2009年11月30日月曜日

夏のあらし!~春夏冬中~ 9話


局:テレビ東京
放送日:2009/11/29
評価:LB-SD-ibp/486(A), SD-ibp/486(A)

先週のHVから当然のようにアプコンに戻ったというだけでなく、またわけのわからない変な画質に変わる。

動きのない部分は比較的すっきりした分布。

縦は486(A)の普通のアプコンの数字だけど、今期流行気味の-ibpのパターンに似た処理で、縞の出ている部分が何かおかしい。

他の-ibpでは縞の出た部分をぼかしているのに対し、逆に縞に出た部分に縦にシャープフィルタをかけたような状態に見え、わざわざ縞を強調したような奇怪な映像で、縦にスクロールする場面では激しいちらつきが発生している(影響は視聴環境によるかも)。変な画質すぎて珍種なのに興味も湧かない。

-ibpの逆パターンではあるけれど分類上はこれも-ibpの一種と考えておこう。



全体を調べてはいないけれど、こんな分布のところがあった。

縦に不自然なボケもなく分布でも伸びがよいSD-ip、ではなくてここもSD-ibp的な状態。

以前にも少し鮮明に見えるカットが混ざっている回があったけれど、ちゃんと確認しなかったので似たようにSDの部分は今までにもあったかも。



追記

興味なしと言ったものの、このパターンは今回限り(他のアニメ含めて)かもしれないので、改めて調べていたところ、また少し変わった特徴のところを発見。


Aパート4:35あたりにHVの部分が混ざっているけれど、その途中に時間方向にフレームをブレンドした効果を加えたところがあるけれど、そこの分布。

少し変わった分布だけれど、HALF-HVの状態。片方のフィールドを捨ててトップ、ボトムとも同じ絵にしたことで縦が540になっている感じの映像で、フレームで見ると縦方向は2ピクセル単位にはっきりジャギが出ている。

上のリンク先の記事で書いた通り、24fpsのアニメで3フレームブレンドするとコーミングが見えてしまう結果になるけれど、それを回避するために片方のフィールドを捨てている感じ。といっても、このアニメは元々コーミングがない状態絵なので必要ない処理に思えるけれど。

同じ現象が出ているアニメは他にもあるかも。