2009年10月19日月曜日

今日からマ王! 第3シリーズ 28話


局:NHK-E
放送日:2009/10/17
評価:HV1280-i(不定)

HV1280-iの縞アニメは、縞解消できる程度の精度で正確に縦720から拡大のものしかなかったけれど、今回の本編は720からずれた特徴があり、かなり奇妙な映像。

上は本編の中では鮮明に見えるところだけど、ほとんどアプコン分布のような状態でHVとは思えない質感。

縞の特徴から、OPは基本的に07-GHOSTに近いタイプ、EDは1話本編同様しおんの王に近く、1080i化の処理過程が異なる。このOP,EDは縦720だけど、本編は縦716~717の半分程度ジャギになっているところが複数箇所あり、さらにカットによって状態に差があり一定のルールでの縞解消も不可能。それ以前に乱れが酷く大半のところはまともな絵に戻らないけれど。

状態が悪過ぎて、どのような経緯で不思議な数字のジャギが出ているのかわからないけれど、強引に可能性を考えてみると、一旦HV1280-i処理した1080i映像を1280x720のインタレ映像に戻し、この時に少し絵が切れたことで720より小さい特徴が出て、さらにその1280x720から再びフィールド単位での拡大で1080i化したら何とか似たような映像は作れそう。

線だけ見ると他のHV1280-iと似た縞にも見えるけれど実際はかなり破綻した状態なので、少なくともこの回は縞解消とか考えるのも無駄。


ボケたシーンの分布。といっても演出とか無関係のこんな感じのところも多い。横の伸びでHVらしさを残すのもの、縦のぼけで優秀なレタボズームより悪く見えそう。

次回予告は普通に縦720(EDに近い特徴だけどまた少し違う)なので、すべての話がこの状態ではなかったと思うけれど、ここまで不安定な映像を作れと言われてもかなり難しいので、この映像を実現する環境は悪い意味で凄そうだ。

縞HVはまだなくならないだろうけど、新作HVでこんな映像はもう出てこないだろう、と考えてもよさそう?