2013年7月11日木曜日

劇場版「空の境界」伽藍の洞 I



局:BS11
放送日:2013/07/10
制作:ufotable
評価:HV1280+/855


WOWOWで見たフレームは今回の範囲にないため別の場所。少し歪な形でも大きな分布になるところが多い。


初期はやや粗さも残る特徴で、今見ると少し雑な作りに見える。この先話が進むと絵の作りも換わって少し鮮明になるなど、全体では統一感の画質になってしまっている。とはいえ、映画でも脱HV1280の流れが出てきたのもここ数年、今でも映画で1280x720が珍しくない状況を考えると、2007年からこのサイズで作ってきたことは評価したいところ。

WOWOWで見た頃縦855はこの作品だけだったけれど1520x855はufotable固有のサイズ。他はFate/ZeroOVAくらいしかないけれどufotable作品はこの数字で統一されている。俯瞰風景3DのCMに使われている映像も同じ数字になっていた。


この作品もBS11は横1440経由のソース。ぼかしの弱いところはガタガタに見えるくらいジャギ感が強い絵なので横1520の特徴もしっかり残っている。WOWOWでは横方向のリサイズ跡のない1920維持ソースで放送された。



局:TOKYO MX
放送日:2013/07/05
評価:SD放送


分布省略

ノイズも多く色の劣化が目立つ貧相な画質で細かい描写は潰れてしまっているけれど、HDで見ても太い線が多く精細感の弱い絵なのでSDでもそれほど印象差のない絵に見えるカットが結構多い。強引なアプコン処理で鮮明に見せる環境であればMXの方がコントラストが高く鮮明に見えてしまうこともありそう。

幻影ヲ駆ケル太陽 1話


局:tvk
放送日:2013/07/10
制作:AIC
評価:HV1280


MXと同じところ。

比較しなければそれほど特に小さい分布という感じもしないけれど、MXより一回り小さい分布になるtvk。

明るく鮮明なシーンは線も暗くなっているところが多いのでtvkでも十分鮮明に見えるけれど、AICで線が細いこともあって演出でコントラスト抑えたところでは線の黒浮きが目立ち、はっきりしない絵に見えてしまうところもあった。

ブラッドラッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/10
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


tvk1話と同じところ。

tvkでも大きな分布になっていたけれど、当然のようにそれより大きな分布になるMX。

元からそうなっていただけだけど、線も輪郭強調気味になっているなどやや鮮明さを欲張りすぎた感じの特徴も見え、四角感のある形だったり、少し上下にノイズの分布が見えるところが多い。

書くまでもなく圧縮劣化はtvkの方が多く、MXの方が安定しているけれど、ボケたことでtvkの方が癖のないHV画質になっているし、好み次第では良く見えることもありそう?

有頂天家族 1話


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2013/07/10
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。

分布の特徴はどちらかというとBS11に近い。

MXより細かい描写の潰れが少なくちょっと緻密な絵になるような傾向になっていても、情報量に負けて圧縮劣化が増えてしまい、結局細かい描写が潰れて不安定さだけが増した中途半端な画質に見えてしまう。

ふたりはミルキィホームズ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/10
制作:J.C.STAFF, ノーマッド
評価:HV1280


番宣はちゃんとフレームで拡大された状態で、かなり大きな分布になるくっきり鮮明画質。

紹介映像同様、縦1500を超えるジャギもはっきり残っていたけれど、結局その特長は元絵のもので、この分布でも縦720の特徴がはっきり残るHV1280だった。

リサイズでの乱れも少なく元絵の特徴が残っている作品も少なくないけれど、ここまではっきり元絵の特徴が強く残っている作品は結構珍しい。印象に残っている作品としては2010秋のFAも近い特徴だった。

カットによって少し違うように見えるけど、確認してみると1524x857辺りのフレームがあった。素材としてはもう少し大きい画像なので数字にあまり意味はないけれど、倍率で言うと撮影時は絵を84%程度に縮小した状態で使っている。