2013年1月7日月曜日

とある飛空士への追憶


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2013/01/03
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280?


公開当時CMをチェックした記憶があったけれど、特徴がはっきりしなかったからかここでは触れていなかったようだ。

このフレームは若干横長でもアプコンではないと思える分布になっているけれど、さらに小さく平均的なアプコン以下にも見えるくらい小さい円分布になってしまうカットの方が多い。線もあまり黒くないので、2011年公開作品とは思えないくらいボケた絵に見えてしまう。


上21, 下22ピクセル幅の黒帯付きのビスタサイズ。ボケと劣化の影響で確信できるような特徴ではないけれど、その黒帯を含めて縦720の特徴になっているように見え、絵のある範囲では1280x691程度。

最初からビスタサイズだったのか16:9で上下をマスクした状態なのかは映像から判断することはできないけれど、線は酷く荒れた状態で元絵の解像度が不足しているようにも見えるところもあった。元はスクイーズSDで1280x720に拡大しただけの可能性を完全に否定できるような細かい描写も見当たらないけれど、補間なしのリサイズでガタガタになった絵を誤魔化すために強くぼかしたような特徴にも見えるのでこれでもHVなんだろう。

劇場版BLEACH 地獄篇


局:テレビ東京
放送日:2013/01/04
制作:マッドハウス
評価:HV1280+/791



上下21ピクセル幅の黒帯付きビスタ。スタッフロールが60iで流れるのでテレビ用映像に加工したもののようだ。

大きめの円分布。コントラストも低くはないけれど、明るさ抑え目で少し地味な色合い。適度に暗い線になっているところも多いけれど、人物が小さいところでは細く黒浮き気味になっていてくっきり画質というほどのメリハリは感じないかも。潰れているだけかもしれないけれど、グレイン風ノイズのちらつきも見えないスッキリ画質で、圧縮劣化も非常に少なく安定感はかなり高く見える。
 高精細映像らしい分布ではないけれど黒帯込みで縦791。絵の部分では1406x760と地味でもHV1280+の映像。3年近く前で完全に忘れていただけだけど、今回の映像で数字を出してから前作のBLEACH劇場版のチェックを見ると同じ数字になっていた。異なる映像を別々に調べた結果が同じ数字になったので、2008年, 2010年のBLEACH映画はこの数字で正解と考えてていいかも?

まおゆう魔王勇者 1話


局:tvk
放送日:2013/01/06
制作:アームス
評価:HV1280

MXと同じところ。

これも一回り小さくなり上下に劣化ノイズの分布も見えるtvkらしい分布。

MXよりは小さいものの大き目の分布は維持しているし、高コントラストの映像の中でもこの作品の黒に近い暗い線で描かれているので、ぼけてもしっかり黒さを維持した線になっていて鮮明さはMXと大差ない。それでも細かい描写は潰れてしまっているところも多いので大画面になるほどディテールの喪失分MXよりのっぺりした絵に見えてしまう。

MXで一旦評価保留にしたけれど、リサイズ品質が高く元絵の特徴が強く出ていただけで最初の評価通りHV1280だった。

D.C.III~ダ・カーポIII~ 1話


局:BS11
放送日:2013/01/06
制作:風見学園公式動画部
評価:HV1280+/900

MXと同じところ。

似たような大きな円分布だけど、MXより僅かに伸びが悪く、ノイズが多い分周囲が少し明るくなっている。探せばBS11の方が状態のよいフレームも簡単に見つかるけれど、MXの方が低ノイズで乱れの目立たないところが圧倒的に多い。

背景の細かい描写もMXの方がよく残っているのに対し、 BS11は潰れや崩れが多くディテールの欠落が目立つ。といっても、静止画で見て違いがわかる程度の差で、元から高精細映像なので少し潰れても動画で見比べても違いがわからない環境も多いかも。

元は1600x900と横1440を超える映像だけどこの作品も横1440経由のソースだった。BS11で横1920を維持した映像は未発見。

みなみけ ただいま 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/01/05
制作:feel.
評価:HV1280


少し横長の楕円分布だけど横の伸びはまずまず。明るく線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で鮮明に見える。

リサイズ品質だけの問題ではないと思うけれど、ジャギの特徴がはっきりしない映像で全体に線が非常になめらかになっている。細かい描写でも解像度限界で線がガタガタになるようなこともなく、線に注目すると高精細なHV映像のような特徴になっている。ノイズ効果もないすっきり画質で安定感も非常に高い。

元絵の特徴と思われる横1400後半から1500以上はありそうなジャギは見えるものの、撮影に由来すると思われる特徴がほとんど見えず時間がかかったけれど、アイキャッチの絵や時々出てくるタイトルロゴの輪郭だけ縦横とも1280x720のジャギの特徴がはっきり残っていて少なくともその部分は普通のHV1280で間違いない。本編の通常のカットはお手上げだったけれど、線が極端に細くなっているところで縦720と断定できるジャギが出ているカットが1箇所だけながら見つかったので、本編含め1280x720で間違いなさそう。

feel.作品は縦720の特徴がなく縦675に見えるものがほとんどだったけれど、今回の映像を見ると縦675が撮影サイズに由来する特徴だったのか不安に思えてくるので、feel.作品をまとめて再検証してみた方がいいのかも。




局:tvk
放送日:2013/01/06
評価:HV1280

少し小さくノイズが増えて周囲も明るくなっているtvk。ただ、線も適度に暗いので多少ボケても気になるほど黒浮きすることもなく、絵で見比べてもそれほど差は感じない。

圧縮劣化が多くても派手な動きもないので破綻が見えてしまうところも稀で劣化が見えやすい環境でもない限り悪い画質と感じることはなさそう。

ドキドキ!プリキュア 番宣


局:テレビ朝日
放送日:2013/01/06
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900


線が少な目のフレームで少し暗い分布になっているけれどスマイルと大差ない巨大な分布。明るさのバランスや線の特徴はスマイルに近いけれど、少し太い線で描写しているところが多く、スマイル1話よりくっきり感の強いはっきりした絵になっている。

乱れの少ない縦900の特徴もしっかり残っていて、引き続き1600x900のHV1280+。

八犬伝 -東方発見異聞- 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/01/06
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/869

横がばっさり切れて見えるくらい伸びが良く、巨大と言ってもいいくらいの分布になる。細い線での描写もあるけれど、比較的はっきりした暗い線で描かれているので非常に精細に見えるというほどではないけれど、HV1280クラスの映像とは異なる精細感のあるくっきり鮮明画質になっている。

グラデーションは使っていても概ねベタ塗りのすっきり画質で、軽微なノイズ効果はあってもほとんど潰れてしまい、その分圧縮劣化も目立たず安定感も高い。

去年のディーン作品さんかれあも中途半端な数字のHV1280+だったけれど、鮮明さを最優先にしたような極端なくっきり画質だったさんかれあから、バランス志向のHVになった感じで、ジャギ感もそれほど強くなく、輪郭強調気味の線にもなっていない。解像度はほぼ同じで数ピクセル以下の誤差でさんかれあの縦869に近い特徴になっている。正確な数字の確認には少し時間がかかりそうなので確認してから追記します。

追記
さんかれあと同じ縦869になっているようだ。横方向の特徴ははっきりしないけれど1544x969程度だろう。整数で16:9にならない数字だけど撮影からその辺りのサイズだったのか、拡大時に少し切れた結果なのかは映像から判断できないため不明。