2008年12月6日土曜日

番外 たまにはDVDも見てみる おまけ Air


DVDの画質は元から悪い?、と勘違いしてしまいそうなくらい最近売れているアニメDVDはどれも横方向の伸びの悪さが目立つ分布になっているので、DVDでもやろうと思えばこういう分布になる、という例ということでAirDVDの分布も見ておこう。

単純な拡大での分布。通常のアプコン放送でもここまで大きな分布のものはない、というくらい大きな分布で、DVDでもこの程度の分布になるような画質は実現できる。

分布はよく解像度は高いけれど、最近のテレビでの視聴を考えると詰めこみすぎで、高画質と思わない人も多そうな状態であり、SDサイズでの限界に挑戦したような極端な例。SD解像度のテレビでしか見られない時代であれば、これはこれで頑張った画質と言えたけれど、視聴環境での拡大表示が当たり前になりつつある状況ではむしろ失敗だった側面もあり。

最近のアニメは放送時の分布から考えてもこのくらい大きな分布になるようなDVDにすることも可能で、そうしない理由もAirDVDとアプコンBDの画質あたりにあるのかな。ボケたDVDにする利点を考えてみると、今の情報量の多いアニメでは進化したとはいえMPEG2圧縮で音込み9Mbps程度では激しく破綻するところが出てくるとか、極端にジャギ感の強い非連続な線が見えてしまうとか、色情報不足による偽色問題の軽減はできそう。

利点があるとしてもバランスがよい処理とも思えないけれど、視聴環境によっても印象は変わるので、別の意図もあったりするのかもしれない。故意に悪くしていると仮定すると、BD化商法のためにDVDとの画質差を大きくした方がいいとか考えている人がいてもおかしくなさそう、というのもあり?まあそれはないかな・・・