2010年12月15日水曜日

アフロサムライ:レザレクション



局:WOWOW
放送日:2010/12/15
評価:HV1280+


前作とは比較にならない大きな円分布の鮮明HV。

グレインもなく、ぼかしも最低限で精細さも十分。あまりにも違うので逆順で見る1作目はアプコン?と思ってしまうかも。高コントラストというほどのくっきり感ではないけれど、十分なコントラストで暗いシーンもずっと見やすくなっている。ノイズ効果がない分、圧縮劣化も目立たず放送としてはトップクラスの高画質映像だろう。

映画前提のこの作品も放送では黒帯なしの16:9だけど、その状態で正確に縦810のジャギが綺麗に残っているので、1作目同様1440x810の16:9で作っていると考えてよさそうだ。

字幕は横方向にリサイズの跡があり字幕を入れた後に1440を経由している。

アフロサムライ


局:WOWOW
放送日:2010/12/14
評価:HV1280+


普通の絵の部分はアプコンを思わせるような小さな分布のところがほとんどだけどSDではなく、強いぼかし+ノイズで酷く荒れたHV映像。

グレイン風ノイズが圧縮劣化で崩れて全体に粗い絵になっているけれど、ノイズ効果以外でも全体に暗いシーンが多いのでコントラスト不足気味の線が滲むように輪郭が崩れてしまっているところも多く、放送には厳しい映像だったようだ。それでも細かい描写も完全に潰れているわけでもないのでアプコンと思うほどではない絵になるシーンもあり、視聴環境によって印象に差が出やすい映像かも。




大半がCGで作られたように見えるカットの分布。見た目も他のところより鮮明でHVらしい分布になる。といってもこんなシーンは僅かで、人が普通に動くシーンは上のような小さい分布なるようなぼけカットばかり。




見慣れた特徴だけど冒頭のタイトル部分は奇妙な分布。このだけフィールドで拡大したような縞のある映像になっている。

GONZOだけにGONZO縞かな?と考えてHV1280-i(GONZO)と仮定して縞解消してみると明らかに異なり、諦めてちゃんと調べてみると縦810からフィールド毎拡大した珍しい映像だった。


大半のカットは劣化の方が優勢で解像度の推定はお手上げ状態だったけれど、810の可能性が高いとわかったことでCGで出力した絵を使っている比較的安定したカットで正確に縦810の特徴が出ているところを発見。本編も1440x810で作られたHV1280+で間違いなさそう。にも関わらず上のような分布にしてしまうような効果は、狙ったものだとしてもやり過ぎな印象。

映像部分は文字など含め横1440経由だけど字幕だけはフルHDで入っていて放送まで1920を維持している。