2014年7月3日木曜日

アニメミライ 黒の栖 -クロノス-


局:BSアニマックス
放送日:2014/06/29
制作:STUDIO 4℃
評価:HV1280+/810


大きくても四角感のある分布になるところが多く、若干鮮明さを欲張った感じにも見える。絵で見ると特に粗い感じもなく、簡素な作画でもメリハリのあるくっきり画質になっている。

情報量の多い背景のカットもあるけれど、全体にすっきり画質の簡素な絵ということもあり、圧縮劣化も目立たず安定感も高い。

線が細いことも影響してジャギがはっきり残る線で、縦810の特徴もわかりやすい1440x810のHV1280+。



アニメミライ アルモニ


局:BSアニマックス
放送日:2014/06/29
制作:ウルトラスーパーピクチャーズ
評価:HV1280


若干横長感はあるものの大きめの円に近い分布になる鮮明HV。BSアニマックスらしい分布とも言えるけれど、この作品もモスキートノイズが多めで周囲が明るい分布になるところが多い。

似たような特徴のアニメも時々出てくるけれど、
高コントラスト映像でも全体に明るさを抑えた中、顔など明るい部分だけ極端に明るくしているので独特な質感に見える。


映像では粗さを感じることはないと思うけれど比較的ジャギ感の強い線で、細かい描写では階段状のガタガタな線が見えてしまう環境もありそう。映像しか見ていないので演出的な意味があるのかもしれないけれど、一部CGが極端に浮いて見えるカットが気になった。

全体にジャギの特徴がわかりやすく縦720の特徴もつまらないくらいはっきり残っていて、これもHV1280。

アニメミライ パロルのみらい島


局:BSアニマックス
放送日:2014/06/29
制作:シンエイ動画
評価:HV1280/675?


絵で見ると手描きの特徴が強く残った太めの線でくっきり画質に見えるけれど、縦がばっさり切れた感じの横長分布で、縦方向に少し崩れた絵になっている。明るく癖のない高コントラストの鮮明HVでアニマックスでも圧縮劣化が気になるところはほとんどない。

線の輪郭がソフトで分布通り崩れもあり、他のシンエイ動画作品同様解像度の特徴がはっきりしない難解な映像。断片的なジャギには縦675のように見えるところが多いけれど、これは8ピクセル周期のブロックノイズに成りかけた線の崩れの影響の可能性も高く実際は1280x720かもしれないし、さらに上の1440x810にも見えてしまうようなところもあり、今回もお手上げ。


珍しくないけれど動画なしのEDはフルHDで作られていて、線の輪郭にも縦1080の特徴もはっきり残っていた。

アニメミライ 大きい1年生と小さな2年生


局:BSアニマックス
放送日:2014/06/29
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280



特に荒れて見えるわけではないけれど、軽微でもモスキートノイズが多めでもやっとした分布になるところがほとんど。

どちらかというとソフトなHV画質だけど、黒というほど暗い線ではなくても適度に暗いので彩度抑え目でもしっかり鮮明に見える落ち着いた絵になっている。

アップのカットは全体に線が太めなのに対し、小さく描かれる人物の線が細いので、カットによって印象が異なる画質に見えてしまいやすいけれど、細い線でも黒浮きが目立たず全体にバランスのとれた映像になっている印象。

ソフトな輪郭でジャギ感もほとんどないけれど、リサイズでの乱れもほとんどないので少しシャープフィルタで補正すれば縦720のジャギも綺麗に見え、これもHV1280。

Free!-Eternal Summer- 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/02
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5

1期とそれほど変わらない分布だけど線が黒に近くなったことでコントラストが上がり、見た目のくっきり感が大幅に増して1期より高精細な映像になったと思ってしまいそうなくらい変わっている。中二病も1期と2期で差が大きかったけれど、京アニはこの作品ならこの画質で、という明確な意図を持って決めているわけではないようだ。2期3期で画質ほとんど変わらない作品の方が少ないけれど、ここまで差がある作品は珍しいかも?


MXでは潰れているだけかもしれないけれど、このアニメもちらつきがほとんど見えないすっきり画質で、動きの少ないカットでは安定感も高い。


トップクラスの高精細アニメなので普通に見ていて気になることはほとんどないけれど、CGを使った背景はかなりジャギ感が強 く、線がガタガタになっているところが多いのは1期と共通する特徴。初期のPVからそんな特徴だったのでわざとやっているのかもしれないけれど、人物など の線が非常に滑らかに見えるのに対し、CG背景の作りがちょっと雑に見える。


鮮明に見える絵になっても解像度は変化なく、いつも通り縦955.5辺りの中途半端な京アニ標準HV1280+。例によってOP, EDは縦1080のジャギが綺麗に残っているフルHD映像で、2012春以降のフォーマットを今回もきっちり守っている。

幕末Rock 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/02
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873

カットによって差が大きいけれど、横が切れた感じの縦長巨大分布になる鮮明HV。細い線で描いているところが多いけれど、しっかり暗い線なので、精細感の非常に高い映像になっている。

少し線が輪郭強調気味になっているけれど、鮮明さを欲張り過ぎたような粗さはほとんどなく、滑らかに見える線に仕上げている。

いうまでもなく、動きのあるところやシーンチェンジではボロボロのフレームも多発しているMXだけど、放送ではほとんどちらつきの見えないすっきりした絵なので、動きの少ないところは十分安定していて、線の崩れも目立たない。

リサイズでの乱れもほとんどなく縦873のジャギも綺麗に残っていて、元は1552x873のディーン標準サイズ。