2013年4月5日金曜日

アニメミライ2013 龍 -RYO-


局:BSアニマックス
放送日:2014/04/05
制作:GONZO
評価:HV1280+/900

今年もアニマックス放送になったアニメミライの1作目。

前半は効果でソフトな質感が多いけれど、後半の明るいコントラスト高めの鮮明画質のシーンが多く、その辺りの鮮明なカットでは横が切れて見えるくらい大きな分布になる。線も細く、一見して高精細HVとわかるくらいの精細感がある。

放送ではすっきり画質に見えるけれど、グレイン風ノイズがあったような微妙なちらつきが見える。圧縮劣化も少なくなくブロックノイズだらけのフレームも稀にあるけれど、普通に見ていて気になるような粗さは感じない。

1ピクセルの精度で確信できるところは見つからなかったけれど、断片的に残っているジャギの特徴はいずれも縦900に十分近く、元は1600x900のHV1280+で間違いないだろう。

フォトカノ 1話


局:TBS
放送日:2013/04/04
制作:マッドハウス
評価:HV1280


ちょっと横長な感じもするけれど、これも大きな円分布になる。輝度グラデーションも多用していて、コントラストが低くなっているカットも多いけれど,基本は線も適度に暗いコントラスト高めの鮮明HVに見える。

軽微なノイズ効果はあったのかもしれないけれど、放送ではノイズ効果皆無に見えるくらいのすっきり画質。マッドハウスらしくない質感だけど、圧縮劣化も非常に少なく安定した放送画質になっている。


適度なぼかしで特にジャギ感の強い絵にはなっていないけれど、撮影段階では比較的ジャギ感の強い絵にだったようだ。意図的にやっているのかもしれないけれど、HV移行初期の3,4年前頃似た特徴の作品が多かったこともあってどこか古いHV画質っぽい絵に見えなくもない。

その特徴のおかげで どこを見ても縦720のジャギが非常にわかりやすく、これもHV1280。

銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/04
制作:動画工房×オレンジ
評価:HV1280+/810


かなり大きな円分布になる鮮明HV。ここはCGと通常のアニメ作画が混ざったフレームだけど、CGで作られた部分の方が鮮明で、人物中心のカットは分布も一回り小さくなる。

線も程度の黒く、コントラスト高めの映像だけど、細い線での描写が多いのでくっきり画質というほどの鮮明さのないカットが多い。逆に細かい描写もつぶれずしっかり残っているので、映像でも1280x720クラスではないと思えるくらい精細感が強い。
弱いノイズ効果はあるものの放送ではほとんどつぶれてすっきりした絵になり、圧縮劣化も目立たず安定した映像に見える。

特にCG部はわかりやすいけれど、CG部、アニメ作画とも縦810のジャギがはっきり残っている。前期、GJ部では最後まで維持できなかったけれど,この作品でも動画工房の標準になりつつある1440x810のHV1280+。放送局数含めそれなりに力の入った作品っぽいし、今回は最後まで頑張ってくれるだろう。

810→1080の拡大は比較的乱れが出やすく、線が荒れた作品も多いけれど、この作品はリサイズでの乱れも抑えられていて、1440x810から拡大した映像としてはかなり上質に見える。



局:tvk
放送日:2013/04/04
評価:HV1280+/810


MXと同じフレームの分布。

元が鮮明な高精細映像なのでtvkボケでMXより小さくなっていても十分大きな分布を維持している。ただ、線が細いだけにボケの影響でMXより線が倍近く太く見えるようなところもあり、見比べると特に精細さで少し見劣りする。

それでも圧縮劣化も十分抑えられているし、線の黒浮きが気になるようなところは稀なので、環境によってはMXと大差ない絵に見えるくらいtvkの中では上質な画質と言ってもよさそう?

はたらく魔王さま! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/04
制作:WHITE FOX
評価:HV1280

大き目の円に近い分布だけど、線にジャギ感のあり四角っぽい分布になるところもあった。

明るさを抑えた感じでもコントラストも高めで鮮明に見えるカットが多い。背景の特徴的なグラデーションや明るさで独特な質感になっていても極端な効果もなく比較的見やすい映像になっている。ノイズ効果も皆無に近く安定感はかなり高い。

気になるような粗さもなく、十分滑らかに見える線も多いけれど、縦720のジャギもわかりやすく残っていて、これもHV1280。



局:BS日テレ
放送日:2013/04/04
評価:HV1280

似たような分布だけどBSの方が僅かに横の伸びがよくなるところが多い。BS日テレもアニメではまだ横1920維持の例はなく、今回も横1440経由のソース。

絵で見比べても判別できないほど似た状態に見えるけれど、少しシャープフィルタで補正すると、BSの方が背景の細かい描写の潰れが少ないようだ。ただ、場所によってはMXの方が情報量の多い絵になっているところもあり、圧倒するほどの差もない。

圧縮劣化も少なく安定感もほとんど変わらないけれど、暗いシーンではMXの潰れが目立ちなどはっきり差が出ているところもあった。僅差でもBSの方が欠点が少なく高画質になっている。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1話


局:TBS
放送日:2013/04/04
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


大きな円に近い分布になる鮮明HV。しっかり暗い少し太めの線でメリハリのあるくっきり鮮明画質。ノイズ効果のほとんどないすっきり画質で圧縮劣化も少なめ。

原作CMで使われていた映像と先週の番宣でリサイズ処理が少し異なっていたけれど、1話は乱れの少ない原作CMと同じ処理だった。他の作品と比べると少しジャギ感のある線だけど、番宣と1話の同じフレームを比較すると本放送の方がノイズも少なく線も滑らかに見える。


画質というより作画要素だけど、CG多用の背景が淡く単調な絵でだからかブレインズ・ベースにしては安っぽく見えてしまうカットも多く、作画自体も少し不安定な印象。

元絵の特徴がよく残っていて線に注目すると高精細な映像のようにも見えるけれど、細い線や細かい描写では縦720のジャギもしっかり残っていてこれもHV1280。