2014年1月5日日曜日
蟲師 特別篇 「日蝕む翳」
局:TOKYO MX
放送日:2014/01/04
制作:アートランド
評価:HV1280
小ぢんまりした感じでも円に近い分布。低コントラストというほどではないけれど、線があまり黒くなく、明るさ彩度とも抑えめなので、分布以上にソフトに見えるカットが多い。
暗いシーンは環境によっては何が映っているのわかりにくくなりそうなくらい暗い絵になっていたけれど、その暗さの継続が光が戻るシーンで活きてくるので、こういうギリギリの表現も面白いかも。
シーンチェンジで少し劣化が目立つフレームもあるけれど、ちらつきもほとんどなく、派手な動きもないので劣化も目立たず安定した放送画質になっている。
ジャギ感の弱い線でもリサイズでの乱れも少なく縦720の特徴も綺麗に残っていて、これもHV1280。
個人的な感想だけど、2期3期でまったく印象が変わってしまう作品が多い中、HD化されても1期最終回から8年近い時間が流れたことが信じられないくらい雰囲気そのままでアニメ蟲師が戻ってきたと感じられる映像が印象的だった。
動画なしの番宣はフルHDで作る場合も多いけれど、続章告知の映像も本編同様HV1280。
評価:HV1280-i(GONZO)
暗いシーンではあまり気にならないけれど、残念なことにフィールド毎の拡大で縞HVになっているカットがかなりの量混ざっていた。
GONZO縞で補正も容易だけれど、ぱらぱらと断続的に存在するので、きっちり補正した映像を作ろるのは大変だろう。
局:BS11
放送日:2014/01/04
評価:HV1280
似たような分布でもこのフレームではBSの方がノイズが少なくMXの方が周囲が少し明るくなっている。全体では大差ない分布になるところがほとんど。
判別できないくらい似た絵に見えるところが多いけれど、コントラストが低い絵だと潰れやすいMXの欠点が目立ち、特に暗めのシーンではBS11の方が線の崩れが少なく少し鮮明で緻密さを維持した絵になっているところが多い。圧勝というほどの差ではないものの、BS11の方がよく見える環境がほとんどだろう。
BS11でもGONZO縞カットが混ざっているけれど、比較するまでもないので分布は省略。