2014年1月4日土曜日

フューチャーカード バディファイト 1話



局:テレビ東京
放送日:2014/01/04
制作:OLM, XEBEC
評価:HVFULL


上下は枠をはみ出すくらい伸びが良い巨大分布の超高精細HV。非常に細い線で描かれているところも多いけれど、しっかり黒に近い色なのでくっきり画質と言えるくらいの鮮明さもある。

番宣通り見た範囲とのカットも縦1080のジャギが綺麗に残るフルHD相当の映像。人物などの普通アニメ絵は元絵の解像度も十分で、フルHD以上の絵を少し縮小した特長が残っているカットも結構見つかる。

高精細でも地上はでは弱いノイズ効果がほとんど潰れたすっきり画質になり、激しく動くところを除くと圧縮劣化も少なく安定した放送画質になっている。

少し気になったのが一部3DCGの解像度がフルHDで使うにはまったく足りず、酷くジャギ感の強い線になっているところで、量は多くないもののフルHDに相応しい映像になっていないところも残っている。場所によって違うので正確な数字は確認していないけれど、確認した数カットでは横1100~1400くらいから1920に拡大したくらいの状態。大半が文句なしのフルHD映像なのでその辺りは粗い絵に見えてしまうけれど、長く続くだろうし今後改善されるかな?

OP, EDも縦1080のジャギがはっきり残っていて本編同様フルHDで統一されていた。

制作とは無関係かもしれないけれど、比較的ジャギ感の強い線になっているところと、比較的線が滑らかに見えるカットがあった。仮に制作の影響と考えてみると、ジャギ感の強い方が過去のXEBECフルHD映像に近い特徴なので、どちらの制作寄りの映像であってもフルHDで統一して作るつもりのようだ。憶測の域を出ないのでしばらく追跡調査する予定。



局:BSJAPAN
放送日:2014/01/04
評価:HVFULL


同時放送ではないけれど、同日放送のBSJAPAN。

元がフルHDで放送がフルHDでも、いつも通り横がばっさり切れた分布になるBSJAPAN。横方向のリサイズ跡もしっかり残っていて今回も横1440経由の映像。

とはいっても上のテレ東より横の伸びが良く、絵で見ても線が細く引き締まってさらに鮮明な映像になっている。元がフルHDの高精細映像なのでリサイズで劣化しやすく、最低でも1往復1920-1440間のリサイズが少ない分、BSの方が鮮明さを維持できているようだ。

地上波ではほとんど消えてしまっていたノイズ効果も比較的残りテレ東より少しちらつきが見える。その影響で細かい描写が少し荒れた感じがするけれど、背景の微妙な描写も潰れが少なくBSらしい緻密な映像になっているところが多い。テレ東の方が上に見えるところも探せば簡単に見つかるし圧倒的というほどの差はないものの、BSJAPANの方が良く見える環境の方が多いだろう。