2013年10月9日水曜日

東京レイヴンズ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/08
制作:エイトビット
評価:HV1280


横の伸びは良いけれど、縦は切れたように潰れた極端な横長分布になる。線もしっかり暗い高コントラスト映像なので、縦ボケがあっても線の黒浮きが気になるところは稀だけど、垂直に近い線が非常に鮮明な線になっているのに水平に近い線は輪郭が甘くなっている。


僅かにチラつきはあるものの、潰れてしまったのかグレイン風っぽいノイズの粒はほとんど見えず、一見すっきりした絵になっているところが多いけれど、動きの少ないところでも圧縮劣化の影響で周期的に線に乱れが出ている。ノイズ効果の影響でシーンチェンジ近辺では酷く劣化したフレームも多く、画質を気にせず見ていても破綻フレームが気になってしまう環境も多くなりそう。特に酷いところを選んで比較するとtvkより派手な崩れ方になっているところも結構見つかる。極一部のフレームで優劣を考えるのはナンセンスだけど、劣化に気付きやすいという点で印象も悪くなるし、tvkの方が良く見えると感じる人も少なくないだろう。

元からの縦ボケに軽微でも圧縮の崩れも加わって線の輪郭が乱れて特徴がはっきりしないところがほとんど。過去のエイトビット作品と比べて妙に浮いて見えるCGの絵もジャギの特徴がはっきりしないところが多いけれど、特に細い線には断片的でも縦720のジャギが残っているところもあり、これもHV1280。



局:tvk
放送日:2013/10/08
評価:HV1280


tvkボケで少し小さくなり、角が取れて楕円っぽい分布になるtvk。ノイズも多く周囲が明るくなっている。

元が線もしっかり黒いくっきり画質なのでボケても黒浮きが気になるようなところはほとんどなく、見た目の鮮明さは大差ない。ただボケの影響でのディテールの潰れは酷く、特に背景はMXよりのっぺりした絵になってしまっている。

ただ元は僅かながら粒状感のある線になっているところが多いのでボケたことで線が滑らかに見えるようになり、好みによってはtvkの方が落ち着いた映像で見やすいと感じることもありそう。