2011年5月14日土曜日

イナズマイレブンGO 1話


局:テレビ東京
放送日:2011/05/04
評価:HV1280+

番宣同様、前シリーズよりさらに大きな円分布。鋭利な輪郭の映像のためかモスキートノイズやや目立ち、縦長の巨大分布っぽくなるところも多い。といっても元はノイズ効果もないすっきり映像なので普通に見て気になるほどの荒れもなく、若干輪郭強調気味な線でコントラストも高いくっきり感十分の鮮明画質。

番宣同様、縦810の特徴が綺麗に残っていて1440x810のHV1280+。フルHDで見ると少し線がガタガタに見えるところがあり、それほど高解像度ではないのでは?と思ってしまいそうだけど、720→1080が3/2の拡大率で拡大後の映像では3ピクセル単位の周期的な揺らぎが出るのに対し、810→1080は4/3になるため4ピクセル周期になり、この作品のようにどちらかというと鮮明さを優先したような画質の時は、その揺らぎが線の粗さとして目に付くことがある。



標準的なサイズからの拡大による影響を比較してみる。各サイズから1920x1080に拡大した上でシャープフィルタで強調しています。

960x540は拡大率が2と整数になるので、線は太くなりジャギもはっきり見えてしまうものの揺らぎはない。1280x720も微妙な乱れはあるものの、その周期が拡大後で3ピクセル単位なので、少し離れて見れば気付かない程度なのに対し、1440x810になると輝度ムラも大きくなり、少し破線っぽく感じるようになり、拡大率が6/5となる1600x900ではさらに揺らぎが目立つ。

初期には乱れの目立つHVアニメも多かったけれど、最近のアニメでは適度に補間されてなめらかに見える線になっているものが多く高いレベルでバランスの取れた優秀な映像も多いので、普通に見ていても気になることは稀なので、この実験は説明のための極端な例ではあるけれど、単純に解像度だけ上げても最終的な映像が良く見えるとは限らない、というお話。



局:BSJAPAN
放送日:2011/05/07
評価:HV1280+

ほとんど差のない分布でも圧縮劣化も少なく全体に地上波より落ち着いている。動きのある部分でも地上波より安定しているところが多く、とても上質な放送画質。

これも1440経由の映像。