2008年1月16日水曜日

solaは本当にHVだったのか

上はsola@tvkの分布
下はロザリオとバンパイア@MXの分布

何の迷いもなく、上はHV下はアプコンと書きましたが、一見するとほぼ似たような感じでsolaの方が解像度低いように見えなくもありません。それでもsolaはHVでロザリオはアプコンでしょう。

solaは放送当時から線の太さやボケ方、さらにジャギが出ている箇所もありアプコンではないかと疑って細かく調べたのですが、ジャギのピッチからほぼ間違いなく横960ドットの絵を拡大したものだと判断していたのでどういう分布であれHVです。ここでHV960という数字を持ち出したのはこれが理由。
OPの7人集合のところでわかりやすくジャギが見えますので、確認したい人はその辺をみるといいかも。もちろんこの場所だけでなく、本編にもわかりやすいジャギがたまにあります。そのどのジャギも横1440の映像で見た場合1440/960で1.5ドット単位のギザギザになります。1920に拡大すろとちょうど2ドット単位になるのでわかりやすいでしょう。

ところで、solaはかなり画質のいいHVアニメだったかのような感想をあちこちで見かけるのに、実際はFFTで見てもこの分布であり、横解像度も960。
solaの高評価はどういう理由で発生したのかを考えてみよう。

その1
1920x1080の解像度を持つテレビの普及率は高くなく、平均的なテレビで見ると、上で述べたジャギ部分も線として見えてしまうためこの解像度でも高い評価を得るのに十分だった。
その2
初のHV制作U局アニメ(だったと思うけど違ってたらもうしわけない)だったことで、いままでアプコンや特にtvk等超低画質アニメを見ていた人にとっては比較にならないほど高画質だったために、この解像度でも高精細なアニメだと思い込んでしまった。
その3
OPのテロップがよく見かける明朝体白文字でいかにも後からつけましたという感じではなく、ゴシック体で、影まで丁寧につけているため、OP全体が精細に感じられ印象がよく、その流れで全体の評価も高くなっていった。もちろんsolaのOPもアニメ部分は960制作です。
その4
960からの拡大の場合、細い線ではジャギが発生してしまい、実際solaでもある幅以下の細い線ではジャギが散見される状態です。これを軽減させるためなのかはわかりませんが、拡大後にぼかし処理を施していて(あるいは比較的強いボケ効果がある拡大アルゴリズムを使った可能性もありますが)画面全体の高周波成分が減りノイズが少ない絵になっています。さらに、高周波成分が少ないと地デジのビットレート程度でも極端に動きが激しいところを除くとMPEG2ノイズがあまり発生せず、最終的にテレビに映し出された映像も低ノイズであったことがきれいという感想につながった。

あたりかな?と適当に推測。

シゴフミ 2話


局:TOKYO MX
放送日:2008/01/15

1話はこちら

ここで画質が変わる可能性を書いたが、予想した方向ではなく悪い方向に変わってしまった
上下の影はノイズ成分でジャギ感が強調されただけで逆効果
1話は縮小することで縦解像度不足でもある程度きれいな絵にすることができたが、2話はtvkより印象が悪いかも
来週また画質が変わる可能性もあるかな