2013年10月15日火曜日

ガールズ&パンツァー 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:アクタス
評価:HV1280+/900


初回放送で見たフレームと同じ。


他の作品と同じ傾向で、これも横の伸びが少し悪くなり、ばっさり切れたような分布になっているけれど、絵で比較すると分布は悪くなっていても動きの少ないところは同等の画質に見えるところがほとんど。背景の微妙な描写は再放送の方が残っているところも多く、MXの変化の良い面も見えてくる。

といっても、鮮明な高精細映像だけにそれほど多くはない破綻フレームでも目に付きやすいし、動きだすとあっさり崩れて初放送の方が良いフレームばかりで、旧MXの方が安定した見やすい映像だった。ここまで見てきた中では新MXとの相性も悪くない映像に見えるけれど、初回放送と比べるとがっかりするくらい欠点の目立つ微妙画質になってしまっている。

ラブライブ! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/
制作:サンライズ
評価:HV1280+/810

初回放送時に見たところと同じ。


大きな分布に見えてもノイズの影響で、明るい部分の伸びはむしろ悪くなったように見える。

それでもこのフレームは絵で見ると今回の放送の方が線の崩れも少なく、全体では僅差でも元映像の微妙な特徴は再放送の方が残っている。

ただ、新MXは映像に左右されやすくなった影響か、動きの少ないカットのフレームを選んでみても緻密な絵になっているところもあれば、逆に酷く劣化が多いところもあったりと、場所による落差が激しく、全体に似たような安定画質になっていた初回放送と比較すると見る場所次第で優劣が大きく変化してしまう。場所によって変化すること自体画質的にはマイナス要素なので、旧MXの方が欠点の少ない映像と言ってしまってもいいだろう。

リアルタイム圧縮なので大半の局はフレーム毎比較して完全に一致するわけでもないけれど、BS11の再放送は初回放送から有意な変化ないのでチェックは省略。

persona4 the ANIMATION 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/05
制作:AIC ASTA
評価:HV1280


TBS, BSアニマックスで見たフレームと同じ。

これもTBSより横の伸びが微妙に悪くばっさり切れた感じになり、左右にノイズの分布も見えている。

安定したフレームで比較するとTBSの方が元映像の細かい特徴が良く残っているけれど、潰れ気味のMXの方が劣化が少なく線の乱れも抑えられて見える。ただ、酷く荒れたところは少ないものの、動きだすとやはり劣化で荒れが目立つフレームはMXの方が多く、全体ではTBSの方が安定した上質な映像に見える。

書き忘れていたけれど、MXの変化前後で比較すると誤差ではない色のずれがあり、前はおそらく正常な色だったMXが変化で軽微でも色が狂う局に変わっている。旧BS-TBS色のような極端なものでもなく、正常と思える局でもBDと比較すると違う色になっている作品の方が多いくらいだけど、好ましくない変化の一つ。色の話は他の作品であらためて触れる予定。




局:BS11
放送日:2013/10/12
評価:HV1280


TBSより少し大きな分布で、絵で見てもBS11の方が線が僅かに細く見えるところが多い。

TBS以上にディテールも良く残っているけれど、
圧縮劣化での線の乱れも少なくBS11の中では比較的安定した絵になっている。全体の安定さではTBSの方が上に見えるけれど、BS11の方が良い画質に見える環境も多いかも。

BS11も色が微妙に狂う局だけど、このアニメではMXよりTBSに近い色になっている。

魔法少女まどか☆マギカ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/05
制作:シャフト
評価:HV1280


MX初放送時の1話と同じところ。

似たような分布でも横の伸びが極僅かな差でも悪くなったけれど、安定したフレームは絵で見ると一見ほとんど違いがわからないくらいの差しかなく区別できないくらい似ている。

といっても丁寧に見比べるとMXの変化の影響もしっかり出ていて、今回の放送の方が若干鮮明でディテールも良く残っているものの、逆に圧縮劣化が出やすく、動きの少ないところでも初回放送時より線の崩れが増えている。それでも点数をつければ今回の方が良い画質になっているかも。

やはり問題は、静止画をじっくり見比べてようやく気付ける程度にしか向上していないのに、動きのあるところやシーンチェンジでの劣化は激増してしまったことで、このアニメでは悪化したと感じる人の方が圧倒的だろう。



局:BS11
放送日:2013/10/12
評価:HV1280

BS11も大差ない分布になるけれど、絵で見ると差があり、MXの2回の放送どちらと比べて線の乱れがもっとも大きく、変化後のMXよりも少し荒れた絵になっている。

ただ新MXは旧MXよりBS11寄りの画質なので、旧MXやTBSなどと比べると新MXもBS11と大差ない微妙画質に見えてしまいそう。

2013年10月14日月曜日

BLAZBLUE ALTER MEMORY 1話


局:BS日テレ
放送日:2013/10/13
制作:teamKG,フッズエンタテインメント
評価:HV1280



これもMX1話と同じフレーム。

MXより周囲がかなり明るくノイズの多い絵になっているけれど、グレインのようなちらつく効果ではなく、も固定的なノイズのマスクのかかったオリジナル映像の特徴が非常に良く残っていることが影響しているため。

絵で比較するとBS日テレの方が圧倒的に緻密な絵になっているけれど、ノイズの情報量に負けて圧縮劣化が出やすく、動きのある部分では軽微でもブロックノイズっぽい崩れが多く出ている。

MXは先月までよりノイズ効果が潰れにくくなっているけれど、BS日テレに比べると圧倒的にすっきりした絵になったところが圧縮に有利に働いたようで、MXの方が線の乱れが抑えられているフレームも結構見つかる。シーンチェンジ近辺で酷く荒れたフレームの存在でMXの方が印象が悪いものの、全体の安定感はMXの方が少し上といってもいいくらいかも。アルペジオでは勝負にならないくらいBS日テレの圧勝だったけれど、このアニメなら好み次第でMXの方が良く見えることもありそうだ。

とはいっても安定感でかろうじて勝負になるだけで、他の要素でMXが優れているところは特にないし、結局BS日テレの方が上と感じる人の方が多いだろう。

世界でいちばん強くなりたい! 2話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/13
制作:アームス
評価:HV1280+/864


1話では正確な数字を確認しないまま2話も放送されてしまったので、2話で再確認。1話より地味な分布になっているけれどそれでも大きな円分布になる。1話に比べるとソフト絵のカットが多かった印象。

ジャギの特徴を丁寧に確認してみると、縦はもえたんBASARAの864で、元は1536x864。百花の中途半端な数字から、整数で16:9になるサイズに変わっている。

テレビ映像(BD含め)では判断できない領域なので憶測だけど、以前から撮影段階では1536x864になっていて、セルバレ的な制約から周囲を切る必要があって中途半端なサイズになっていたのかも?
 OP, EDは劣化したフレームが多く、極一部でしか判断できないものの本編同様縦864で全体同じサイズ。そういえば、作画的には桁違いと言いたくなるくらい情報量の違う映像だったけれど、MX同枠日曜22時、2013春のガルガンティアが同じサイズだった。


1話では細かい要素は注目しなかったけれど、本編中のデジタル的な要素はフルHDで入っているところがある。2話でいうとアバンのテレビ画面映像の右下萩原さくら女子プロレスラーに・・・の文字や絵、カメラで撮っている演出カットのカメラフレームの枠の描写など。全カット確認できないけれど、アニメ動画でフルHD相当のところはなさそう。

全作品の全カット調べられないので気付いていないだけで、文字以外の要素をフルHDで付け足した映像の混ざった作品も珍しくないのかもしれない。文字関連は変わったフォントを使ったものも含めフルHDが当たり前で、映像と同じ解像度の文字の方が珍しい。

蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 1話

局:BS日テレ
放送日:2013/10/13
制作:サンジゲン
評価:HV1280



MX1話と同じフレーム。


MXより横の伸びが良く、横長感の強い楕円分布になる。ノイズもMXより少なく周囲も暗くなっている。

MXが以前より細かい特徴も残るようになったので安定したフレームではBS日テレに近い絵になるかも、と思っていたけれど、鮮明さもディテールでも勝る。色の滲みも少なく、何より全体に圧縮劣化も圧倒的に少なく安定しているし、この作品では今まで以上にMXとの差が開いたと思えるくらいどこに注目してもBS日テレの圧勝。派手に動くところなどではそれなりに劣化は見えるけれど、BSの中でも抜群の高画質局と言っていいだろう。

BS日テレもアニメで横1920維持のソースは見たことがなく、これも横1440経由。

ガンダムビルドファイターズ 1話


局:BS11
放送日:2013/10/13
制作:サンライズ
評価:HV1280


テレ東1話と同じところ。

MXとの比較とは逆でテレ東の方がノイズで周囲が明るくBS11より少し大きな分布に見える。線もしっかり黒いくっきり画質なので鮮明さはほとんど変わらないけれど、 絵で見るとBS11の方が線も細く引き締まって見え、テレ東よりすっきりした絵になっている。

逆に背景の描写はテレ東の方が潰れが少なく情報量の多い緻密な絵に見える。BS11の方がすっきりした絵になっている分安定して見えるものの、テレ東でも気になるような劣化はないので、テレ東の方が良く見える環境が多くなりそう。

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 1話



局:BS11
放送日:2013/10/11
制作:ディオメディア
評価:HV1280


MXと同じフレーム。

若干ノイズが多い分布でもBS11もMXに近く、非常に良く似た画質に見えるところが大半。極端な高コントラスト映像の特徴の方が目立って、映像では局の違いも見えてこない。

この作品に限らず、動きの少ないところは今まで以上にMXの方が欠点が少ない絵になったけれど、動き出すとBS11と大差ない不安定映像になり、派手な動きのところはMXの方が荒れやすい。変化する前のMXも文章で書くと似たような特徴だったけれど、酷く荒れたフレームが出やすくなった分、劣化が気になる作品が増えてしまった。



局:tvk

放送日:2013/10/13
評価:HV1280


例によって他局より一回り小さな分布になるtvk。ボケの影響で線の黒浮きも広範囲に出ているけれど、元が比較的暗い線なので比較しなければ十分鮮明に見える。

ただ、圧縮劣化での乱れは他局よりかなり多く、相変わらずtvkらしい不安定画質になってしまっている。

機巧少女は傷つかない 1話


局:BS11
放送日:2013/10/09
制作:ラルケ
評価:HV1280



MX1話と同じところ。

ノイズが少し多い分、BS11の方が少し大きな分布に見えるところが多い。周期的な線の乱れが出ているもののMXより線の輪郭がはっきりしているので、荒れていても鮮明さはBS11の方が僅かに上。僅差でもBS11の方がディテールも残っている。

ただ、これも動画ではわからないくらいの差しかなく、むしろ荒れた絵はテレビの鮮明化処理で汚さが強調されてしまうことも多いのでMXの方が良く見えるかも。

ストライク・ザ・ブラッド 1話


局:BS11
放送日:2013/10/11
制作:SILVER LINK./CONNECT
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

BS11の方が横の伸びが少し良く、MXより大きな分布になる。絵としてもこのフレームはBS11の方が僅かに線が細く引き締まって見えるけれど、 逆にMXの方が線が細く見えるところも結構多く、分布の違いどはっきりとした差は見えてこない。

安定さも似たような傾向でMXの方が乱れが少なく見えるものの、逆にBS11の方が安定しているところも多く全体では似たレベル。

細かく比較すれば特長に差はあっても、これもほとんど同等の画質と言ってしまっていいだろう。

フリージング ヴァイブレーション 1話


局:BS11
放送日:2013/10/10
制作:A・C・G・T
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

大半はノイズの差だけど周囲が明るくなっていてMXより大きな分布に見え、このアニメはMXとは印象が異なる絵になっている。分布通り全体にノイズが多い絵でも、元映像のノイズ効果が潰れず良く残っているような特徴なので、オリジナルの質感に近い状態だろう。

MXの方はノイズ効果が潰れたすっきりした絵なっている辺りは以前と変わらない傾向だけど、シーンチェンジ近辺では酷く荒れたフレームが激増している。MXの変化の悪い面が目立っているので、新MXと相性の悪い映像と言えそう。

不安定さはBS11も大差なく破綻気味のフレームも少なくない。少し荒れた絵に見える環境も出てきそうなので、好みによってはMXの方が好印象になるだろうけど、MXより情報量の多い絵になっている点でBS11の方が上と言えそう。

東京レイヴンズ 1話


局:BS11
放送日:2013/10/09
制作:エイトビット
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。


MXに近い分布でもノイズが少し増え、周囲が明るくなっている。

フレーム毎比較すれば違うところも見つけるけれど、全体では安定感も精細感も大差なく、ロゴを隠すと動画はMXと判別するのは非常に難しい。これもほぼ同等の画質と言ってしまえるくらいの差だろう。

MXとBS11で非常に良くにた画質に見えるアニメは過去にもあったけれど、MXがBS11に近い特徴になったことで今まで以上に差が出ない作品ばかりになってしまったようだ。

WHITE ALBUM2 1話


局:BS11
放送日:2013/10/09
制作:サテライト
評価:HV1280


MX1話と同じところ。


BS11の方が大きな分布になるところが多いけれど、誤差といってもいいくらいの差で鮮明さはほとんど変わらない。このアニメでも動きの少ないところでも少し線に崩れがあり、MXの方が線が滑らかに見えるところが多い。ただ、シーンチェンジ近辺はMXの方が荒れやすく、傾向は違っても安定感もほとんど変わらない印象。
特にどちらかが緻密に見えるわけでもなくディテールの残り具合も大差ない。動画ではほとんど違いもわからないくらい似た絵に見える環境がほとんどだろう。

2013年10月13日日曜日

夜桜四重奏 ~ハナノウタ~ 1話


局:BS11
放送日:2013/10/08
制作:タツノコプロ
評価:HV1280


MXと同じところ。

良く似た分布でも、BS11の方が少しノイズが多く周囲が明るくなるところが多い。場所によっては明るい部分の伸びもMXより少し悪いところもあり、MXの方が劣化が少ない。

今期の中でも極端にノイズ効果の弱いすっきり画質で、MXでは非常に安定した映像になっていたけれど、BS11も圧縮劣化が気になるようなところはほとんどない。それでもMXと比べると全体に周期的な線の乱れもあり、背景の描写も少し崩れているなど見劣りする状態。MXは圧勝と言えるレベルで安定した放送画質になっていた。

秋新番ではMXの変化のマイナス面が目立つ作品の方が多かったけれど、BS11と比較してみてもこのアニメは新MXとの相性が非常良い映像と言っていいだろう。

リトルバスターズ! ~Refrain~ 1話


局:BS11
放送日:2013/10/07
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918


MX1話と同じところ。


これも屈指の高精細映像で、横が切れた分布でもMXより横の伸びが少し良くなっている。

絵で比較すると、圧縮劣化での崩れでMXより線が太く見えるところも多く、鮮明さも精細感もほとんど変わらない。

ディテールの残り具合も非常に良く似ているし、
フレーム毎比較すれば劣化具合は違うけれど、全体の安定感も大差ないし、ほとんど同じ画質と言ってもいいくらいだろう。

たまごっち! みらくるフレンズ


局:BSJAPAN
放送日:2013/10/07
制作:OLM TEAM WASAKI
評価:HV1280


BSJAPANに引越しのたまごっち。

テレ東で見たところと同じフレーム。

テレビ東京より横伸びが少し良く、さらに横長感が増した楕円っぽい分布。

絵で見ると鮮明さはほとんど変わらず、線も特に細い感じはしないけれど、背景の微妙な描写も潰れず良く残り、BSらしい緻密な絵になっている。逆にシーンチェンジ近辺ではテレ東より劣化が目立つところもあり、僅差でもテレ東の方が安定した映像に見える。

BSJAPANでも今のところ横1920維持ソースのアニメは未発見で、これも横1440経由。

境界の彼方 1話



局:BS11
放送日:2013/10/06
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/955.5


MX1話と同じところ。

トップの高解像度映像だけあって、横方向の劣化が少ないBS11の方が伸びが圧倒的に良く、巨大な円に近い分布になる。

BS11の方が線が細く引き締まって鮮明になっているけれど、動画での判別は困難で非常に良く似た精細映像に見える。細かい描写の残り具合も見る場所次第、安定さも場所によって異なり、はっきりどちらが良いといえる要素も特になさそう。

点数をつけると似たような画質でも、長所と欠点がある2局だったけれど、この作品ではMXがBS11に近づく形で良く似た傾向の画質になっている。安定性も緻密さも全体では大差ないけれど、分布では結構差があるし、鮮明さが上な分BS11の方が上なのかもしれない。



評価:HVFULL


OPでもMXより横の伸びがかなり良くなっているけれど、横1440経由とわかりやすい横が切れた分布は相変わらず。もちろん本編含めこれも横1440経由のソース。

キルラキル 1話


局:BS-TBS
放送日:2013/10/05
制作:TRIGGER
評価:HV1280


TBS1話で見た普通のアニメのフレーム。


TBSでもグレイン風ノイズの粒が潰れずよく残っていたけれど、BSはさらにざらついた感じの絵で周囲が明るくなっている。逆に無理してノイズ効果が残っている分、圧縮劣化は増えている。

全体に太い線が多いので、ちょっと荒れた絵になっても動画では似たような映像に見えるけれど、TBSの方が全体に欠点が少なく良く見える環境の方がが多いだろう。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 1話



局:BS11
放送日:2013/10/05
制作:アスリード
評価:HV1280

MXで見た鮮明なフレームで比較。


MXより横の伸びが少し良くなっているけれど、BS11の方がグレイン風のノイズの粒が残っている分不安定で、動きの少ないところでも周期的な線の崩れが出ているところが多い。全体ではMXの方が安定して見えるものの、動きのある部分ではBS11の方が劣化が出やすいけれど、シーンチェンジはMXの方が荒れやすくどっちもどっち。

動画ではほとんど違いはわからないけれど、彩度の高めの絵の影響か特に細かい描写の発色はBS11の方が良く、少し鮮やかな絵に見えるところが多かった。ディテールの残り具合は場所次第だけど、BS11の方が若干緻密な絵に見えるかも。

ノイズ効果に負けてMXもBS11も微妙画質なっているので、結局ノイズも見えやすさや好みで変わりそう。


局:tvk
放送日:2013/10/06
評価:HV1280


このフレームはボケてもまだ大きな分布になっているけれど、元から線がかなり明るい状態だったためtvkボケで黒浮きがさらに酷くなりはっきりしない眠い絵に見えてしまう。

他局より気にならないところが多いけれど圧縮劣化もしっかり出ていて、tvkでもどちらかというと不安定な画質。どの局も微妙で放送では劣化しやすい特徴のアニメと言えそうだけど、これも以前のMXならもっと落ち着いた画質になっていただろう。

ゴールデンタイム 1話



局:BS11
放送日:2012/10/11
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918

アニメが増えすぎて時間が足りず、後回しにしていたものを少しずつ消化。

MXと同じところ。

MXより横の伸びが良く、さらに大きな分布になっているけれど、ノイズがMXより多く周囲が若干明るくなっている。横がばっさり切れた分布で、これも横1440経由の映像。

分布通りBS11の方が線も細く引き締まって見えるところが多いものの、圧縮劣化での線の崩れやディテールの潰れも目立ちMXの方が緻密な絵になっているところがほとんど。動きが大きくなるとMXの方が劣化が増えるけれど、シーンチェンジ近辺などはどちらも荒れ気味で見る場所次第といった感じなので、MXの方が良く見える環境が多くなりそう。



局:tvk
放送日:2013/10/05
評価:HV1280+/918


比較すると小さいけれど、tvkでも非常に大きな分布で見た目の鮮明さはほとんど変わらない。

背景の描写はtvkボケで潰れてしまっているところが多いけれど、ブロックノイズが大量に出た目につく破綻フレームが少ない分、tvkが一番落ち着いて見やすい映像になっている。ディテールの喪失はあっても、好み次第でtvkが最も印象が良い画質に見えるかも?

革命機ヴァルヴレイヴ 13話



局:TBS
放送日:2013/10/11
制作:サンライズ
評価:HV1280


番宣は少し大人しい画質だったけれど、放送は極端なくっきり画質で、1話と比べても大きな変化はみられない。1話より線の粒状感が強く、粗い絵に見えてしまうところが多いように見えるけれど、1話も似たような傾向だったので絵の違いの影響かも?

ジャギ感の強い線なので縦横とも1280x720の特徴もわかりやすく残っていて、引き続きHV1280。



局:BS-TBS
放送日:2013/10/12
評価:HV1280


TBSより横の伸びが良く、さらに大きな分布になるBS-TBS。TBSより細く引き締まった線になっているところも確かにあるけれど、以前より安定したといってもTBSよりは圧縮ノイズや細かい描写の潰れは相変わらず多い。

元から極端なくっきり画質なので特にBSの方が鮮明に見えることもないし、欠点の少ないTBSの方が良く見える環境の方が多いだろう。

2013年10月11日金曜日

IS<インフィニット・ストラトス>2 2話


局:TBS
放送日:2013/10/10
制作:エイトビット
評価:HV1280


番宣と異なり、小さい円分布になるソフトHVの2話。録画失敗でチェックできなかったBSで1話を確認するけれど、次回予告の3話映像は番宣とも、今回の2話とも特徴が異なっているし、放送回によってかなり作りが変わる作品のようだ。

2話も適度に暗い線で十分鮮明に見えるところが大半だけど、ぼかしの影響で特に細い線が黒浮き気味になり、カットによってはメリハリのない絵になっているところもあった。

補間の効いたリサイズでも少しジャギ感の強い線で、それを少しぼかして整えた特徴だけど、拡大時の乱れもなく縦720の特徴もはっきり残っていて、2話本編はHV1280。確認した映像の範囲では特徴は変わってもサイズは統一されている。

アウトブレイク・カンパニー 2話


局:TBS
放送日:2013/10/10
制作:feel.
評価:HV1280


鮮明なところは少し横長の楕円分布になるけれど、全体では横の伸びがもう少し悪く小ぢんまりした分布になるところが多い。あまり暗くない線でコントラストを抑えたシーンが多く、少しソフトな絵に見える環境も出てきそうなバランス。

ノイズの粒が残るくらいのノイズ効果のチラつきもあるけれど、目に付くような劣化も少なく、映像の特徴の割には安定感のある放送画質になっている。

全体に線が非常に滑らかで、線の輪郭に注目すると高精細っぽくに見えるけれど、比較的鮮明な横方向は1280の特徴も断片的に残っていて、これもHV1280。

サムライフラメンコ 1話


局:フジテレビ
放送日:2013/10/10
制作:マングローブ
評価:HV1280


これも横の伸びが悪いフジテレビらしい分布だけど、縦もそれほどでもなく鮮明な場所でもこの程度。全体ではもう少し小さい分布になるところが多い。線があまり細くなくしっかり暗いくっきり鮮明画質に見えるけれどバランス志向な作り。

ここしばらく鮮明さ優先の癖のあるリサイズを使っていたマングローブも、この作品では乱れの少ないリサイズに変わり、ジャギ感の弱い線になった。

元絵の特徴も良く残っていて線だけ見ると高解像な映像に見えるけれど、細い線や線間隔の狭い描写などには縦720のジャギもきれいに残っていて、これもHV1280。


ガリレイドンナ 1話


局:フジテレビ
放送日:2013/10/10
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280+/810


縦の伸びは悪くないけれど、フジテレビボケの影響か横の伸びがかなりわるくばっさり切れたような分布になってしまっている。ノイズも出やすく周囲が明るくなるところも多い。

BSフジもフジテレビに近いボケ局化したままなので、BSフジでの放送も無くなったけれど放送されていても大差ない劣化画質だろうし、フジ以外の地上波が放送の方が良い画質の局が多そう。

映像自体は線も適度に暗い高コントラストの鮮明HV。ノイズ効果もあって少し不安定でも線が荒れて見えるほどでもなく、劣化後のフジの中で比べれば印象はそれほど悪くない方。

番宣は縦810だったけれど、1話の映像にも比較的乱れの少ない縦810のジャギがしっかり残っていて、1440x810という地味なサイズながらようやくHV1280+のA-1作品が登場。OP, EDも本編と同じサイズになっている。

国産のCG作品は今でも大半が1280x720だけど、この作品ではCGにもきれいに縦810のジャギが残っている。この作品に限った話ではないけれどHV1280+のアニメ内で使われるCGはアニメ絵と同じ高精細映像になっているので、CG利用の作品も激増している分1280x720超のCG映像を目にする機会も増えてきた。

蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/10
制作:サンジゲン
評価:HV1280

基本2Dっぽい絵の3DCG作品。


鮮明なところは横長でもそれなりに大きな分布になるけれど、CG感の軽減を狙った効果の影響か、一回り以上小さい分布になるカットの方が多い、ややソフトなHV画質になっている。

輪郭線を描く3DCGで、いかにもCGらしい乱れのない1280x720ジャギが残っているけれど、最低限のアンチエイリアスはかかっていて線がガタガタに見えるたり、破線状になってしまうようなところはほとんどなく、角度的にバランスが良いところは1フレームの静止画で見るとCGとわからないくらいの絵に見えるところも少なくない。

逆にコマ送りで見ると3Dで2Dっぽい絵にする弊害で変顔になっているフレームも少なくない。ほとんど違和感が無いように丁寧に作っているところがある分、3Dモデルがそのまま見えてしまっているカットの陳腐さが気になってしまうところも多いし、今後は全体の底上げに期待したいところ。

2013年10月10日木曜日

京騒戯画 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/09
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/891


十分大きな円分布だけど、0話で見たフレームほど大きな分布になるところは見当たらず、全体に鮮明さを抑えたソフトな絵に仕上げている印象。ソフトといってもこの分布なので平均以上の鮮明映像で、高精細な特徴もしっかり残っている。


ノイズも多く周囲が明るいけれど、圧縮劣化というよりは元映像のノイズ効果やディテールなどが残っているところが多い。もちろん圧縮劣化もしっかり出ているけれど、元映像の緻密さを比較的良く維持できているように見える。

MXに限った話ではないけれど、同じグレイン風ノイズでも強度やノイズの粒の大きさ、鮮明さチラつきの周期なども放送での劣化具合にも影響してくるので、この作品はMXでは潰れにくいノイズ効果の映像なのだろう。

巨大分布ではないものの、精細な描写も多い緻密な映像で、もちろん1280x720クラスの映像ではく、0話と非常に近いサイズでも今回はちゃんと整数で16:9になる縦891になっていた。元は1600x900よりひとつ小さい1584x891のHV1280+。

少し変わった1456x819のドリランドも同じサイズを維持しているし、テレビアニメの京騒戯画はこれで統一されるかな?0話は編集の段階で少し切れたかもしれないので、後で古いCMの映像と同じところを比較してみる予定。残してあるデータと同じフレームが放送に無いと駄目だけど。

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/09
制作:ディオメディア
評価:HV1280


少し角ばった感じでも大きな分布鮮明HV。似たような分布になるところが多くカット間のバラつきが小さい。

明るさの分布を見ると意図して明るくしているにも見えるけれど、全体に明る過ぎと感じるカットも多い。輝度が間違っていると想定して補正した映像の方が自然で見やすいバランスの良い絵になるし、コントラストの低いカットも少し混ざっていたりするので、やっぱり間違ってるのかも?

これも僅かなチラつきしか見えない映像の割には、動きの少ないところでも線に微妙に乱れがある。酷く荒れたところは稀でMXの中では悪くないけれど、これも以前のMXであれば・・と思ってしまうアニメのひとつ。

線もそれなりに滑らかに見えるけれど、比較的ジャギの特徴がはっきりした線で、安定したフレームはどこを見ても縦720とわかりやすいHV1280。

BLAZBLUE ALTER MEMORY 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/08
制作:teamKG,フッズエンタテインメント
評価:HV1280


効果で少しソフトな絵になっているシーンも多いけれど、鮮明なカットは若干四角感もある大きな分布になる。黒というほど暗くなくても適度に暗い線の高コントラスト映像。ほとんどジャギ感のない線も滑らかなバランス志向の落ち着いた質感で多少明るい絵にしていても癖のない見やすいHD画質になっている印象。

はっきりとしたチラつきはないけれど動きの少ないところでも圧縮劣化での軽微な線の崩れがあり、弱いノイズ効果は使っているように見える。荒れたフレームも多いけれど、ボロボロといいたくなるような酷いところは稀で、安定画質には程遠い状態でも新MXの中ではまだましな方。まあ、BS日テレには今まで以上に差をつけられて完敗になるだろうけど。

元絵の特徴も良く残っているけれど、乱れのない縦720のジャギも残っているところが多く、これもHV1280。

2013年10月9日水曜日

東京レイヴンズ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/08
制作:エイトビット
評価:HV1280


横の伸びは良いけれど、縦は切れたように潰れた極端な横長分布になる。線もしっかり暗い高コントラスト映像なので、縦ボケがあっても線の黒浮きが気になるところは稀だけど、垂直に近い線が非常に鮮明な線になっているのに水平に近い線は輪郭が甘くなっている。


僅かにチラつきはあるものの、潰れてしまったのかグレイン風っぽいノイズの粒はほとんど見えず、一見すっきりした絵になっているところが多いけれど、動きの少ないところでも圧縮劣化の影響で周期的に線に乱れが出ている。ノイズ効果の影響でシーンチェンジ近辺では酷く劣化したフレームも多く、画質を気にせず見ていても破綻フレームが気になってしまう環境も多くなりそう。特に酷いところを選んで比較するとtvkより派手な崩れ方になっているところも結構見つかる。極一部のフレームで優劣を考えるのはナンセンスだけど、劣化に気付きやすいという点で印象も悪くなるし、tvkの方が良く見えると感じる人も少なくないだろう。

元からの縦ボケに軽微でも圧縮の崩れも加わって線の輪郭が乱れて特徴がはっきりしないところがほとんど。過去のエイトビット作品と比べて妙に浮いて見えるCGの絵もジャギの特徴がはっきりしないところが多いけれど、特に細い線には断片的でも縦720のジャギが残っているところもあり、これもHV1280。



局:tvk
放送日:2013/10/08
評価:HV1280


tvkボケで少し小さくなり、角が取れて楕円っぽい分布になるtvk。ノイズも多く周囲が明るくなっている。

元が線もしっかり黒いくっきり画質なのでボケても黒浮きが気になるようなところはほとんどなく、見た目の鮮明さは大差ない。ただボケの影響でのディテールの潰れは酷く、特に背景はMXよりのっぺりした絵になってしまっている。

ただ元は僅かながら粒状感のある線になっているところが多いのでボケたことで線が滑らかに見えるようになり、好みによってはtvkの方が落ち着いた映像で見やすいと感じることもありそう。

黒子のバスケ 26話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/08
制作:Production I.G
評価:HV1280


同じフレームでMX, BS11を比較。

1期から大きく変わった感じもなく、線も適度に暗い鮮明HV。カットによるばらつきが少なく、鮮明なところはどこも似たような分布になる見やすい映像にになっている。見た目の印象が変わるような面倒な効果を使っているカットが少ないとも言えるけれど。


地味でも動きのあるカットで若干ノイズが出やすいところを選んだけれど、以前よりノイズが残りやすくなり、周囲が明るい分布になっている。下のBS11に近い分布で、BS11に近い特徴になっている。




局:BS11
放送日:2013/10/08
評価:HV1280
動きの少ないところで見ると、BS11の方がディテールの潰れが少ないけれど軽微な線の乱れがあり、安定感ではMXの方が僅かに上、大きく動くとこ ろは比較するフレーム次第といった感じで大差なく、この作品では非常によくにた画質になっている印象。

BS11の方が若干荒れやすいといっても動画で見て 気付かないくらい軽微な劣化なので、情報量の多い絵になっている分、BS11の方が良く見える環境が多いかも。


リサイズでの乱れもなく、縦720のジャギもきれいに残っていて、これもHV1280を維持。

2013年10月8日火曜日

ファイ・ブレイン 神のパズル 第3シリーズ


局:NHK-Eテレ
放送日:2013/10/06
制作:サンライズ
評価:HV1280


特番の紹介映像はフィールド毎に拡大された縞HVだったけれど、本放送はちゃんとフレームで拡大された状態に改善。

NHK地上波ボケの影響で横の伸びが悪く、小ぢんまりした分布に見えるけれど、線も適度に暗く、若干ソフトでも乱れの少ないボケなのでテレビの鮮明化処理と相性が良く、しっかり鮮明な絵になる環境が多いかも。

僅かにちらついて見えるけれど、ノイズ効果はほとんど潰れてすっきり画質になり、圧縮劣化も少なく安定して見える。ただ、シーンチェンジ近辺では劣化の多いフレームもあり、誉めるほど上質な放送画質ではない。

元絵の線がかなり細いために解像度限界でジャギ感の強い絵になり、それをぼかして整えたような特徴で、ほとんど乱れのない縦720のジャギがきれいに残っていて、これも引き続きHV1280。


マギ 第2期 1話



局:TBS
放送日:2013/10/06
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


番宣で見たところと同じカットのフレーム。ほとんど変わらない横長の楕円分布で、絵で見比べてもそれほど変わらないけれど、静止画で見比べると本放送の方がディテールの潰れや圧縮劣化での線の崩れがしっかり抑えられて安定した映像になっている。

1期からの特徴だけど、分布通り縦の少しボケていて、垂直に近い線は鮮明でも水平になるほど少し黒浮き気味。

何かが変わったのか、今回の映像がたまたま圧縮に優しい特徴だったのかわからないけれど、1期1話と比べても線の乱れが少なく見えるところが多かった。

縦ボケの影響ではっきりした特長は少ないけれど、細い線には縦720のジャギも残っていて、引き続きHV1280。

のんのんびより 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/10/07
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280+/846



番宣通り縦の伸びが非常に良い巨大分布の高精細HV。線も適度に暗い高コントラスト映像で、とても鮮明で緻密な絵になっている。

作品に合ったテンポでも、ここまでゆったりした映像で作るのも勇気が必要と思えるくらい動画なしのカットが多く、数分間紙芝居状態のところがあるのにはちょっと驚いた。まあ、そういう作品なのでこのクオリティはしっかり維持して欲しいところ。

グレイン風ノイズのちらつきは見えるけれど、大半は潰れて圧縮劣化もそれほど多くない。派手な動きも少ないので圧縮劣化もほとんど気にならず安定した映像に見える環境がほとんどだろう。

リサイズでの乱れも少なく、番宣同様縦846のジャギがきれいに残っていて、元は1504x846のHV1280+。1504x846は整数で16:9になる組み合わせのひとつで、近い特徴の映像は過去いくつかあっても正確に全体が846の作品は初。

OP, EDも本編と同じ。アイキャッチの釣られたのんのんびよりなども変わらず、ほぼ全体が1504x846で統一されているようだ。

弱虫ペダル 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/10/07
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280


大きな円に近い分布の鮮明HV。特に鮮明なカットは四角っぽい分布になるところもあった。少し色味のある線でもしっかり暗く、高コントラストのすっきりくっきり画質。

上下に×状の分布が見えるけれど、これも鮮明さを優先したようなリサイズを使っている。その特徴抜きでも鮮明な絵なのでジャギ感の強い線に見えてしまうところもちらほら。ちょっと鮮明さを欲張りすぎたような映像かも。


弱いノイズ効果はあるかもしれないけれど、ほとんどチラつきのないすっきり画質で、圧縮劣化も少なく安定して見える。

癖のあるリサイズの割には比較的きれいに縦720のジャギも残っていてこれもHV1280。神様はじめましただけでHV1280に戻ってしまったトムスだけど、 ここまで鮮明な映像を作るなら1440x810でも高精細化した方が圧倒的にいい絵になるだけに、1280x720で無理してしまうくらい高精細化の負担は現在でも大きいようだ。

機巧少女は傷つかない 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/07
制作:ラルケ
評価:HV1280


極端に小さいはないけれど、小ぢんまりした分布のソフトな映像。

映像全体のコントラストはそれほど低くないけれど、暗部を持ち上げた淡い絵なのに線を極端に明るくしているので、分布以上にボケて見えたり、バランスが悪いカットも少なくない。

大半の背景だけでなく、モブどころか主人公までCGを使うところがあるくらいのCG偏重映像は夜アニメでは珍しい。情報量こそ多いけれど、不自然で違和感の強いカットの方が目立ってしまっているような・・・。

グレイン風ノイズの影響の圧縮劣化もしっかり出て線も崩れ気味なので、意図以上にボケ感を増してしまっている。荒れた感じに見えるかは環境によって変わりそうだけど、この作品もMXの変化がマイナスに働いたと思えるくらい荒れ気味の映像に見える。

アニメ絵の線は全般に荒れてはっきりしないところが多いけれど、ほとんど動きのない比較的鮮明なカットには縦720のジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。CG部はジャギ感が強い線でアニメ絵よりはわかりやすい特徴になっている。

ガンダムビルドファイターズ 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/10/07
制作:サンライズ
評価:HV1280


ノイズで周囲が明るくなるところが多いけれど、これも大きな円に近い分布になる。線もしっかり暗い高コントラストの鮮明くっきり画質。

比較的強いノイズ効果もあり、ノイズはほとんど潰れて圧縮劣化も目立たずすっきり画質に見えるところがほとんど。


より鮮明に見えるようにしただけかもしれないけれど、ジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴。販促上重要なシーンは丁寧に作っている感じで、力を入れるところは間違っていないのだろうけど、CG頼りの安っぽい背景含め少し雑な作りに見えるカットも多い。

細かい描写は線がガタガタになっているので縦720のジャギも非常にわかりやすく、これもHV1280。

ぎんぎつね 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/10/06
制作:ディオメディア
評価:HV1280


僅かに横長に見えるけれど大きな円に近い分布の鮮明HV。線も適度に暗い高コントラストのくっきり画質。

軽微なノイズ効果はあって圧縮劣化は少なくないけれど、動画で見て荒れた感じもなく見た目のバランスは悪くない。

画質的には普通のHD画質だけど、作画、特に動画の悪さは意識していなくても気になるレベルなので、もう少しがんばってほしいところ。



この作品もどちらかというと鮮明さを優先したようなリサイズで、少し線に輝度ムラも出ているけれど、比較的きれいに縦720のジャギも残っているHV1280。

ワルキューレ ロマンツェ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:エイトビット
評価:HV1280


ノイズが少し多く周囲が明るくなるところが多いけれど、大きな円に近い分布。明るく線もしっかり暗い高コントラストのくっきり鮮明画質。上下にうっすらと×状の分布が見えるけれど、これも鮮明さ優先のリサイズで拡大していて若干線に粗さが見える。

光を表現する効果を多用しているけれど、輝度グラデーションをフレーム全体に掛けてしまう雑な使い方のアニメとは異なり、空間を意識して光が当たる場所と当たらない場所で処理を変えるなど、全体に丁寧に効果を加えている。不自然に見えることもなく絵にメリハリも出て効果がしっかりプラスになっているし、とても見やすい映像に仕上がっている。

ノイズ効果は潰れているけれど、グレイン風ノイズのちらつきも見え、細かい描写も潰れてしまったようなのっぺりした塗りになっているところが多い。他局と比較できないけれど、どちらかというと新MXとは相性の悪い映像で、軽微でも全体に圧縮劣化が多く出ているし、動きの大きなところやシーンチェンジでの破綻気味のフレーム目立つ。以前のMXであればディテールの潰れ具合は大差なくても、線の乱れもほとんどない安定した画質になっていただろう。


リサイズの影響で縦720というより3ピクセル周期の揺らぎがあるパターンのHV1280。

2013年10月7日月曜日

メガネブ! 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:スタジオディーン
評価:HV1280


大きくても縦が切れた四角感のある分布になるところがほとんど。番宣では縦720のカットと、873くらいに見えるカットが混ざっていたけれど、放送は本編はすべて720になっているようで、前期3作品HV1280+を並べたディーンもこの作品では脱落。

番宣の高解像度カットは大幅に修正されていても本編で使われているので、最初は本編も1552x873くらいのサイズで作りだしたものの、途中で切り替えたようだ。ディーンのHV1280+はさんかれあ以降、撮影に負担がかからなそうな効果の少ないすっきり画質ばかりだったけれど、この作品は効果も多用しているのでその辺りの負担が時間的に間に合わず、仕方なく小さくしたようにも見える?実際の処理はわからないけれど、一度は高解像度で撮影した絵を1280x720に縮小したように見えるところもあった。
 OPも本編と同じHV1280だけど、動画らしい動画のない実写画像も使ったEDだけではHV1280+を維持していて、本編より高精細な映像になっていた。番宣は劣化で正確な数字は確認できなかったけれど、EDも安定したところが少なく断定できるようなところが見つからない。それでも873よりさんかれあ、八犬伝と同じ869に近く見えるところが多いのでおそらく869の方だろう。




局:BS11
放送日:2013/10/06
評価:HV1280


似ような分布でもBSの方が微妙に大きな分布に見える。

動きの少ないところはMXはディテールの潰れが多い変更前のMXに近い特徴で、BS11の方が緻密な絵になっている。

特に動きの少ないところではMXの方が線の荒れは少ないものの、動きだすとMXの劣化がかなり目立つようになり、BS11の方が圧倒的に落ち着いた映像になっている。派手な動きも多いので、MXはボロボロになったフレームも大量に発生。BS11も誉めるほど良い画質ではないけれど、BS11の圧勝と言っていいだろう。

新MXとの相性が特に悪い特徴のアニメなので、時間差も30分しかないし積極的にBS11で視聴しようと思うくらいの差がある。