2011年2月1日火曜日

番外 アニマックス@e2 4:3 → 16:9 移行を比較してみる

SD放送でのこのパターンの変化を調べる機会は最後に近いので調べておこう。



4:3番組の代表としてケロロ軍曹 傑作選

★4:3アニメです
放送日:2011/01/31

比較できるように予告のフレームを使用。

4:3とはいっても4:3-ipでアプコンしたHV映像をダウンコンバート+サイドパネル部分を削っての放送。他のSD放送でも似た傾向はあるけれど、変換の過程で縦の伸びが悪くなるのは仕方ないとしても、横の伸びも4:3としては悪く、状態のよいスクイーズアプコンと大差ない。




★4:3アニメです
放送日:2011/02/01

上と同じ絵のフレームで比較。

16:9でサイドパネル付きになったことで絵の部分は横540程度しかなく、横の伸びがさらに悪くなり、4:3コンポネで演出的なぼかしもないのにとても小さい分布になってしまっている。4:3の時もダウンコンバートなので縦方向は特に変化した感じはない。

上の分布を見ると、4:3時代は16:9のままSD化した後にサイドカットした可能性も考えたくなるけれど、16:9ではさらにボケていることから先にサイドカットした後で4:3SD化していたようだ。

見るに耐えないというほどの悪さはないけれど、画質を少しでも気にしていれば見比べなくてもボケに気付く人も多そう。





16:9ののだめカンタービレの比較。探せば同じ絵もありそうだけど、面倒なのでOPでの比較。文字もそのまま。

放送日:2011/01/31

レタボ状態の4:3での放送なので、16:9環境では拡大しなければ額縁になる。レタボズーム相当の映像でも縦の伸びはかなり悪い。





放送日:2011/02/01

縦の伸びも少しよくなったけれど、通常のアプコンHV放送には遠く及ばない。ダウンコンバートSD放送ではどこも似たような微妙分布なので悪いというより普通かな?なにより16:9テレビで見た時、余分な機能や操作なしでちゃんと全画面表示になるだけでも十分価値がある変更だろう。

ただ他のSD局同様1080→486縮小後に縦6ピクセル分削った状態なので、レタボに比べて絵の上下が僅かに切れてしまっている。


BS移転まで半年程度なので、今ごろ変えなくてもという気もするし、4:3番組だけ見ていた人には改悪でしかないけれど、16:9作品率も上がってきてやらないよりはやった方がよかった、といったところかな?