2010年8月14日土曜日

劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇


局:テレビ東京
放送日:2010/08/13
評価:額縁-ip/648

テレ東でサイド装飾とはいえ実質額縁放送とはちょっと驚き。それでもコンポネということもあってレタボ相当の映像の分布としては縦の伸びが良い、というか良すぎる?縞の状態から調べて見ると、見た目は額縁でもレタボ相当ではなく、絵の部分だけで480近辺で額含めると縦は640に近い。ようするに普通のスクイーズアプコン相当の映像を額縁サイズに詰め込んだという珍処理映像。分布がSD-ip相当になるのも当然の結果だった。雑な設定だけどDestripe(324, 6, 5, 4)辺りで縞の解消が可能。この変換後の映像の絵ある部分はちょうど縦480になるのでDVD用マスターを使っているかも?

本来、普通に処理すれば額縁になるソースではないのに何故?と考えると、アナログではどう放送されたのか知らないけれどもし超額縁状態になる放送であったなら、今でもアナログ4:3で見ている家庭への警告という名の嫌がらせ辺りかな。

フレーム毎の位置の微妙なガタつきがあるフィルム経由の映像でグレイン(本物)の影響も見えるけれどそれほど荒れたところもなく、上述の通り高画質額縁なのでテレビのズーム機能を使ってみると普通のアプコンと大差ない。2001年公開作品ということを考えれば良い方だろう。

学校のコワイうわさ 新・花子さんがきた!!


局:TwellV
放送日:2010/08/13
評価:HV960もどき

誰も気にしなそうな短編だけど、新作らしいのでチェックしてみよう。TwellVは久しぶり。

幾何学的な模様の奇妙な分布。中央の明るい部分の大きさはSDっぽく、実際横は720の特徴が色濃く残るのでアプコンと言ってしまっていい解像度だけど縦は480近辺ではなく540になっている。

狂乱家族日記のOPでも横が720なのに対し縦が540(狂乱の場合本編やEDは基本960x540なので縦が540なのに横は720しかない、という表現の方が無難だけど)という例があるけれど、HV960以上のサイズの作品では正方画素が非常に多いので珍種と言ってもいいかな?

その変わった解像度と不思議な幾何学的な模様は直接的には関係なく、この奇妙な分布は元の720x540の状態でほとんどぼかしがなくガタガタの線だったことが主因。HVでも元絵が過剰に鮮明になってくると周囲に折り返したような分布が見えるものがあるけれど、これはその極端な例で元がSDと大差ないサイズだったことも影響して賑やかな分布になっている。