2014年10月19日日曜日

結城友奈は勇者である 1,2話



局:TBS
放送日:2014/10/17
制作:Studio五組
評価:HV1280

きれいな円という感じではないけれど、大きめの円に近い分布になる。黒というほど暗くはないけれど、適度に暗い線のコントラスト高めの鮮明HV。

リサイズでも乱れはほとんどなく、縦720の特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。細めの線でもジャギ感のほとんどない滑らかな線に見え、1280x720の映像としては高いレベルでバランスのとれた作りになっている印象。



局:BS-TBS
放送日:2014/10/18
評価:HV1280

TBSより少しノイズが多く周囲が明るくなっているけれど、横の伸びが少し良い。ノイズと言っても圧縮劣化よりグレイン風ノイズの粒が地上波より良く残っている影響が強い。いつも通り横1440経由の映像でリサイズ跡もしっかり残っている。

BSの方が緻密な絵になっているというほどの差はなく、比較する場所次第で優劣も変わるけれど、全体では若干BSの方が情報量の多い映像に見える。逆に、フレーム毎比較するとBSの方が荒れてみえるところも多く、安定感ではTBSの方が上かも。

2014年10月14日火曜日

ガールフレンド(仮) 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/12
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

ここはもやっとした分布でも大きな円に近い分布になるけれど、演出的な理由がないところでもカットによって特徴が異なるところがあり、全体で見るとちょっとチグハグな作りに見える。

作画では気になるところはあるけれど、適度に暗い線の鮮明画質で、大半のカットは線も滑らかでリサイズでの乱れもなく癖のない画質になっている。

一部カットでは線に少しジャギ感が残るところもあるけれど、場所に関係なく縦720の特徴がはっきり残っていて、これもHV1280。2013冬はのんのんびよりで久しぶりにHV1280+作品を作ったSILVER LINK.もあっさり1280x720に戻って今年のテレビアニメはすべてHV1280で終了。

2014年10月12日日曜日

山賊の娘ローニャ 1話


局:BSプレミアム
放送日:2014/10/11
制作:ポリゴン・ピクチュアズ
評価:HV1280


高解像度映像らしくない折り返したような特徴あも出ているけれど、巨大と言ってもいいくらい大きな分布になる。

映像も非常に鮮明で精細感も高いけれど、普通に見ていても気になるくらい階段状のガタガタの線が見えてしまうところもあるCGらしいジャギ感の強い絵になっている。

輪郭線のある3DCGで作っていても、その輪郭線が非常に細く、ほとんど見えないくらい黒浮きした線になってしまっているところも多い。意図してやっているのだろうけど、CGの割に動きがカクカクしている上、まったく動かないモブ的キャラも多いのでぎこちない動きに見えてしまうなど、全体にチグハグな作りになっている印象。

かなり鮮明な映像で作った上、拡大時も線が太くなりにくいリサイズを使っていてフルHDで見て1ピクセル幅しかないような線も多く残っているけれど、縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っていて この分布でもHV1280。


特番等チェックしていないけれど、2話放送後に流れた番宣映像は何故かフィールド毎に拡大されたHV1280-i(SPICE)の縞縞状態だった。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 1話

局:TOKYO MX
放送日:2014/10/11
制作:ufotable
評価:HV1280+/853.5

0話から変化したという話ではないので分布省略。

先週の放送で縦855から少しずれて見えるところが多かったので、比較的明るいカットが多かった今回の映像で再確認したところ、やはり1.5程度小さく、835.5辺りの中途半端な数字になっているようだ。

2013年公開のufotable作品、空の境界 未来福音を確認してみたところ、縦方向に少しボケた絵で縦の正確な数字は確認できなかったけれど、横方向は鮮明なジャギが残っていて1517とやはり1520より僅かに小さかった。計算すると縦も853.5に近い数字になるので、今回のFateと未来福音は同じ特徴と考えてよさそう。現在のufotable標準は少し絵が欠けた1517x953.5辺りになっているようだ。さらに前のZero後半でチェックしたデータは、再確認しても正確に縦855に見えるフレームがあるので、ここ数年の間に処理が変わって少し欠けるようになった可能性が高そう。

繰り返すまでもなく似たような中途半端な特徴の映像は珍しくないけれど、テレビでは周囲が切れて表示されるのが当たり前だったこともあり、この業界では周囲が欠けることには特に抵抗もなく、気にしない人が多いのかもしれない。

2014年10月10日金曜日

甘城ブリリアントパーク 2話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5, HVFULL(op, ed)

かなり大きな分布になるけれど、四角っぽい形に見えるところが多い。このところ、コントラスト抑えめのくっきり画質を避けたような映像が多かった京アニだけど、今回は線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で、鮮明で精細感も非常に高い緻密な絵になった。

現在の京アニフォーマットになった2012春以降で比較すると、くっきり感ではたまこまーけっとの方が上だったけれど、精細さはこちらの方が上に見えそう。

くっきり感が増して他作品より高解像度な映像に見える環境も少なくないだろうけど、線の輪郭も鋭利で縦955.5辺りのジャギも他作品よりわかりやすく残っている、元は1699x955.5辺りの中途半端ないつも通りの京アニ標準。

EDは動画らしい動画のないアニメーションとしては単調な映像だけど、OP, EDともフルHDで縦1080の特徴もはっきり残っている。特にOPは非常に情報量の多いカットがあり、フルHDを活かした映像に仕上げている印象。

俺、ツインテールになります。 1話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280


大きめのきれいな円分布になるところが多いバランス志向HV画質。線も適度に暗いコントラストも高めの映像でも、細い線の描写が多い影響で弱いぼかし効果でも黒浮きが目立ち、くっきり画質というほどのメリハリはない。カットによってはどこかはっきりしない絵に見えてしまうところもちらほら。

元AICのアイムズも、AICらしさが消えた作品がいくつか続いたけれど、今回は細すぎると思ってしまうくらい細い線での描写の多い昔のAICに多かった特徴に戻ったように見える。

線の乱れもほとんどなく、特に縦方向は綺麗に縦720のジャギが残っていて、これもHV1280。

ナノ・インベーダーズ 1話


局:BSJAPAN
放送日:2014/10/10
評価:HVFULL

あまり情報がないテレ東絡みで中国で作られたらしい普通のアニメ作画の作品。2012年末から1年近く放送されていたようだ。

縦は枠を超えるくらい伸びの良い巨大分布になる精細鮮明HV。

一部カットは補間のないリサイズを使っていて線がガタガタになっていたりするけれど、そんな粗さもなく滑らかな線に見えるカットの方が多い。簡素な作画でで動画も微妙な出来に見えてしまうところが多いけれど、縦1080の特徴もはっきり残っているフルHD制作の映像。例によってBSでも横1440経由の映像なので、横がばっさり切れた分布になっている。


フレームレート変換に伴う残像や劣化は見えないけれど、不自然にカクつくところがあるので元は25fpsの映像を間引いて24fps化しているかもしれない。

四月は君の嘘 1話


局:フジテレビ
放送日:2014/10/09
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

特に横方向は窮屈そうに伸びが悪くなる小さめの円に近い分布で、ノイズが多めで周囲が少し明るくなっているところも含めフジテレビらしい特徴。フジテレビボケの影響が強く出ているので、元映像はもう少し大きな分布になるすっきり映像だろう。調べられないので各局の状況次第だけど、フジテレビ以外の方が良い画質で見れそうだ。

比較的細い線での描写も多く、カットによっては演出的な意図がないところでも線の黒浮きが目立つところがあるけれど、大半は線もしっかり暗いメリハリのある高コントラスト映像で、くっきり画質に見えるシーンも多い。

フジテレビの悪さを除けば、バランス志向の映像としては全体に作りも丁寧で線も十分滑らかに見え、リサイズでの乱れもほとんどない。線の輪郭もソフトでわかりやすいというほどではないけれど、縦720の特徴も乱れず良く残っていて、これもHV1280。

サイコパス 2 1話


局:フジテレビ
放送日:2014/10/09
制作:タツノコプロ
評価:HV1280

劇場版の影響か制作がタツノコプロに変わる。

アプコン並に小さい分布になるソフトHV。暗いシーンが多く、映像で見てアプコンを疑いたくなるほどではないものの、線も黒というほど暗くないので、ソフトというよりボケて見えてしまう環境も出てきそう。1期も似たような分布だったので、そのまま特徴を維持したということだろう。

ソフトな絵の方が圧縮に有利に働きそうだけど、ソフトでもコントラストが低い映像は線が崩れやすく、軽微でも線が荒れてみえるところが多い。ブロックノイズだらけになるような酷いフレームはほとんどないけれど、安定しているというほど良い状態でもない。

元の映像はぼかしは強くても乱れのない比較的丁寧な作りで、特に線が細いところは縦720のジャギが綺麗に残っていて、これもHV1280。1期はI.Gでも1280x720だった。

劇場版のCMも流れているけれど、僅かなアニメ映像のカットを見るとIGのHV1280+標準の縦864の特徴がはっきり残っているので今回も1536x864で作っているようだ。特にテレビ放送はかなり前になるけれど、図書館戦争もテレビシリーズ1280x720、劇場版1536x864のパターンだった。

SHIROBAKO 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/09
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

CGで作られた背景が鮮明になっているので、情報量の多い背景のカットではもっと大きな分布になるけれど、人物の線も十分鮮明で大きな円に近い分布になる。

線の太さのバラつきは大きいけれど、細い線でも黒動きが目立つこともなくしっかり暗いので、安定してくっきり画質に見える。とても滑らかに見える線で無理な輪郭強調もなくノイズの少なくテレビの鮮明化処理とも相性が良さそうな絵に仕上げている印象。CGっぽい感じは消えていないけれど、室内が多いからかPAにしては比較的落ち着いた質感の背景が多い。ただ、CGで作られたところは相変わらずジャギ感の強い線になっているので、大画面でみるとガタガタな背景の線が見えてしまうことはありそう。

リサイズでの乱れもなく縦720のジャギも綺麗に残っていて、今回もHV1280のP.A.WORKS。

寄生獣 セイの格率 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/10/08
制作:マッドハウス
評価:HV1280

円に近い分布で、横の伸びが微妙に悪く少し縦長の楕円分布になる。線も適度に暗い高コントラストのすっきりくっきり画質で、癖のない映像になっている。

横方向の悪さは少し気になるけれど、以前は縦の伸びが悪い=縦にボケた映像が多かったマッドハウスも、ほとんど乱れのない処理に変わってきた。

すっきり絵といってもちらつきがわかる程度のノイズ効果があり、ノイズの粒がほとんど潰れている状態。BSではノイズの粒もあまり潰れず、情報量の多い少し緻密な絵になりそうだ。

強いノイズ効果やぼかし効果を多用していたマッドハウスも最近はすっきり画質のアニメが増え、今回もほとんど乱れのない縦720のジャギが綺麗の残っているわかりやすいHV1280だった。

棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/08
制作:ボンズ
評価:HV1280

1期と大差ない大きな分布の、ボンズらしいくっきり画質。MXは特に4月中の画質が悪かったことも影響しているのか、1期1話と比べると圧縮劣化が少し減っているように見え、すっきりした絵に見えるところが多かった。

作りとしては特に変わった特徴は見当たらず、サイズも変わらずHV1280で再開。

2014年10月9日木曜日

大図書館の羊飼い 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/08
制作:フッズエンタテインメント, Felix Film
評価:HV1280+/806


カットによってぼかし効果の強さが大きく異なり、ここより二回りくらい小さい分布になるソフトなシーンの方が多いけれど、鮮明なところはかなり大きな分布になる精細HV。

全体にコントラスト抑えめの淡い絵で線もあまり暗くなく、鮮明というほどはっきりした絵に見えないけれど、細い線での細かい描写も多く精細感はまずまず。

ただ、強いぼかし効果の影響で黒浮きした線の暗さにバラつきが大きく、カット間で少し印象が異なる絵に見えてしまうシーンも多かった。

リサイズでの乱れも少なく縦810に近い特徴がわかりやすく残っているけれど、正確には806で少し足りない。これも1440x810で作った映像が拡大処理などの過程で少し欠けてしまったパターンだろう。OPや予告も本編と同じ。検索してみるとFelix Filmが中心となって作っているような感じにも見えるけれど、テレビアニメではフッズ初のHV1280+。

Hi☆sCoool! セハガール 1話


局:BSアニマックス
放送日:2014/10/08
制作:トムス・エンタテインメント、ジーニーズ
評価:HVFULL


なりヒロに続き、監督菅原そうたの3DCG短編。

今回も比較的簡素なCG映像だけど、分布通りこの作品もフルHD。なりヒロと異なり輪郭線のある絵なので、さらにメリハリのある絵に見える。

アンチエイリアスも効いていない極端なジャギ絵で、線がガタガタに見えたり破線になったりと上質なCG映像という感じではないものの、抜群の鮮明精細映像になっている。

監督以外にも制作協力で同じところがクレジットされているなど共通点のある2作品だけど、なりヒロの微妙映像を見た後では、すべてのやる気をこちらに回したと思いたくなるくらい動きや表情も豊かな映像に仕上げている。

2014年10月8日水曜日

ガンダムビルドファイターズトライ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/08
制作:サンライズ
評価:HV1280

1期より一回り小さく、特に横方向の伸びが悪い縦長楕円分布になるかなりソフトな画質に変わった。

ぼかしの強さに加え、黒に近い線だった1期から明るく黒浮きした線になり分布以上に甘く見えてしまう。彩度も少し低くなり、地味な絵になった。それでも1期より効果の多い作り込んだ映像になっているし、今期の他のサンライズ作品のような粗さもなく、比較的丁寧な作りと言えるかも。

線の輪郭は滑らかな線に見えるところがほとんどだけど、リサイズでの乱れもほとんどなく、縦720のジャギも綺麗に残っていて、これも引き続きHV1280。

トリニティセブン 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/07
制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
評価:HV1280


少し四角感があるけれど、巨大と言ってもいいくらい伸びがよい。これも×状の分布が出ていて、どちらかというと鮮明さ優先のりサイズを使っているけれど、拡大しても線が荒れた感じなっていないので、粗い絵に見える環境は少ない方だろう。

彩度低めでも線もしっかり暗い明るい絵のくっきり画質になっているけれど、アップの絵と引いた絵で線の黒さの差が大きく、少しちぐはぐな感じがするシーンもあった。

分布通り鮮明で精細な絵に見え、線に注目すると1280x720より上と思ってしまいそうな特徴も多いけれど、1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎがはっきり見え、この分布でもHV1280。

1280x720でもこの質感に仕上げるという点で工夫された映像という言い方も出来るけれど、当たり前になりつつあるちゃんと高解像度で作った映像と比べると、強引に鮮明さを引き出した上げ底画質に見えてしまう。今期は特にリサイズなどの後処理で鮮明さ稼いだように見えるアニメが多いけれど、作る側も高解像度に移行した制作の作品と比べて1280x720映像が見劣りすると感じているのかもしれない。

暁のヨナ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/07
制作:studioぴえろ
評価:HV1280

こぢんまりした分布なのに角ばったような特徴の微妙画質。上下に×上の分布が見えるけれど横方向にもノイズ分布が見える。拡大してみると線も崩れ気味で輝度ムラもありちょっと雑な作りに見えるけれど、ソフトな映像なので普通に見ていて気になるほど悪い絵になる環境は少ないだろう。

ただ荒れた絵の影響もあって圧縮劣化が多く、簡素なすっきり画質の絵の割りには地味な動きでも崩れたフレームが目立つ不安定画質になってしまっている。

×状のノイズ分布の特徴そのままで、縦720の特徴ははっきり見えないけれど、1.5倍に拡大した3ピクセル周期の乱れが残るHV1280。

カリメロ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/07
制作:Gaumont Animation
評価:HVFULL


フランスのGaumont Animation制作の3DC。雑な検証しかできていないけれど、フィールドで見ても2フレームが合成されたような絵になっていたりするので、元は25fpsで作られた映像を変換した状態のようだ。

動きのないところではフレームレート変換での劣化も少ないようで、縦1080の特徴がしっかり残っているところも多く、普通にフルHD制作だろう。

縦の伸びがあまりよくないけれど、このフレームより縦の伸びが悪くなっているところが多いので、フレームレート変換で少し劣化しているのかもしれない。ただ、全体にCGっぽいジャギがほとんど見えないアンチエイリアスが効いた滑らかな線なので、フルHDでも元からソフトな映像で作られていた可能性もありそう。

2014年10月7日火曜日

甘城ブリリアントパーク 1話は・・・

早朝起きて見ていたのに寝ぼけていたのか録画を止めてしまったいたので、木曜の2話かBS-TBSでチェックする予定。

時間がなく番宣のチェックはサボりまくりだけど、先月の番宣はいつもの京アニ標準だったので、久しぶりのTBSでも本編1699x955.5辺り、OP, EDだけフルHDのおなじみのパターンの可能性が高そう。

異能バトルは日常系のなかで 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/06
制作:TRIGGER
評価:HV1280

アプコンと大差ないくらい小さい分布になるぼかしの強いHV。キルラキルも大半は非常に小さい分布になるぼけ映像だったので、TRIGGERらしい分布と言ってもいいのかもしれない。

極端に細い線は少ないので、カット毎見るとバランスの悪い感じはしないけれど、強いぼかし効果の副作用で細い線ほど黒浮きが目立ち、演出的な理由なくカット間で印象が異なる絵になっているように見えるところもちらほらあった。それでも極端に低コントラストというわけでもなく、この分布でもテレビの鮮明化処理次第でそれなりに鮮明なHDらしい絵に見える環境は多くなりそう。

大半のカットでは線の輪郭がはっきりせずはっきりした特徴も残っていないけれど、人物が小さく描かれるカットでは、通常より絵を小さく縮小して使っている影響で解像度限界で縦720のジャギがはっきり見えているところもあり、これも普通のHV1280。

魔弾の王と戦姫 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:サテライト
評価:HV1280+/882

鮮明なカットでは大きな分布でも若干角ばって6角形っぽく見えるところが多い。極端に細い線は少ないけれど、細めの線でもしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で一見して1280x720クラスではないとわかる精細感がある。線の輪郭も非常に滑らかで、高精細映像らしい落ち着きがある。

グライン風ノイズ含め効果控えめのすっきり映像で、映像としても元からノイズが少なく、派手に動くところ以外は圧縮劣化もあまり目立たず、MXの中では落ち着いた映像に見えそう。


リサイズに起因する軽微な乱れはあるけれど、はっきりした輪郭の線なのでジャギの特徴もわかりやすく、縦は882と前例のない数字の高精細HV1280+だった。1568x882でちゃんと整数で16:9になる組み合わせの一つ。OP, EDは安定したフレームが少なく十分な精度で確認できていないけれど、本編と同じサイズで間違いなさそうだ。

1440x810を超えるサイズでは申し合わせているとしか思えないくらい制作毎に固有のサイズで作られているパターンが今までも多かったけれど、その穴を埋めるようにサテライトは1568x882を選択したように思えてしまう。ログ・ホライズンでは制作がサテライトからスタジオディーンに変わったけれど、このサイズはディーン標準1552x873の一つ上のサイズなのも偶然ではないのかも?(もちろん憶測)

ちなみに放送される映像ではわからない領域なので実際の作りはわからないけれど、夏のRAILWARSが縦878と非常に近いサイズだったので、その時にも触れた通り撮影段階ではこれと同じ1568x882の可能性はありそう。


1440x810から1600x900の間でまとめてみると、

倍率サイズ主な制作・作品
901440x810動画工房, サンライズ, A-1 Pictures
911456x819探検ドリランド
921472x828未発見(進撃の巨人1,2話の824が近い)
931488x837テレコムアニメーションフィルム
941504x846のんのんびより
951520x855ufotable
961536x864Production I.G
971552x873スタジオディーン
981568x882サテライト
991584x891京騒戯画
1001600x900東映アニメーション, J.C.STAFF

倍率は16x9の何倍になるかという数字。作品名は今のところそのアニメ限定のサイズ。今回のサテライトを除き、それぞれの制作はそのサイズで2作品以上で採用例がある。過去見てきた通り、整数で16:9にならない映像も数多く、この辺りのサイズではカオスな状況が続いている。

弱虫ペダル GRANDE ROAD 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/06
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280

1期と大差ない分布で、上下に×状の分布が見えるところもそのままで、鮮明さを少し欲張ったような特徴になっている。

1期1話しか比較対象がないので、前から変わっていたかもしれないけれど、線が黒というより少し赤みを帯びた感じになっているところが多く、僅かな差でもくっきり感は1期1話の方が上に見える。それ以外は大きな違いはなさそうで、作りはほぼ踏襲しているようだ。

サイズももちろん変わらず、引き続きHV1280。

なりヒロwww 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
評価:HVFULL


縦は枠を超えて伸びている巨大縦長分布の高精細映像は、もちろんフルHD相当。フルHDという点ではgdgdと同じだけど、顔のパーツの解像度不足もなくなっている。gdgdでもMMD利用回は似たような状態だった。

表情の違いだけではないと思うけれど、全体になんとなく作りが単純というか単調で、gdgdに比べて地味に見えてしまう、というのは個人的感想。

神撃のバハムート GENESIS 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:MAPPA
評価:HV1280

動きの少ない安定したフレームは大きめの綺麗な円分布になる。線も黒というより少し赤みを帯びた色になっているけれど、黒浮きというほどでもないので明るいシーンではコントラストも高く十分鮮明に見える。それでもくっきり画質というほどのメリハリはなく、どちらかというとソフトな映像に見える環境が多くなりそう。

暗いシーンでは暗い色で表現しているカットも多いけれど、何があるのかわからないほど極端でもなく、無理のない明るさバランスで作っている印象。

派手な動きの割りにはロックノイズだらけの破綻フレームはそれほど多くなく、MXでもそれなりの画質になっているものの、劣化自体はしっかり出ていているのでMXの中でも不安定な方だろう。


分布通りリサイズでの乱れもほとんどなく、縦720のジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。

グリザイアの果実 1話


局:BS11
放送日:2014/10/06
制作:エイトビット
評価:HVFULL

台風関連テロップが大量に出た中、MXでは全編L字という悲惨な状況だったグリザイア。ということでBS11でチェック。

分布で見ると縦は枠をはみ出しそうなくらい伸びの良い巨大な縦長楕円分布になる。

番宣からシネスコだったけれど、本放送も全編上131下132ピクセル幅の黒帯付きシネスコの珍しいテレビアニメ。上下の黒帯幅が僅かに違い絵の部分は縦817の中途半端な数字になるけれど、1920を2.35で割ると817.02辺りになるので、2.35:1の比率から必然的にこの数字になっただけだろう。


常連のシャフトをはじめシネスコ演出を使ったアニメは良く見かけるけれど、全編シネスコの劇場版の一部を除くと1280x720の絵の上下を黒くした状態なので、実質1280x540前後のHDと呼んでいいのか怪しいくらい縦解像度の低い絵になってしまっているけれど、このアニメは黒帯び込みで縦1080のフルHD相当の映像になっている。変則的な珍種映像でも脱1280x720組の制作がさらに増えた。

絵の部分ではそのまま1920x817になり、これをフルHD制作というのは不適切だけど、画素数では157万弱なので16:9に換算すると整数にならないけれど1670x939辺り。16:9でも縦940を超えるアニメは僅かしかないし、画素数でもトップクラスの映像と言っていいだろう。

黒浮き気味の線も少なくはないけれど、細くても十分暗い線で描いているので非常に精細感の高い鮮明な映像に見える。縦方向は撮影以降リサイズされていない状態なので、それに伴う劣化もなく、縦1080相当のジャギも綺麗に残っているところも多い。黒いエリアが多い状態は圧縮にも有利に働き、圧縮劣化も抑えられて安定感も高いようだ。

ただ、横の伸びが悪くなっている通りこれも1440経由の映像なので16:9映像以上に情報の欠落率が高くなってしまう。同じ画素数で映像を作ったとしても、放送で見る場合は素直に16:9で作った方が情報量の多い映像になるはず。最初はフルHDで作ろうとしたけど、思いの外大変だったので、上下を切って妥協・・・なんてことでシネスコサイズにしたわけではないと思うけれど、窮屈に見えるカットが多いかも、というのは個人的感想。

オレん家のフロ事情 1話


局:BS11
放送日:2014/10/06
制作:旭プロダクション
評価:HV1280

ひめゴトから枠、制作維持で続く短編。

ひめゴトによく似た分布で、映像としての鮮明さは良くにている。色や作画の違いはあっても映像の作りとしてはほぼ同じ状態を維持しているようだ。

他の違いは薄い湯気効果の影響で演出的に少し黒浮きした線になっているところが多いからか、圧縮劣化は若干増えている程度で、安定したところで見ると今回も縦720のジャギがはっきり残っていて、引き続きHV1280。

愛・天地無用! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:AIC PLUS+
評価:HV1280/719

帯枠の短編。

大きな円分布になる鮮明HV。AICらしい細い線の多い絵で、線の黒さのバラつきもあるけれど、バランスの悪さもなく精細感のあるくっきり画質になっている。

弱いノイズ効果を使っているかもしれないけれど、放送ではチラつきもないすっきり映像だからか劣化もそれほど目立たず、MXとしては安定している方。

同じAIC PLUS+の短編プピポー!もそうだったけれど、縦は720より1小さい719。拡大時に欠けてしまったのだろうけど、プピポー!は最終回まできっちり719を維持したので、今回もこのままになりそうだ。

怪盗ジョーカー 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:シンエイ動画
評価:HV1280

アプコンと大差ないくらい小さい横長楕円分布になるソフトHV。映像で見てアプコンっぽい絵に見えるわけではないけれど、強いぼかしの副作用で線の黒浮きも多く、はっきりしない絵に見えてしまう環境も多くなりそう。

このアニメはいつも通りのシンエイ動画らしい特徴で線の輪郭がソフトで細かい描写でもジャギ感が殆どなく、解像度を推定できる特徴が非常に少ない。ほとんどカットはお手上げだけど、アイキャッチやEDには縦720と判断できる特徴が残っているし、本編も断片的ながら縦720の特徴が残っているカットもあるので、HV1280で間違いないだろう。

2014年10月6日月曜日

繰繰れ!コックリさん 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/05
制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
評価:HV1280

少し角ばって見えるところが多いけれど、大きめの円に近い分布になるところがほとんど。線の太さにバラつきがあるけれど、太めの暗い線が輪郭強調気味になっているのでくっきり感の強い絵に見える。

これも上下に×状の分布がうっすら出ていて、どちらかというと鮮明さを優先したようなリサイズで拡大している。ただ、似たような分布の他作品ほど鮮明さ重視ではなく、線も十分滑らかに見え、粗さを感じることもほとんどなさそう。

この分布パターンの中では乱れが少なく線に注目すると縦720より上に見えるようなところもあるけれど、全体に1.5倍に拡大した揺らぎがはっきり残っていてこれもHV1280。

天体のメソッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/10/05
制作:Studio 3Hz
評価:HV1280

この作品まで聞いたことがなかったStudio 3Hzのおそらく初作品。

鮮明なカットはこんな感じの大きめの円分布で、どこも似たような分布になる。線がかなり細く線が黒さのバラつきも小さくないけれど、人物の大小に関係なくどのカットも似たような明るさの絵で統一されているので、ちぐはぐさを感じるようなところはほとんどない。

拡大すると解像度限界でジャギの特徴がはっきり見えるところが多いけれど、映像としては線の輪郭もなめらかに見え、バランス志向の映像としてはまずまずな出来。テレビの鮮明化処理とも相性の良く、環境を選ばず落ち着いた映像になりそうだ。ただジャギ感の強い線をぼかして整えたような作りなので、大画面では粗さが見えてしまうシーンがあるかも?

ちらつきがわかるくらいのノイズ効果はあるけれどノイズの粒はほとんど見えず、線の輪郭も滑らかなので圧縮劣化も目立たない。もちろんシーンチェンジなどでボロボロになったフレームもあり、ブロックノイズだらけの破綻フレームが見えてしまうと気にしたくなくても気になってしまうけれど、少しの動き程度では酷く荒れることもなく、MXの中では安定している方だろう。

特に縦方向はジャギ感が強いので720の特徴もとてもわかりやすく、これもHV1280。

オオカミ少女と黒王子 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280

少し角ばって6角形あるいは8角形っぽく見えるところが多いけれど、大きな円に近い分布になる鮮明HV。これも上下に×状の分布が出ていてる。

細い線が多く十分精細に見えるけれど、黒というより茶色っぽい色味のある線なので、この分布でもくっきり感の強い絵にはなっていない。

弱いノイズ効果は使っているかもしれないけれど放送ではちらつきもノイズの粒もほぼ見えず、動きの少ないカットは十分安定して見える。といっても動きのあるところやシーンチェンジではボロボロのフレームも目立つMXらしい不安定画質はいつも通り。

鮮明さを優先したようなリサイズでもこの分布パターンの中では線の乱れは少なく、縦720のジャギもきれいに残っているわかりやすいHV1280。ただ、リサイズ以前に元の状態からかなりジャギ感の強い線で、特に人物が極端に小さいカットでは階段状のジャギジャギの線がはっきり見えてしまうところも多く、大画面など細かい部分が見えてしまう環境では粗さが気になることもありそう。

七つの大罪 1話


局:TBS
放送日:2014/10/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

このフレームは大きな円分布になっているけれど、カットによってはジャギ感が強く四角感のある分付になるところもあり。薄いけれどこれも上下に×状の分布が見え、鮮明さを優先したリサイズを使っている。

しっかり暗い線の高コントラストくっきりすっきり画質でも鮮明さを欲張ったような絵で、線に粒状感が出ているところも少なくない。鮮明な絵にしておけば画質に不満を感じる視聴者は少なくなるだろうれど、粗さがはっきり見えてしまう環境も出てきそう。

探せば圧縮劣化で荒れたフレームも見つかるけれど、僅かなチラつきが見えるくらいのノイズ効果しかなく安定感はまずまず。

これも例によって1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残るHV1280。

2014年10月5日日曜日

ワールドトリガー 1話


局:テレビ朝日
放送日:2014/10/05
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900

横の伸びは地上波の限界近くまで良く伸びているけれど、縦に潰れた楕円っぽい分布になる。細い線も多いけれどしっかり暗いので精細感の高いくっきり画質に見える。少し縦にボケた絵でも軽微なので見ていて気になるようなバランスの悪さはない。

軽微なノイズ効果は使っているけれど、基本はグラデーションもないほぼベタ塗りのすっきり映像で、圧縮劣化もほとんど目立たないけれど、シーンチェンジでは相応に劣化が見えるところもあり、放送画質としては平均レベルだろう。

分布通り拡大すると縦方向に若干乱れも出ているけれど、縦900の特徴が残っているフレームも多く、元は東映に多い1600x900のHV1280+。

失われた未来を求めて 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/05
制作:feel.
評価:HV1280

縦の伸びが悪い極端な横長分布になる。最近は激減したものの横長分布自体はそれほど珍しくないけれど、振り返って見ても過去のfeel.のHD作品には例がなく、feel.純正とは思えないくらいの微妙画質になっている。

他の横長分布のアニメ同様、垂直に近い線は黒に近く鮮明になっているのに対し、水平に近い線は黒浮きが酷く、それなりに鮮明な絵なのにバランスの悪い絵に見えてしまう。作画的にも通常アニメ絵とキャラデザから違うようなCGっぽいカットが混在した謎仕様。夏のfeel.は2本とも画質面で特に欠点がなかっただけに、心配になるくらいの出来かも。


この分布でも拡大時のリサイズは鮮明さ優先の処理を使っていて、比較的わかりやすく縦720のジャギが残っているHV1280。縦ボケ映像はどのアニメでも似た傾向だけど、1280x720からフルHDに拡大する処理の問題ではなく、1280x720の段階で既に縦ボケが発生したと思えるような特徴になっている。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/05
制作:サンライズ
評価:HV1280

このフレームは少し四角感のある大きな分布になっているけれど、MXでは圧縮劣化が目立つ超不安定画質で、圧縮ノイズや線の崩れや大量に出て小さい円分布になってしまうフレームが非常に多い。動きの少ないところも荒れ気味でMXとの相性が非常に悪い映像のようだ。

太めの黒に近い線で輪郭もはっきりしている極端なくっきり画質なのに、リサイズが雑でガタガタと表現したくくらいジャギ感の強い線も少なくない。この分布ではわかりにくいけれど、Gのレコンギスタ同様鮮明さ優先のりサイズを使っていて上下に×状の分布も出ている。

粗さに加え効果も控えめのすっきり画質は2006~2007年頃の初期のHDアニメに近い質感で、2014年作品とは思えない古臭いHD映像に見えてしまう。

線の輪郭もGのレコンギスタに近く、1.5倍にした3ピクセル周期の揺らぎが目立つHV1280。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 0話



局:TOKYO MX
放送日:2014/10/05
制作:ufotable
評価:HV1280+/855?

分布の特徴が異なるカットも混ざっているけれど、見た範囲では少し横長の楕円分布になるところが圧倒的に多かった。縦の伸びが良く円に近い分布になるところもわずかにあったけれど、かなり広範囲の制作が絡んでいるので撮影しているところが異なるなど作り自体違うところもありそう。

絵の違いで良く似ているというほど近似しないけれど、分布ではZero1話と誤差の範囲。ただ作画的には変化もあり、線が細く黒浮き気味になった分、精細感は向上、鮮明さは少し下がるといった感じに見えるところが多い。

地味な変化だけど拡大してみるとZeroの頃よりは粗さのないリサイズに変わって線が滑らかに見えるところが増えた印象。高解像度を活かしたように見えるシーンも多く、個人的な好みが影響しているかもしれないけれどより上質な作りになったと思える。

線の輪郭が滑らかで解像度の特徴がはっきりしないけれど、ufotable標準の縦855に近い特徴が残っているところが多い。何故か855より1,2ピクセル小さく見えるところが多いものの今回は確認が難しいカットが多く全体に共通した正確な数字が見つけられなかったので次回以降に保留ということで?付き。元は1520x855辺りなのは間違いなさそうなので、Zeroとほぼ同等のサイズと考えていいだろう。



局:BS11
放送日:2014/10/05
評価:HV1280+/855?

上のMXと同じフレーム。横方向のりサイズ跡がしっかり出ている1440経由の映像。


MXと大差ない分布になっているけれど、動きの少ないところで比較するとMXの方がノイズが少なく、背景の潰れもBS11の方が若干多く出ている。

逆にMXの超低ビットレートで足りなくなったところでは圧倒的にBS11の方がまともな絵に見えるところも大量にあり、MXの劣化が目立ちにくい環境以外ではBS11の方が落ち着いた映像に見えそうだ。

まじっく快斗1412 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/10/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280+/810


鮮明なカットでは大きな円分布になる鮮明HV。普通に見ていてもこれも1280x720でなさそうと思えるくらいの精細感がある。線も比較的暗く高コントラストのすっきりくっきり画質に見えるけれど、画面下部が暗いグラデーションや、遠近表現のぼかしなど、比較的効果多用の映像になっている。


個人的な感覚だろうけど、CGの背景とベタ塗りに近いキャラが合わず異様に浮いて見えるカットが気にあるところが他作品よりちょっと多い印象。


線の輪郭が非常に滑らかでわかりにくいところが多いけれど、特に細めの線には縦810の特徴が残っていて、1440x810のHV1280+。OP, EDも本編と同じ。テレビアニメではまだ2作品目だけれど、A-1のHV1280+も少しずつ増えていきそうだ。

ログ・ホライズン 第2シリーズ 1話


局:NHK Eテレ
放送日:2014/10/04
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873

制作がディーンに変わった第2シリーズ。

低コントラスト+強いぼかしのはっきりしない絵だったサテライトの1期とあまり変わらない分布になるところもあったけれど、横伸びがよく
一回り大きな分布に見えるカットの方が多かった。映像自体少し鮮明になったことでNHK地上波ボケの影響を受けにくくなったためだろう。

色やコントラストなどは1期の質感を真似た感じになっているけれど、ディーンらしい高解像度映像で精細感の高い絵に変わった。線の黒浮きも若干弱まり鮮明さも少し上がっている。

強めのぼかしの影響で線の輪郭がはっきりせず断言できるほどはっきりした特徴は残っていないけれど、断片的でもディーン標準の縦873のジャギが残っているフレームも多いので、今作も元は1552x873で間違いないだろう。

2014年10月4日土曜日

ガンダム Gのレコンギスタ 1話


局:TBS
放送日:2014/10/03
制作:サンライズ
評価:HV1280

十分大きな円に近い分布でも若干濃淡があるように見える。上下に×状の分布も見え、これも鮮明さを優先したような癖のあるリサイズで拡大されている影響。リサイズの影響ではないところでも元から線がガタガタというほどジャギ感の残る線になっているところの多さが気になった。

この分布パターンのアニメも数多く見てきたけれど、低解像度HD映像で鮮明さ稼ぐ強引な手法なので、大画面などでは粗さが気になってしまうこともありそう。UCの後半辺りでは乱れのない上質なりサイズを使っていたサンライズがガンダムでこういう映像を出して来たのは意外。

若干赤みの強い色温度低めな色合いに加え、軽微な色収差効果の色ズレもある。フィルムのような古い映像っぽくしたいからなのかもしれないけれど、どちらかというと手抜きとか安っぽく感じられて中途半端な印象。

×状の分布になる映像共通の特徴で毎回のように書いているけれど、縦720というより1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが全体にはっきり残っている映像でこれもHV1280。ようやく1440x810のテレビアニメも作り出したサンライズだけど、HDへの移行でもSD作品が長く残ったように1280x720が消えるのはまだ先になりそうだ。

曇天に笑う 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/10/03
制作:動画工房
評価:HV1280+/810

演出的にぼかしを使ったカットも多いので、もう少し小さい分布になるところも多いけれど、鮮明なシーンは大きな円分布になる精細HV。線が黒というほど暗くないのでくっきり画質というほどのメリハリはないけれど、低コントラストというほどでもなく十分鮮明に見える。線も細くテレビで見ても1280x720ではないと思えるくらいの精細感がある。

軽微なノイズ効果もありカットによってはノイズの粒が見えるところもあるけれど、圧縮劣化も抑えられて安定した放送画質に見える。
 
リサイズでの乱れも少なく縦810のジャギが綺麗に残っていて、夏の野崎くんに続き1440x810のHV1280+。本数が多くないので順調にHV1280+率が上がっているというわけではないけれど、2014年も基本は1440x810、諸事情で時々1280x720だった動画工房。

少しジャギ感の残る線が多いものの、綺麗な円分布になる通りリサイズでの乱れもほとんどなく、1440x810をしっかり活かした映像になっている印象。

旦那が何を言っているかわからない件 1話


局:tvk
放送日:2014/10/03
制作:セブン
評価:HV1280

真ストレンジプラスに続きアプコン以下の極端に小さな分布になるセブン作品。異常に強いぼかしに加えコントラストを抑えた淡い絵なので、鮮明なSDよりはっきりしない絵に見えてしまう。誤魔化したくなるような粗さがあるわけでもなく、意図してこのバランスにしているのだろう。

ボケているのでわかりにくいけれど、今回も圧縮劣化の影響で8ピクセル単位の線の崩れが全体に出ている影響で、一見縦675に見えるような特徴になっている。繰り返し書いているけれど、このパターンの劣化はセブンの短編の他、シンエイ動画とfeel.作品に際立って多く、放送映像での解像度判定が難しい。

今回も放送映像では1200x675に見えてしまうけれど、比較的鮮明な本編中の文字表現のところでは、ほぼ正確に縦720の特徴が残っているので、1280x720で作られた映像が劣化しただけだろう。雑な言い方だけど、動画圧縮では、人が認識しやすい鮮明な部分を優先して残す傾向が強いので、このアニメのような淡い絵や線の輪郭がソフトな映像では縦675化現象が起こりやすいようだ。

牙狼〈GARO〉-炎の刻印- 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/03
制作: MAPPA
評価:HV1280

こぢんまりした分布のソフトHV。最近のアニメの中ではぼかし効果強めの映像の一つだけど、作画時の線が細めで、ぼかしの影響があっても極端な黒浮きが少なく、適度な精細感や鮮明さある。癖のない明るさバランスで環境を選ばず見やすい映像と言えそう。

絵として似ているわけではないけれど、全体に彩度を抑えた淡い絵でも、場所によっては鮮やかな色を使う辺りは、TERRAFORMARSに似た演出手法に見える。

特にCGはジャギ感の強い線になっているけれど、普通のアニメ作画でも線の細さが災いして、全体にジャギの特徴が目立つ映像で、その粗さを誤魔化すために若干強めにぼかしたようにも見えなくもない。CG意外は滑らかな線に見えるところが多く、気になるところもないけれど、大画面などでは粗さがはっきり見えてしまうところもちらほら。

ぼかしやリサイズでも乱れはほどんとなく、縦720のジャギもきれいにく残っていてこれもHV1280。

selector spread WIXOSS 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/03
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900

鮮明なカットで比較すると1期1話より大きな分布になるところが多かった。映像としても少し鮮明になったけれど、グラデーション多用の作りは変わらないものの少し弱まり黒浮き気味の線が減ったことでくっきり感が増した絵になった。

他には特に目立った変化はなく、1期同様縦900ちょうどのジャギがはっきり残る、元は1600x900のHV1280+で再開。

2014年10月3日金曜日

デンキ街の本屋さん 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/02
制作:シンエイ動画
評価:HV1280+/956?

もやっとした分布ながら巨大と言ってもいいくらい大きな分布になるカットも多い高精細HV。

背景が極端に淡く、少し太めの人物の線も黒というほどは暗くないので極端な精細感やくっきり感はないけれど、高解像度らしい緻密な絵になっている。ただ、人物の線は滑らかに見えるけれどCG的な作りが多い背景などは全体にジャギ感が強く、カットによっては少し粗い絵に見えてしまうかも。

リサイズ品質の問題で周期的な揺らぎがあり1ピクセルの精度で確認することが難しいけれど、
縦956と京アニ標準に極めて近い特徴のカットが多く見つかる。整数で16:9にならない1700x956くらいなので、これも元はもう少し大きい映像が拡大時に少し切れたパターンかも。劣化の影響で確認できたフレームは少ないけれどOP, EDも本編と同じサイズ。

?付き評価なのは、元絵の解像度が足りなくてもフルHD撮影したように見えるカットがいくつかあり、数字含めウィッチクラフトワークスなどのJC作品に似た特徴もあったため。WCWでは極僅かでも確実にフルHD撮影していると断定できるカットがあったのに対し、このアニメでは今のところそんなカットは見つけていないけれど、縦956に見えるのは元絵の特徴でフルHD撮影している可能性も0ではなさそう。

2014年10月2日木曜日

トライブクルクル 1話


局:テレビ朝日
放送日:2014/09/28
制作:サンライズ
評価:HV1280+/800

かなり大きな分布になる鮮明HV。黒というほどではないもののしっかり暗い線の朝アニメらしいすっきりくっきり画質。

上下に折り返したようなノイズにょうな分布が出ているけれど、鮮明さを優先した影響かジャギ感の強い線になっている影響。特に背景はガタガタと表現したくなるく線が多いので、大画面などでは粗く見えてしまうこともありそう。

最初ジャギの特徴が縦810っぽく見えたので1440x810に思えたけれど、注意深く調べてみると少しずれていて縦はちょうど800という謎サイズだった。整数で16:9にならず1422x800辺りの中途半端な数字になる。元は1440x810だった映像が少し切れたパターンかも?

追記
アニメ制作協力として亜細亜堂がクレジットされているので、奇妙な特徴含めサンライズ製というより、亜細亜堂の映像と考えた方がいいのかも(憶測)。ちなみに放送中のサンライズ1440x810のアイカツ!は10/2放送の新シーズン1も通常アニメ、CGパートとも誤差なく縦810で変化なく継続中。

TERRAFORMARS アネックス1号編 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/09/26
制作:ライデンフィルム
評価:HV1280

比較的鮮明なカットでもこぢんまりした分布になるソフトなHV。演出的なものだけど、特にAパートはぼかしが強くアプコンと大差ないくらい小さい円分布になるカットも多かった。

中間的な明るさを使わず明るいところと暗いところでコントラスト強調したような映像でも、黒に近い極端に暗い色はなく、暗いシーンでも何が映っているかわからないようなバランスの悪さはない。ただ、あまり暗くない線がぼかしの影響で酷く黒浮きしているところもあり、くっきり画質というほどのメリハリは感じない。
 
わずかにちらつきが見えるけれど、ノイズ効果の粒はほぼ完全に潰れていて圧縮劣化も少なく、MXの中では安定している方だろう。

強いぼかしはあっても圧縮劣化での乱れも少なく、ソフト気味でもちょっと雑にも見えるジャギ感の強い絵なので縦720のジャギも全体にわかりやすく残っていて、これもHV1280。