノイズのちらつきも見え、細かい描写も潰れてしまったようなのっぺりした塗りになっているところが多い。他局と比較できないけれど、どちらかというと新MXとは相性の悪い映像で、軽微でも全体に圧縮劣化が多く出ているし、動きの大きなところやシーンチェンジでの破綻気味のフレーム目立つ。以前のMXであればディテールの潰れ具合は大差なくても、線の乱れもほとんどない安定した画質になっていただろう。


リサイズの影響で縦720というより3ピクセル周期の揺らぎがあるパターンのHV1280。