2011年7月15日金曜日

輪るピングドラム 1話


局:BS11
放送日:2011/07/15
評価:HV1280

TBSと同じところ。

それほど変わらない大きな分布だけど、全体にBS11の方が僅かに伸びが悪く、TBSの方が引き締まった線になっている。BS11の方がディテールがよく残っているところもあり、しっかり黒い細すぎない線が大半のくっきり画質なので見た目の印象差はほとんどない。

比較すると圧縮劣化は多いけれど、彩度は高くてもべた塗りに近いすっきり画質で目に付く破綻も少なく十分安定している。

再確認するまでもないわかりやすい特徴の映像だけど、縦横とも1280x720の特徴がわかりやすく残っていてこれもHV1280。横1440経由なのも他と同じ。

猫神やおよろず 1話



局:BS11
放送日:2011/07/15
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

横は僅かにMXより伸びがよいけれど、縦は少しつぶれている。周囲のノイズがMXより少し多いところを含め、BS11の鮮明化後はどの作品でも似たような違いになっている。圧縮劣化は僅かに多いものの見ていて気になる破綻も少なく、色はMXより安定して見えるところもあり、細部の特徴は異なるものの見た目の印象差はほとんどない。

再確認するまでもないけれど、BS11でも縦横とも1280x720の特徴がわかりやすく残っていて、これもHV1280。OP EDの文字は少しソフトでわかりにくいけれど、横方向のリサイズ跡がありこれも横1440経由の映像だろう。

ゲド戦記


局:日本テレビ
放送日:2011/07/15
評価:HVFULL


上下21ピクセル幅の黒帯付き。

前回放送とは比較するまでもなく、見事な巨大縦長分布の精細HV。状態のよいフレームを選んだので前回見たフレームとは異なるけれど、演出的な効果がない部分は似たような巨大分布になる。極端に細い線での描写は少なく、しっかり黒いはっきりとした線のくっきり画質。

フィルム由来のフレームごとの微妙な位置ずれはない。ほとんどつぶれているけれどグレイン風ノイズの影響か線周辺にモスキートノイズも多く、横方向のリサイズの副作用ノイズもやや強めに出ていて絶賛するほどの上質な映像でもない。

とはいえフルHDを超える絵を縮小したような特徴もしっかり残っている。撮影解像度を推測できるような特徴は見つからないものの、ノイズには縦1080の特徴がはっきり出ていて、黒帯分足りないけれどフルHD相当の映像は2011年でも貴重な存在。

海がきこえる


局:日本テレビ
放送日:2011/07/15
評価:SD-ip/476

アプコンとしても小ぶりの四角感の強い分布。境界が曖昧なので雑な数字だけど、左右45ピクセル上下42ピクセル程度幅の黒枠付き。

誉めるような画質でもないけれど、この枠に多い酷いアプコン画質に比べればかなりすっきりした映像でグレインも比較的よく残っていて、ノイズも少なめ。比較的明るくコントラストも高めで普通のアプコン画質に見える。リマスタでの高画質化が可能な時代の作品とはいえ、古さを考えればアプコンとしては悪くない画質かな?

今回も480に少し足りない476。縞解消設定としては
Destripe(238, 8, 7, 5)
辺り。

劇場版 ポケットモンスターDP 幻影の覇者 ゾロアーク


局:テレビ東京
放送日:2011/07/14
評価:HV1280+

昨年放送の前作同様上下15ピクセル幅の黒帯付き。

全体としては去年のような一回り以上小さい分布になるところが多いけれど、人物が小さく描かれるところではこの程度まで大きな分布になるところもある精細HV。テレビシリーズ同様ほとんどジャギ感のない線で極端に精細な映像ではないけれど、線も太くしっかり黒いのでとても鮮明に見える。

このフレームもそうだけど、人物が小さく描かれるシーンなどでは大きく描いた絵を通常より縮小率を上げて使っているために、線にジャギが出たり、黒浮きするなどしているところが多く、アップのカットとの明るさのバランスが異なるなどちぐはぐな感じがしないでもない。

リンク映画でも16:9で1280x720が多い中、フルHDではないものの縦900近辺と思える特徴もある高精細な映像。ジャギがはっきり出ているフレームは以前のポケモン映画ではまったく見られず(といっても全カットを調べることは不可能なので見落としていただけかもしれないけれど)いつも曖昧な表現しかできなかったけれど、今回は時間をかければ1ピクセルの精度で確認できそうなので、後で調べてみる予定。(と書いて放置した例も多数あり)

追記
丁寧に見ていくと高解像度の特徴はあってもそれは元絵の特徴で撮影由来のものと断定できるようなものではなく、可能性としてはもっと低解像度な映像で1600x900クラスというよりは1440x810辺りかもしれない。カットによっても特徴が異なり期待したほど簡単にはいかないようだ。

R-15 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/07/14
評価:HV1280

tvkと同じところ。

tvkでも大き目の分布で十分鮮明に見えたけれど、MXではさらに大きな分布でさらに鮮明になっている。
細部がつぶれや線の黒浮きも少なく、色もtvkより安定して少し鮮やかになっているけれど、ジャギ感のある線なのでtvkより線の粒状感が気になる環境もありそう。

フレームによっては、補間の効かないリサイズを使ったのかと思いたくなるような線がガタガタのジャギ感の強いカットもあるけれど、tvkで触れた通り、作画時の線の細さが原因だろう。

つまらないくらいわかりやすい正確に1280x720のジャギが出ていて、再確認するまでもなくこの分布でもHV1280。