2012年10月13日土曜日

遊戯王ZEXALⅡ 74話


局:BS JAPAN
放送日:2012/10/13
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810

テレ東と同じところ。

ほとんど差のない分布でもノイズが多く周囲が少し明るくなっているBSJAPAN。

ノイズといってもグレイン風ノイズ効果がつぶれずに良く残っているだけで、むしろオリジナルに質感を良く維持しているといえるけれど、やはりノイズ効果がしっかり残ると圧縮処理には厳しくなり、線に注目するとテレ東より少し荒れているところも多くなっている。

それでも比較的太くしっかり黒い線なので、普通に見て気になるような荒さを感じるところはなく、テレ東との見た目の印象差はほとんどないし、ノイズ効果が汚くつぶれていない分、BSの方が良く見える環境も少なくないだろう。

アイカツ! 1話


局:BS JAPAN
放送日:2012/10/13
制作:サンライズ?
制作協力:テレコム・アニメーションフィルム
評価:HV1280+/837


テレ東1話と同じところ。

似たような分布で似たような鮮明さに見えるけれど、テレ東に多かった線周囲のモスキートノイズは圧倒的に少なく線の乱れも軽減しているように見える。ただシーンチェンジ近辺ではテレ東より劣化が目立つなど不安定なところもあり安定感の高い映像というほどの良さはない。それでも動きの少ないところでは色の滲みも少なく線もはっきりして見え、背景の微妙なディテールも良く残っているのでBSの方が緻密でメリハリのある絵に見える環境の方が多いだろう。

圧縮劣化での線の乱れが少ない分、テレ東よりは縦837の特徴もわかりやすく残っている。CG部はやはり劣化が多いものの、ここでも縦837に十分近い特長がはっきり見えるところがあるので、CG部含めて元は1488x837になっているようだ。

これも横1440経由のソースだった。

映画 伏 鉄砲娘の捕物帳 公開記念特番


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2012/10/12
評価:HV1280+-i/900

CMもチェックしているけれど、特番内の映像は少し変わった特長だったので触れておこう。
 
巨大でも奇妙な分布で、線が全体が撚れたように崩れている。原因は単純で例によってフィールド毎のリサイズで拡大した縞HVだけど、元のサイズが縦900になっている。CMの映像でも縦900のジャギが見えていたけれど、この映像は確実に900→1080と拡大したものなのでそれを裏付けた特長といえるので、やはり1600x900で作っていると考えてよさそうだ。

特番内の映像でもすべてこの状態だったわけではなく、CMもちゃんとフレームで拡大されているので、この特番編集時の劣化で本編は問題ないだろう。

拡大率が1.2倍しかないこともあり、縞解消してもアプコンやHV1280-iほどの改善は出来ないもののDestripe(450, 6, 4, 4)辺りの設定で線の乱れの大幅な軽減が可能。

珍しいけれど前例もあり、劇場版 BLOOD-CのCMの一部カットでも縦900の縞HVがあった。数でいえばアプコンが圧倒的だけど、HVでは1280x720アニメが圧倒的に多いので縦720から拡大した縞HVがほとんどでも、540, 810, 900などの標準的な解像度からのフィールド毎の拡大映像も存在している。

リトルバスターズ! 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

ソフトなHVなのでどちらかというとMXとの相性が悪い映像かも?と思っていたけれど、似たような分布でもBS11の方が僅かに小さな分布になるところが多かった。

どちらも似たようなボケHV画質にしか見えないけれど、静止画で比べるとMXの方が線がはっきり見えるところが多く、圧縮劣化もやはり少なく安定感でも上。微妙なディテールもBS11の方が潰れて見えなくなっているところが多く、この質感でもMXの方が相性が良かったようだ。

ジョジョの奇妙な冒険 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:david production
評価:HV1280

MX1話と同じところ。


大差ではないけれど、BS11の方が僅かに小さく周囲のノイズも多い分布になる。

見てきて気になるような粗さはないものの、全体にMXより圧縮劣化での崩れやブロックノイズになりかかった周期的な線の乱れなどが多い。


MXは線の乱れの少なく滑らかな特長をしっかり維持していて、背景の描写なども崩れず残っている。探せばBS11の方が良く見えるところもないわけではないけれど、この作品ではMXの方が良く見える環境がほとんどだろう。

好きっていいなよ。 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:ZEXCS
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。

僅かな差でもBS11の方が横の伸びが良く、絵で見ても線はMXより少し細くはっきりして見えるところも多く見つかる。逆に圧縮劣化はBS11の方が多く、ノイズや線の乱れが目立つ。

といっても、どちらの局も気になるようなボケや粗さはないし、動画で見て判別するのは不可能に近いくらい似た映像に見える。ノイズの見えやすい環境だとBS11の方がちょっとざらついた感じに見えるかもしれないけれど、特長は異なっても同レベルの画質と言えそう。

さくら荘のペットな彼女 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/10/12
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280

MX,tvkで見たところと同じ。

MXより少し大きな分布に見える。ノイズの影響もあるものの、絵で比較してもMXより線が細く引き締まって鮮明に見えるカットも少なくない。
MXと比べるとモスキートノイズやシーンチェンジでの劣化も目立つものの、BSアニマックスの中では比較的安定した画質になっている。

極端な輝度効果でMXが苦手な低コントラストの線が目立つカットも多く、MXでは線がつぶれてほとんど見えなくなってしまっているようなところもあるので、NRの性能次第ではBSアニマックスの方が良く見えるかも?

ただ、全体にBSアニマックスが良いわけでもなく、コントラスト高めのカットではMXの方が線が細くはっきり見え、BSアニマックスは劣化で乱れているという良くあるパターンに変わってくる。MXで劣化している部分は普通に見ていて気付かないところがほとんどで、全体にノイズが少ないという大きな利点もあるし、点数を付けるとすればMXの方が上になりそう。