2012年5月2日水曜日

フルメタル・パニック! 1話


★4:3アニメです
 


局:キッズステーション
放送日:2012/05/01
評価:4:3-p/486?


鮮明なところは似たような四角っぽい分布になる。ちゃんとフレームで拡大されているので縦の伸びも良く、4:3の範囲で720程度のジャギの残っていて見た目の鮮明さHV960と同程度。明るい絵で線もしっかり暗いくっきり画質で4:3アプコンとしては十分すぎるくらいの鮮明映像。

単純なリサイズでは難しいくらい線が滑らかなので、アプコン後に線の輪郭を整えるフィルタ処理を加えているのかもしれないけれど、元絵の特徴が消えてしまうような強引さもなく自然でバランスの良い画質に仕上がっている感じ。

ソースは上質と言っても良さそうだけど、これもすっきり画質に見えてもノイズ効果があったようなちらつきがあり、キッズでは劣化の目立つ映像になってしまっている。ブロックノイズ大量発生で破綻気味に見えるところもあり、放送画質としてはそれほど良い状態でもない。

元の縦解像度を1ピクセルの精度で確認できるところが見つからなかったけれど、上8、下2ピクセル程度の黒帯付きなので、元が720x480を黒帯をつけて720x486にした後、アプコンと同時にサイドパネルを加えてHV化、辺りが実際の処理に近そう(ちょっと憶測入り)。


額縁状態のOPの文字は縦1080で入っているけれど、OPの最後の1枚絵3カットは絵としても額部分込みで1080になっている。言い換えると1440x810映像をリサイズせずに額を加えて1920x1080にした状態で、演出的な額縁画像以外での額縁HV映像はかなり珍しい。最後の鮮明な3カット以外のOPはHV相当ではなく、フレームでリサイズしている分-ipの額縁よりかなり上質でもレタボ分の情報しか残っていない普通の額縁画質。

レベルE 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/01
評価:HV1280


テレ東1話と同じところ。


 同じくらいの横長楕円分布に見えるけれど、キッズはノイズの分布が重なって輪郭がはっきりせず明るい部分の伸びも少し悪くなっている。

見た目はべた塗りに近いすっきり画質だけど、軽微なノイズ効果があり、情報量の多い絵が苦手なキッズでは動きのほとんどないところでも圧縮劣化で線が崩れ気味で不安定になってしまっている。

すべての点で劣るわけでもなく、これも横1440経由だけどリサイズが少ないことが効いているのか背景のディテールなど細かい描写はキッズの方が良く残っていて緻密な絵になっているところもある。ただ全体としては劣化の方が目立つので、テレ東の方が落ち付いて見やすい環境の方が多いだろう。

BSプレマップ アニメ キングダム


局:BSプレミアム
放送日:2012/05/01
評価:HV1280


アニメ映像以外の要素も多い番宣映像だったけれど、普通のアニメっぽい絵のところは中間的な分布になる。線は極端に黒くないけれど適度に暗く、くっきり感の強い絵ではなくても鮮明さは十分。


3DCGパートはジャギ感の強いガタガタの線になっているし、動きやデザイン含め2012年作品とは思えない陳腐なCGで泣けてくるけれど、まだ試作段階映像かもしれないし、本放送ではそれなりの絵になることに期待しておこう?

大きく動くカットが大半で、BSプレミアムでも圧縮劣化が酷くわかりにくいところがほとんどだけど、動きの少ないところでは縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

AKB0048 1話


局:tvk
放送日:2012/04/29
評価:HV1280


tvkぼけの影響もあるだろうけど、小さめ分布のボケHV。このフレームまだマシな方で、平均的なアプコンにも劣るくらい小さな分布になるところも少なくない。映像全体のコントラストは高めでも線があまり黒くないので、環境によってはかなり甘い絵に見えてしまいそう。

それでも明るさのバランスは丁寧(あるいは苦労して)調整したのか、不自然に見えるところは稀で、画風と思えば普通に見て気になるような悪さは感じないかも?

圧縮劣化は多いけれど、元映像はボケていてもリサイズでの乱れものほとんどなく、動きの少ないカットの細かい描写には綺麗に縦720のジャギも残っていてこれもHV1280。

高精細HVも多いのにAKBの他にもQBやしろくまのようにJCフィルタを超える極端なボケHVも多い両極端な2012春期。

さんかれあ 番宣



局:BS-TBS
放送日:2012/04/28
評価:HV1280+


これもTBSと同じところ。


地上波同様横がばっさり切れた分布の通りこれも横1440経由の映像だけど、TBSより横の伸びが少し良い。元が横1440を超える精細映像なので1920-1440間のリサイズの繰り返しによる劣化の影響が大きくなっているのだろう。

テレビで見てわかるほどはっきりした差があるわけでもなく、偏った視点で見ないとBSの方が高画質とは言いにくいけれど、極端に細かい描写ではBSの方が崩れが少なく見えるところもあり、安定したフレームであれば分布通りBSの方が鮮明になっている。


高精細でもノイズ効果のないすっきり画質というところが効いて、破綻気味のフレームはそれほど目立たずBS-TBSの中では安定している方。それでも地上波と比べると劣化は多く、多少鮮明さで劣るとしてもTBSの方が良く見える環境が多くなりそう。

あっちこっち 番宣


局:BS-TBS
放送日:2012/04/28
評価:HV1280


TBSと同じところ。

似たような分布でもBSの方が僅かに横の伸びが良いけれどノイズが多く周囲が少し明るくなっている。伸びは良くても絵で見るとむしろBSの方が線ははっきりしないところが多い。豪快にブロックノイズが出ているフレームもちらほらあるいつも通りの不安定BS-TBS画質で、BSの方が上の要素も特に見当たらない。

横1440経由。