2014年10月10日金曜日

甘城ブリリアントパーク 2話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5, HVFULL(op, ed)

かなり大きな分布になるけれど、四角っぽい形に見えるところが多い。このところ、コントラスト抑えめのくっきり画質を避けたような映像が多かった京アニだけど、今回は線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で、鮮明で精細感も非常に高い緻密な絵になった。

現在の京アニフォーマットになった2012春以降で比較すると、くっきり感ではたまこまーけっとの方が上だったけれど、精細さはこちらの方が上に見えそう。

くっきり感が増して他作品より高解像度な映像に見える環境も少なくないだろうけど、線の輪郭も鋭利で縦955.5辺りのジャギも他作品よりわかりやすく残っている、元は1699x955.5辺りの中途半端ないつも通りの京アニ標準。

EDは動画らしい動画のないアニメーションとしては単調な映像だけど、OP, EDともフルHDで縦1080の特徴もはっきり残っている。特にOPは非常に情報量の多いカットがあり、フルHDを活かした映像に仕上げている印象。

俺、ツインテールになります。 1話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280


大きめのきれいな円分布になるところが多いバランス志向HV画質。線も適度に暗いコントラストも高めの映像でも、細い線の描写が多い影響で弱いぼかし効果でも黒浮きが目立ち、くっきり画質というほどのメリハリはない。カットによってはどこかはっきりしない絵に見えてしまうところもちらほら。

元AICのアイムズも、AICらしさが消えた作品がいくつか続いたけれど、今回は細すぎると思ってしまうくらい細い線での描写の多い昔のAICに多かった特徴に戻ったように見える。

線の乱れもほとんどなく、特に縦方向は綺麗に縦720のジャギが残っていて、これもHV1280。

ナノ・インベーダーズ 1話


局:BSJAPAN
放送日:2014/10/10
評価:HVFULL

あまり情報がないテレ東絡みで中国で作られたらしい普通のアニメ作画の作品。2012年末から1年近く放送されていたようだ。

縦は枠を超えるくらい伸びの良い巨大分布になる精細鮮明HV。

一部カットは補間のないリサイズを使っていて線がガタガタになっていたりするけれど、そんな粗さもなく滑らかな線に見えるカットの方が多い。簡素な作画でで動画も微妙な出来に見えてしまうところが多いけれど、縦1080の特徴もはっきり残っているフルHD制作の映像。例によってBSでも横1440経由の映像なので、横がばっさり切れた分布になっている。


フレームレート変換に伴う残像や劣化は見えないけれど、不自然にカクつくところがあるので元は25fpsの映像を間引いて24fps化しているかもしれない。

四月は君の嘘 1話


局:フジテレビ
放送日:2014/10/09
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

特に横方向は窮屈そうに伸びが悪くなる小さめの円に近い分布で、ノイズが多めで周囲が少し明るくなっているところも含めフジテレビらしい特徴。フジテレビボケの影響が強く出ているので、元映像はもう少し大きな分布になるすっきり映像だろう。調べられないので各局の状況次第だけど、フジテレビ以外の方が良い画質で見れそうだ。

比較的細い線での描写も多く、カットによっては演出的な意図がないところでも線の黒浮きが目立つところがあるけれど、大半は線もしっかり暗いメリハリのある高コントラスト映像で、くっきり画質に見えるシーンも多い。

フジテレビの悪さを除けば、バランス志向の映像としては全体に作りも丁寧で線も十分滑らかに見え、リサイズでの乱れもほとんどない。線の輪郭もソフトでわかりやすいというほどではないけれど、縦720の特徴も乱れず良く残っていて、これもHV1280。

サイコパス 2 1話


局:フジテレビ
放送日:2014/10/09
制作:タツノコプロ
評価:HV1280

劇場版の影響か制作がタツノコプロに変わる。

アプコン並に小さい分布になるソフトHV。暗いシーンが多く、映像で見てアプコンを疑いたくなるほどではないものの、線も黒というほど暗くないので、ソフトというよりボケて見えてしまう環境も出てきそう。1期も似たような分布だったので、そのまま特徴を維持したということだろう。

ソフトな絵の方が圧縮に有利に働きそうだけど、ソフトでもコントラストが低い映像は線が崩れやすく、軽微でも線が荒れてみえるところが多い。ブロックノイズだらけになるような酷いフレームはほとんどないけれど、安定しているというほど良い状態でもない。

元の映像はぼかしは強くても乱れのない比較的丁寧な作りで、特に線が細いところは縦720のジャギが綺麗に残っていて、これもHV1280。1期はI.Gでも1280x720だった。

劇場版のCMも流れているけれど、僅かなアニメ映像のカットを見るとIGのHV1280+標準の縦864の特徴がはっきり残っているので今回も1536x864で作っているようだ。特にテレビ放送はかなり前になるけれど、図書館戦争もテレビシリーズ1280x720、劇場版1536x864のパターンだった。

SHIROBAKO 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/09
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

CGで作られた背景が鮮明になっているので、情報量の多い背景のカットではもっと大きな分布になるけれど、人物の線も十分鮮明で大きな円に近い分布になる。

線の太さのバラつきは大きいけれど、細い線でも黒動きが目立つこともなくしっかり暗いので、安定してくっきり画質に見える。とても滑らかに見える線で無理な輪郭強調もなくノイズの少なくテレビの鮮明化処理とも相性が良さそうな絵に仕上げている印象。CGっぽい感じは消えていないけれど、室内が多いからかPAにしては比較的落ち着いた質感の背景が多い。ただ、CGで作られたところは相変わらずジャギ感の強い線になっているので、大画面でみるとガタガタな背景の線が見えてしまうことはありそう。

リサイズでの乱れもなく縦720のジャギも綺麗に残っていて、今回もHV1280のP.A.WORKS。

寄生獣 セイの格率 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/10/08
制作:マッドハウス
評価:HV1280

円に近い分布で、横の伸びが微妙に悪く少し縦長の楕円分布になる。線も適度に暗い高コントラストのすっきりくっきり画質で、癖のない映像になっている。

横方向の悪さは少し気になるけれど、以前は縦の伸びが悪い=縦にボケた映像が多かったマッドハウスも、ほとんど乱れのない処理に変わってきた。

すっきり絵といってもちらつきがわかる程度のノイズ効果があり、ノイズの粒がほとんど潰れている状態。BSではノイズの粒もあまり潰れず、情報量の多い少し緻密な絵になりそうだ。

強いノイズ効果やぼかし効果を多用していたマッドハウスも最近はすっきり画質のアニメが増え、今回もほとんど乱れのない縦720のジャギが綺麗の残っているわかりやすいHV1280だった。

棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/08
制作:ボンズ
評価:HV1280

1期と大差ない大きな分布の、ボンズらしいくっきり画質。MXは特に4月中の画質が悪かったことも影響しているのか、1期1話と比べると圧縮劣化が少し減っているように見え、すっきりした絵に見えるところが多かった。

作りとしては特に変わった特徴は見当たらず、サイズも変わらずHV1280で再開。