2014年4月8日火曜日

踊り子クリノッペ ベストセレクション


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/07
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280


テレ朝で放送されていたらしいけれど去年の短編作品。常時右上に宣伝表示付き。

ここは比較的きれいな円分布になるけれど、横伸びが少し悪く縦長の楕円分布になるカットも多かった。適度に暗い太め線が多いので、精細さは弱いものの、鮮明なHV画質になっている。

特にちらつきは見えないけれど、動きのないところでもモスキートノイズっぽい劣化が見え、どことなくすっきりしない絵に見える。

線に注目すると高解像度に見える元絵の特徴も良く残っているけれど、細いなどには縦720の特徴がはっきり残っていて、これもHV1280。

ヒーローバンク 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/04/07
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280


大きな分布でも8角形っぽい形になるところが多く、これも上下に×状の分布が出ている辺りは、オレカバトルに近い特徴。このアニメでは鮮明さ優先リサイズの影響が強いようで、3ピクセル周期のゆらぎも出ている。気になるほどではないけれど、その影響で少しジャギ感の強い線になっていて、特に線間隔の狭いところではガタガタな線に見えてしまうところもあった。


リサイズの影響で高解像度に見える特徴も多く残っているけれど、細い線やリサイズ時の副作用ノイズなどには縦720の特徴おはっきり残っていて、これもHV1280。

朝夕のアニメでは急速に高精細作品が増えているけれど、 その影響もあるのか1280x720でちょっと強引に鮮明にしたしたような画質のアニメが増えてきた。

ドラゴンコレクション 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/04/07
制作:OLM
評価:HV1280+/810


ノイズ効果の影響で周囲が明るく、境界がはっきりしない。このチェックでは画面内の要素をすべて重ね合わせた状態になってしまうけれど、縦にかなり伸びがよいのはノイズの粒の影響が強く、絵としては中心の明るい部分に反映されている。それでも縦横とも非常に伸びが良く、巨大な分布になっている。

映像としても高解像度だけど、線が細いのでオレカバトルより精細感は強い。逆に線が黒浮き気味になっているところも比較的多いので、くっきり感ではオレカバトルの方が上。それでもこちらも少し輪郭強調気味の線になっているし、十分すぎるくらいの鮮明映像に見える。


強めノイズ効果もオレカバトルに近い特徴だけど、ドラゴンコレクションの方が圧縮に負担になっているようで、圧縮劣化での線の乱れが気になるところがあった。

動画で見て気になるような荒さはなく、乱れの少ない縦810のジャギもはっきり残っていて1440x810のHV1280+。

それぞれのOPは本編と同じ解像度になっているけれど、番組冒頭の2作合わせたタイトル映像はドラコレと同じ1440x810。

オレカバトル 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/04/07
制作:OLM, XEBEC
評価:HV1280


番組としてはドラゴンコレクションと一緒になっているけれど、画質視点では異なる作りになっているので個別にチェック。


大きな分布になっているけれど四角感が強く、上下に×状のノイズも見える。OLM+XEBECではバディファイトをフルHDで作っているけれど、このアニメは縦720のジャギもはっきり残るHV1280で、少し無理して鮮明さを強調したような画質。

春アニメでも良く出てくる上下に見える×状の分布が出ているけれど、リサイズというよりシャープ系フィルタで鮮明な絵にした影響に見え、3ピクセル周期のゆらぎもそれほど強く出ていない。

輪郭強調気味になっているのでくっきり感は強いけれど、その輪郭強調効果の元になる線の輪郭のノイズに加え少し強めのグレイン風ノイズもあり、ベタ塗り絵でもざらついた感じがする映像になっている。荒れが気になるほどではないものの、ノイズが見やすい環境で見ると少し汚いと感じてしまうかも?

彼女がフラグをおられたら 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:フッズエンタテインメント
評価:HV1280



もう少し小さい分布になるところが多いけれど、鮮明なところは横だけ伸びが良くなる傾向が強く、楕円分布に見えるところがほとんど。

適度に暗い線の高コントラスト映像でも、縦ボケに加え、効果としてのぼかしもあるので、特に細い線を中心に黒浮き気味なっているところが多く、鮮明でもどこかはっきりしない絵に見えるカットが多い。

グレイン風ノイズの揺らぎも見えるけれど、ノイズの粒は潰れてすっきりした絵になり、このアニメもそれほど圧縮劣化は目立たない。ただ、派手な動きでなくても、動きが大きくなるについれて劣化が激増は避けられず、環境によっては気になるくらいの不安定画質になっている。

分布通り少し縦方向に乱れがあるけれど荒れているわけでもなく、縦720のジャギも全体にきれいに残っていて、これもHV1280。

一週間フレンズ。 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


6角形っぽい形になるところが多い。淡い絵でも線は十分暗く、高コントラストの鮮明画質に見えるところがほとんど。

番宣ではフィールド毎のりサイズで縞になったカットが混ざっていたけれど、見た範囲ちゃんとフレームで拡大されているようだ。

背景の描写が簡素でぼかし効果もかかっている圧縮に優しい絵の上、全体に派手な動きは少ないので劣化も目立たず、MXとは思えないくらいの安定画質に見える。OP, EDも動きが地味なので、ボロボロのフレームは非常に少なくMX向きのアニメの一つと言えそう。

絵で見ると滑らかな線に見えるけれど、比較的ジャギのはっきり残る絵で、どこを見ても縦720の特徴がわかりやすく残っているHV1280。

キャプテン・アース 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:ボンズ
評価:HV1280

かなり大きな円に近い分布になるけれど、これも上下に×状のノイズが見えている。若干太めのしっかり黒い線のボンズらしいくっきり画質なので、視聴環境に左右されず非常に鮮明に見えそう。

鮮明さ優先のリサイズでも輝度ムラなどはほとんどなく、線も十分滑らかに見えバランスも悪くない。ここまで大きな分布になるような鮮明映像にするとジャギ感が強くなりがちだけど、ボンズは昔からリサイズが上手い。

といっても、線が太めで黒いという作画的要素も影響してくるので、作画の特徴が異なる映像でこの拡大処理を使っても良い絵になるとは限らず、絵とリサイズの相性も奥が深い領域。

ノイズ効果のほとんどないベタ塗りに近いすっきり映像で、MXでも圧縮劣化は目立たず比較的安定して見える。とはいえ、崩れるときは豪快に破綻してくれるので劣化が目にとまってしまうと気になってしまう。

3ピクセル周期の揺らぎは強いものの、縦720の特徴もわかりやすく残っていてこれもHV1280。



局:BS11
放送日:2014/04/06
評価:HV1280


上のMXと同じところ。

かなり鮮明な映像なので、BS11の方が僅かに横の伸びが良くなっている。ただくっきり画質なので、映像で比べても鮮明さも精細感もまったく変わらない。

ここでは動きの少ない安定したフレームを選んで比較しているけれど、そういう場所ではMXの方がむしろブロックノイズなども少なく潰れの少ない絵になっているところが多い。色に関してはBS11の方が上で、細かい描写でも鮮やかさを維持できている。

情報量の多い背景のカットになると今のMXには厳しくブロックノイズも増えディテールも潰れ気味。ただ、そういうカットはBS11も苦手で相応に劣化いた絵になってしまっているし、シーンチェンジ近辺の劣化ではBS11の方が崩れているところもいくらでも見つかるくらいなので、圧倒的に安定しているわけでもない。

豪快な破綻フレームはMXの方が圧倒的に多いけれど、映像全体で点数を付けるとBS11の方が上でも大きな差は付かないだろう。

東京喰種 トーキョーグール 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:studioぴえろ
評価:HV1280


線の少ない絵の影響で少し歪んだ形になっているけれどかなり大きな円分布になる鮮明映像。上下に×状ノイズが見えるけれど、これも鮮明さ優先のリサイズを使っている。たた他作品とは異なり、ほとんど補間の効かないリサイズで拡大しているので、線が階段状に見えるくらい極端に粗い絵になっている。

雑な作りとも言えるけれど、しっかり動画で動くアニメ映像でも内容的にPVっぽい作りなので、実際のアニメ本編はまったく異なる質感に変わりそうだ。

比較的大きく動くカットがある割にはブロックもそれほど多くなく、線の乱れも酷いというほど荒れていない。ソフトな画質でそれほど動きのないさばげぶ番宣とは対象的で興味深い。

リサイズの問題で縦720というより縦360に見えるような絵になってしまっているけれど、似たパターンはメジャーの一部や他に1, 2作品あったくらいの結構レアな特徴。リサイズの影響で縦3ピクセル周期の特徴が強く出ているだけで、元はちゃんと縦720のHV1280。

さばげぶっ! 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:studioぴえろ+
評価:HV1280


安定したフレームがほとんどない条件の悪い映像だけど、良い場所でも小さめの円分布なるソフトHV。淡い色合いでも線は適度に暗いのでこの分布でも鮮明さは十分に見えるカットも多い。

ノイズ効果強い絵だったのか、あるいはCM編集時の劣化が原因なのかわからないけれど、
比較的簡素なベタ塗りっぽい絵なのに動きの少ないところでもブロックノイズが出て線が酷く荒れている。動きのあるカットはCMを出した企業が可哀想になるくらいのボロボロの劣化フレームばかりで、CMの内容より劣化が気になるくらい痛々しい映像になってしまっている。

大半のフレームは使い物にならないけれど、縦720と断定できるくらいの特徴が断片的に残っているフレームも僅かにあり、これもHV1280。