2008年1月30日水曜日

大江戸ロケット26話


局:TOKYO MX
放送日:2007/09/26
評価:HV1280 HV960に訂正

なぜいまごろ、な感じですが、true tearsのように一見アプコンにしか見えないのにHVという作品は過去にもあったという例として、大江戸ロケット。このアニメは放送回によっては本編が全部アプコンにみえるくらいボケていたり、1話の中でも画質差が激しいという点で珍しいタイプ。最初は、それなりによく横に伸びた少し輪郭が甘いHVが画質の部分で、見た目以上に伸びがよく、HVらしい分布。縦の伸びが悪いこのパターンも共通の理由があるんだろうか。
同じく26話ですが、上質なアプコンでもなんとかなりそうなくらいの分布のところ。アプコンでこれに近い分布になることはほとんどないようなので、アプコンと判断することは今ではない感じですが、上に比べると明らかなぼけ感があります。大江戸は画質にこだわって作るという考えがないのか、HV1280という制作環境を贅沢に使って、作りたいものを作った結果がそのまま放送された感じ。予算が普通より多かったのかわかりませんが、好き勝手やってる贅沢なつくりに見えます。悪くいうと無駄使いともいえなくもないか。


他とはまったく異なる画質の部分があって、おそらく作画修正等で、間に合わなかったためにアプコンになってしまった部分。若干伸びがよく見えますが、ジャギくっきりのアプコンの絵。

修正で画質が変わる例は詳細に調べれば大量にあるんだろうけど、普通にアニメみてる分には多少癖が変わっても本編が面白ければあまり気にならないもので、この程度なら許容範囲かな。ここでシゴフミ画質になったらテレビ壊れたと思うけど。


追記 訂正とお詫び
最後の分布は他のアプコンと比較すれば一回り大きな分布で一目瞭然ですが、アプコンではなく960x540のパターン。さらに問題は上のような分布のところも横方向に綺麗に960のジャギが出ているところがあり本編はほぼHV960だった模様。僅かなデータしか残していないため条件が悪く補間も効いた状態でわかりにくかったとは言え、思いっきり誤認情報でした。ごめんなさい。

2008年1月29日火曜日

ARIA THE ORIGINATION 4話


局:テレビ東京
放送日:2008/01/28

作画だけでなくまた画質も変わった。ジャギも目立つものの適度にぼかしてごまかしているので前よりは印象はいいかも。ノイズも多く縦の解像度不足は相変わらずで誉めるような画質でもない。

2008年1月28日月曜日

スポーツ大佐第18話「刺客が山狩りに来た!!」 @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

なかなか優秀w
1280限界も超えて枠ぎりぎりまで伸びてるようにすら見えてしまうのですが、1280です。白地に黒だけで描くような絵の場合、アルゴリズム次第ですが、リサイズ時に輪郭の情報が綺麗に残りやすく、結果的に広い分布になります。

アタックオブ東町2丁目 @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

キャラの部分のジャギがSDアプコンピッチなのですが、拡大したからで全体はHV1280。CGの傾向としては、解像度を極端に高くして怖いくらい綺麗な映像にするような発想は元からなくて、内容で勝負、という人が多いのかと思えてくる。限られた予算と時間で作る必要がある現実は厳しい。
CG作品の中ではストーリーもわかりやすく面白い作品ではあります。

ヒョットコ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これもブロックノイズがそれなりに出てます。放送のブロックとは異なるボケもあり、CGアップカットでのテクスチャ解像度不足による狭分布の例かな。
といっても他の部分ではノイズだらけでも解像度はそれなりにあってこれもHV1280程度だと思います。

PROJECT MERMAID @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これもブロックノイズが多すぎてまともに評価できていない感じ。線の解像度からHV1280程度と思えますが、もはやノイズに絵が埋もれてる感じになってしまってる。圧縮映像時代はクリエイターに優しくないな。確認してませんが、SDで放送しているBS2での放送の方が絵としてはまともに見えると思う。

ジャイロソプター @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

CGものもやっておこう
CGの場合時間=お金をかければもっと精細でジャギもまったくないような絵にできるものの、そういう作品は少ない。ジャギがくっきりで見た目の印象はあまりよくない画質ですが分布はまずまず。

ロザリオとバンパイアについて

ちゃんとHVだから確認しなおしたいいぞ、と言われたのだが
消してしまったので5話で確認予定
自分より信用できる人間なので、また評価変更することになるんだろうかorz

アニクリ15の作品群を見てもぼかし系フィルタを使われるとアプコン分布に近くなり
ぼかしているという点でアプコン的な絵であると逃避したところでこの手法の弱点なので
ぼけたHVと優秀なアプコンを識別する工夫が必要だな
というかそこが紛らわしいので判定方法に関係なくアプコンとHVの切り分けが難しいわけだが・・

追記
ここに結果をアップしているフレームだけは無圧縮で残しているので、1話と2話のフレームを見直したけど、SDからの拡大をしないと発生しないような2.6~3ドット単位の線のゆらぎがあり、1,2話に関してはアプコンという判断でいいと思うが、場所によって違うとか、3話あるいは4話で変わった可能性もあるので、再検証はやります。

2008年1月27日日曜日

三茶ブルース @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これもHVか。アニクリ15を個別に見てもこのブログ的には特に情報としてあまり面白みはないけれど、HV1280制作環境がある現場はそれなりに多そうというのは普通のアニメの画質向上に多少は希望をもてるかな。
結論としては新海の画質は異次元だったというオチ。といっても同レベルの画質のテレビアニメもあったりするわけでその先は作画の話になるから、ここでは関係ないということで。

プロジェクトΩ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

1分で終わらせるのはもったいないな。1分だからできるということなのかもしれないけど。これも伸びがいい方。

「ゆルルル」~日常編~ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

作画のところではなくアニメ部分。これもなかなかいい分布。

宇宙人来襲ヒロシの場合 @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

なかなかいい分布。これも少しノイズ効果つき。
あまり動かないけど高精細でキャプ1枚でも情報量が多くて退屈しない。・・ってそれはアニメの楽しみ方ではないな。

オハヨウ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これも分布はいまいちだなあ。アニクリはHVでも少しぼかして、ノイズを加えるという作りをする人が多いのが面白い。というかもうここまで普通の手法として使う人ばかりになると、素の絵で勝負してほしい気がしてくる。個別にはどれも効果として十分効いてはいるんだけど・・。
ここに書いたからといって今敏は関係ない、というかむしろノイズは少ない方。

おっかけっこ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これもノイズをのせてる上にぼかしてもいるのでノイズ成分に埋もれて分布がいまいちに見えてしまいますが、比較的高精細。

ナミダの向こう・・ @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

拡大時の縦の劣化で時々アプコンのような絵になってるけれどかなりいい感じのHV。普通のアニメと違ってDVDで回収する必要がある作品ではないのだから、放映までの処理を考えて上質なHV映像にするという発想はないんだろうか。それとも作る側ではどうにもならない問題なのかな。

ワンダバキッス @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

これもブロックノイズが多い。適切なフレームがないため分布はいまいちですが、線からHVは間違いなし。
演出でノイズを加え過ぎると動きが少なくてもMPEG2では破綻しやすくなる例。

おんみつ姫 @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280+ (評価変更)再評価はこちら

動きまくりでほぼすべてのフレームにブロックノイズがあるような状態なので、まともなチェックができない。他がHV1280であるのでこれも1280はあるのかもしれないが崩れて判断できないので分布から判断でHV960。BShiでもよくブロックノイズを見かけるけどここまで酷いのは珍しい。

Yes!プリキュア5 最終回


局:テレビ朝日
放送日:2008/01/27
評価:HV1280 HV1280+に訂正
言い訳はこちら

最終回で再評価。
これも1280らしい分布。縦の伸びは一番いいように見える点は評価してもいいような気もするけど四角に近い分布に見える通りノイズも多く高画質という感じもあまりしない。わずかにぼかした方がよかった気がするが、好みの問題か。

true tears 4話


局:tvk
放送日:2008/01/26
判定:HV

ぼかしが弱くなり少し精細な絵になって以前より線が僅かに細くなっている傾向もあってアプコンっぽい絵という感じが初期よりも低減した感じがするものの、特に分布がよくなったとかいうこともなく気のせいなのかな?縦方向のノイズで印象が悪くなるので、キャプだけ見て判断すると自信を持ってアプコンと言ってしまいそうだ。

シゴフミ 4話


局:tvk
放送日:2008/01/26

2,3話はちゃんとチェックしなかったけど4話は変なノイズは減って見やすい感じになった。そうはいっても分布の通りぼけまくりですが、MXの2,3話より印象はかなりいい。
この程度の画質に"いい"なんて単語使うのもどーかと思うが・・
シゴフミの迷走はいつまで続くんだろう

2008年1月26日土曜日

猫の集会 @アニクリ15


局:BShi
放送日:2008/01/26
評価:HV1280

かなり優秀。分布から1280に見えるけれど、絵からは1280の特徴が見えないので、1280+にするべき?と思わないでもないが、ボケの要素がなく1440以上になってくると枠ぎりぎりまで伸びてくるので1280でいいかな。

アニクリ15まとめて放送してくれてるので、他もやってみる予定。

狼と香辛料 3話


局:TOKYO MX
放送日:2008/01/25
評価:HV1280

相変わらず本編はフィールドズームのノイズがあるカットが大半だが、フレームでの拡大できれいなところが2話より増えたかな
上はプログレッシブフレームを得てから拡大した理想的なフレーム、下はノイズのあるところで、縦の情報が劣化してるのがよくわかる。まあこれも目で見ればわかる劣化なので分析するまでもないところだけど

下にある左右の縦線は何なんだろう。別の場所でも拡大ノイズのある場所では同じように出てくるのに、1,2話にはなかったので何かが変わったということだろう。ノイズをごまかすために多少ぼかし処理を加えた感じもするので、その影響かも

2008年1月25日金曜日

true tears 3話


局:BS11
放送日:2008/01/25
評価:HV

tvkよりきれいということではなく、やはりHV制作で間違いないと思うので、ある意味この分析の敗北宣言に近いけれどHVとしておこう。CGのロボット生徒の線がSDからの拡大ではありえない精度なので、SDサイズからの拡大という経過はないだろうという点、分布で高周波がほぼ一定の状態である点からぼかしフィルタを使っていると思われるので、元絵はこの分布より大きかったと推定。HV1280まであるかの判断はこれまた難しいところでもう少し調べてみる・・

シゴフミ 3話


局:BS11
放送日:2008/01/25

絵の違いで形としては似てない感じはするものの、BS11の1話に戻った感じ
MXと似た影の通りジャギはあるものの縦に上手くぼかしてるのか横解像度は維持しつつジャギ感を押さえたこの処理が最適解かな

2008年1月24日木曜日

番外 シゴフミ 1話@GyaO


サイト:GyaO
配信日:2008/01/14~

Gyaoもそれなりに画質のよい配信アニメがあったりするので、同じルールでチェック。
変なノイズは無視して中の情報だけで見ると、横解像度不足で、テレビ放送よりも低解像度ながらtvkより多少よくも見えなくもない。
どこのサイトか忘れたけれどひぐらし1期はtvkよりネット配信の方が解像度高かったことがあります。もちろんtvkの地デジでの放送と比べての話。

2008年1月23日水曜日

true tears 3話で再考


局:tvk
放送日:2008/01/19
評価:HVの可能性があるようなないような

1話はもう少しアプコンっぽい絵が多かったと思うので何か変わってるかもしれませんが分布は相変わらず。1話の時点で、縦方向のノイズと伸びの悪い分布とSDまで縮小しても十分再現できる絵であることでアプコンと思っていたのもの、見ていてもアプコンらしくない感じがするカットが時々あるので再度チェック。
・・・してみたもののよくわかりません。SDからのアプコンらしいジャギ(別の理由のジャギはあります)も見つからず、HVを強くぼかした結果の分布に見えてきたため、HV制作の可能性もあり?
SDからの拡大でも当然ぼけるのですが、この絵のボケは単純にぼかしフィルタでぼかしたような癖のないぼけのような感じはうけるものの、HVといいきれる特徴も見つけていません。現時点では判断保留、というかお手上げに近いかも。今日の気分でどっちか選べといわれるとHVかな。

シゴフミ 3話


局:TOKYO MX
放送日:2008/01/22

先週とほぼ同じ
もう諦めたようだから最後までこのままかな

2008年1月22日火曜日

ななみちゃん


局:BShi
放送日:2008/01/22
評価:HV1280-i

とても汚いHVアニメ
リサイズによる縞ノイズも全編にあり、NHKでもこういう画質で放送してるのは意外

チョコミミ


局:テレビ東京
放送日:2008/01/21
評価:HV1280

アニメ部分
同心円の縞はその間隔はことなるもののどのカットでも現れます。PCで適当に似たような絵を描いてみると同じように出るので、デジタルで線を描く時の特徴みたいなものかな。
もっと伸びることを期待していたけど、HV1280限界付近でばっさり切れた感じになっているのは少し意外。適当にみた範囲では、拡大処理を使った特徴は見つけられませんでしたが、分布からHV1280と判断していいか。

2008年1月21日月曜日

獣神演武 16話


局:テレビ東京
放送日:2008/01/20
評価:HV1280

分布自体はからいうほどは変わっていないように見えるが、横に伸びた感じがする。境界が曖昧なままかなり伸びがいい。
大半のカットで線が太いので、一見低い解像度でもできそうな絵に見える部分もあるものの他のHVアニメでもあまりみかけないくらい線がなめらかで、小さいサイズで作って拡大してもこのような線にするのは難しいと思います。実際には分布に見合う解像度があり、これもHV1280から若干ぼかしてこの分布にしたものだと思います。元が大胆な線の上、若干ぼかしをかけられたために、リサイズ処理で発生する特徴がほとんど見えないノイズの少なさと、線の輪郭は十分にはっきりしていることなどから、視聴環境に関係なくきれいに見えるアニメかもしれません。

2008年1月20日日曜日

トップをねらえ2!劇場版


局:BShi
放送日:2008/01/20

うむむむむ
BS11では話数で画質が変わったので数箇所チェックしてみよう

OVA1話あたり。微妙な分布ですが、背景ノイズの分布は十分で、かなり高画質。でも絵は思いっきりボケてるということで劇場でもこの画質だっただけということだろう。アプコンながら丁寧に引き伸ばした感じ。分布的にはHV960にも見えるので、判断は一通りチェックしてから。と思ったけど普通にSDアプコンの特徴があるなあ・・・
どこ拾っても似た分布しかないので、アップするものがなかった。普通のアニメでこのアプコンなら絶賛(は言い過ぎか)するくらいだけど、堂々と劇場版化してしまうのは素敵です。



OVA6話部分でBS11でも劣化していたあたりは同様に伸びの悪い分布
ほぼOVAをそのまま使いましたということなんだろう

それでも精細さではBS11よりかなりよくて、BS11で滲んだりつぶれていた線もはっきり見えるところが多かった

ハヤテのごとく! 42話


局:テレビ東京
放送日:2008/01/20
評価:HV1280

作画中にテストの問題用紙の文字のあるカットがあったので、それを含むところを拾ってみた。高周波成分自体は多くなり明るく伸びているけれど限界は他の部分と変わらない。
相変わらず縦方向の伸びが悪いままながら横はガンダムOOと大差ありません。これも1280から少しぼかしてこの分布にしたパターン。

2008年1月19日土曜日

機動戦士ガンダム00 15話


局:TBS
放送日:2008/01/19
評価:HV1280

今までに分布を見ているものも、再評価してHVの中も3つにわけていく予定。放送終了しているものは過去の記事に追記していく場合もありますが、そのうち表の形でまとめたいところ。変な表記も増えてしまったため整理しないと自分でもわけがわからなくなりつつある・・
作画はともかく画質は一貫して同じ感じできてるOOですが、当初は高精細な画質と思えたもののHVとしても分布の伸びがいいとはいえないところ。といっても画質が悪いというより、少しぼかしてノイズっぽい画面を避けているためで、このアニメはHV1280でしょう。720pと書くと横解像度1280とは限らないらしいので、あえて独自表記にします。
この解像度でもジャギは存在していて(ビットマップではその表現原理から常にジャギは存在しているわけですが、ここでいう場合はリサイズの弊害として解像度とは異なるピッチのジャギの意味)数えると1280制作の特徴が見えてる気がする。

ハチミツとクローバーII


局:フジテレビ
放送日:2008/01/18

再放送
2期もほぼ同じ

編集されてるみたいで、ノイタミナでやっていた時の画質が同じだったのかは不明
あてにならない記憶ではこんなものだったと思う

狼と香辛料 2話


局:TOKYO MX
放送日:2008/01/18
評価:HV1280

追記
1話と2話でノイズの影響以上の差が見られ画質が向上してる部分があるため、評価を上げる可能性があります→
変更しました。

OP,EDと本編中もカットによってはここに書いたリサイズでのノイズが出なくなってきれいになった
逆にOP,EDともテロップの解像度が1080の解像度から低下してボケていたり全体に処理がちぐはくなのは環境の問題なのか、使い方わかってない人がやってるのか?
次回あたりで全編が理想的な画質になることを期待しておこう
改善された部分はこの解析では見えない領域なので、分布は1話と大差なし

本編を細かくみると、リサイズによるノイズはほとんどの部分は相変わらずで、一部のカットだけ改善されているだけだったので、後から修正で差し替えた部分だけが改善された感じだ

OPおよび、本編中に1280からのリサイズと確認できる箇所がありましたので、HV1280に変更しました。ただし、本編中で確認できた場所は、上記のノイズがなくなっていた部分であり、他の場所はノイズの影響から判定ができないため、確実にHV1280といえるのは部分的ではあります。とはいえ他の部分も精細感は1話より上がっていますので、ノイズはあるもののHV1280とみていいと判断。1話も制作段階ではHV1280であった可能性もあると思いますが、放送されたもの自体はボケていて解像度的にもHV960で十分ということで1話の評価は変更しません。

2008年1月18日金曜日

シゴフミ 2話


局:BS11
放送日:2008/01/18

BS11が逆にMX1話に近い感じになった
多少ボケたが感じは悪くないし視聴できた1話2話合計6回の放送の中では一番まともだ
といっても低いレベルの話・・・
冷静に見返すとこの程度の画質のアニメはいままでもあったわけで、多少処理が独特だったこと以外はよくある低解像度アニメのひとつに過ぎないか

2008年1月17日木曜日

シゴフミの悲惨画質の理由

シゴフミは局に関係なく、最初の情報はレタボの片方のフィールド分の絵で、局による違いはそれをどう拡大したかの差でしょう。元絵は縦が180程度しかない上に、斜めの線はまともに繋がっていない状態なので、強くぼかさないとジャギ感の軽減も困難。
局ごとの処理を絵から推定(というより妄想に近いけど・・)すると

tvk
全体をぼかして横解像度を犠牲にしてもジャギ感軽減を優先
ぼけまくりですが正攻法といえなくもない?
元絵は同じでも納入素材の違いもあり単純に処理の差だけじゃないだろうし、tvkは持ってきたものを放送しただけで、何の努力もしてないと考えた方が自然かな
MX1話
2段階で拡大しつつ少しずつぼかしてジャギが目に付かないように軽減
2回目の拡大は補間を用いず、縦の情報を少しでも残そうとしたが縞状の絵になってしまった
結果としてはいまいちな感じもするけど、これもありだと思う
MX2話
もう諦めて直接補間アルゴリズムで拡大したものの、縦方向6倍に拡大するので補間したところでジャギがくっきり
1話で苦情がきてもう諦めたって感じ?
BS11
MXと同じく2段階で拡大したが2回目の拡大でも補間を用いたのでジャギ感は軽減したが
ぼかしにより縦横とも情報が減ってしまった感じか?ぼけとジャギ軽減のバランスとしてはよく考えた拡大方法にみえるが癖のあるノイズが若干気になる

以上、推定というにも怪しい解釈なので、実際の方法はまったく違うかも

ここまで異なると、局内で処理しているということなのかな。
方法はともかく、最初の素材がおかしいのはいうまでもなく、こんなもの持ってきたら局は放送拒否してもいいぞ!
と思う

2008年1月16日水曜日

solaは本当にHVだったのか

上はsola@tvkの分布
下はロザリオとバンパイア@MXの分布

何の迷いもなく、上はHV下はアプコンと書きましたが、一見するとほぼ似たような感じでsolaの方が解像度低いように見えなくもありません。それでもsolaはHVでロザリオはアプコンでしょう。

solaは放送当時から線の太さやボケ方、さらにジャギが出ている箇所もありアプコンではないかと疑って細かく調べたのですが、ジャギのピッチからほぼ間違いなく横960ドットの絵を拡大したものだと判断していたのでどういう分布であれHVです。ここでHV960という数字を持ち出したのはこれが理由。
OPの7人集合のところでわかりやすくジャギが見えますので、確認したい人はその辺をみるといいかも。もちろんこの場所だけでなく、本編にもわかりやすいジャギがたまにあります。そのどのジャギも横1440の映像で見た場合1440/960で1.5ドット単位のギザギザになります。1920に拡大すろとちょうど2ドット単位になるのでわかりやすいでしょう。

ところで、solaはかなり画質のいいHVアニメだったかのような感想をあちこちで見かけるのに、実際はFFTで見てもこの分布であり、横解像度も960。
solaの高評価はどういう理由で発生したのかを考えてみよう。

その1
1920x1080の解像度を持つテレビの普及率は高くなく、平均的なテレビで見ると、上で述べたジャギ部分も線として見えてしまうためこの解像度でも高い評価を得るのに十分だった。
その2
初のHV制作U局アニメ(だったと思うけど違ってたらもうしわけない)だったことで、いままでアプコンや特にtvk等超低画質アニメを見ていた人にとっては比較にならないほど高画質だったために、この解像度でも高精細なアニメだと思い込んでしまった。
その3
OPのテロップがよく見かける明朝体白文字でいかにも後からつけましたという感じではなく、ゴシック体で、影まで丁寧につけているため、OP全体が精細に感じられ印象がよく、その流れで全体の評価も高くなっていった。もちろんsolaのOPもアニメ部分は960制作です。
その4
960からの拡大の場合、細い線ではジャギが発生してしまい、実際solaでもある幅以下の細い線ではジャギが散見される状態です。これを軽減させるためなのかはわかりませんが、拡大後にぼかし処理を施していて(あるいは比較的強いボケ効果がある拡大アルゴリズムを使った可能性もありますが)画面全体の高周波成分が減りノイズが少ない絵になっています。さらに、高周波成分が少ないと地デジのビットレート程度でも極端に動きが激しいところを除くとMPEG2ノイズがあまり発生せず、最終的にテレビに映し出された映像も低ノイズであったことがきれいという感想につながった。

あたりかな?と適当に推測。

シゴフミ 2話


局:TOKYO MX
放送日:2008/01/15

1話はこちら

ここで画質が変わる可能性を書いたが、予想した方向ではなく悪い方向に変わってしまった
上下の影はノイズ成分でジャギ感が強調されただけで逆効果
1話は縮小することで縦解像度不足でもある程度きれいな絵にすることができたが、2話はtvkより印象が悪いかも
来週また画質が変わる可能性もあるかな

2008年1月15日火曜日

ARIA THE ORIGINATION 2話


局:テレビ東京
放送日:2008/01/14

1話にあった縦方向の異常が改善し、若干ぼけているのはARIAらしい演出として解釈すれば、ジャギは出てるもののそれなりにまともなアプコンになりました

2008冬のまとめ

★最初の公開から狼と香辛料の部分を大幅に書きかえたもののそれも勘違いでまた書き換えてます(;;)
明記し忘れてたと思いますが、ここではSDを越えるサイズで制作されたものをHVと判断しています。分布から推定できる程度にはサンプルが集まったので、HVについて
  • HV1280+ (720pサイズ1280x720を越える制作サイズが必要なもの)
  • HV1280 (720pサイズで制作されたと思われるもの)
  • HV960 (1/4サイズ 960x540程度で制作されたと思われるもの。もし横1024等の解像度で制作しているものが存在するのであれば、それもここに分類されることになると思われる)
の3つにわけてみます。とはいっても1920x1080の環境であれば720pにしか見えない映像にすることも可能ですので、ここでの評価は、その解像度があれば十分というだけであって、それ以上のサイズでの制作を否定するものではありません。リサイズ時処理の副作用などの特徴からそれほど的外れな推定ではないと思いますが、所詮素人の分析なので勝手評価といわれればその通りです。
1月スタートアニメでHVと判断したものは3つのみ。個別に再評価します。



ポルフィの長い旅@BSフジ
HV1280
1280限界で急激に落ち込みますのでアプコン判定の場合と同様典型的な1280の分布に見えます。

メジャー 第4シリーズ@NHK-E
HV960

960x540サイズとしては狭いのですが、円に近い分布でその外の成分が少ないため拡大処理後に弱くぼかしフィルタをかけたような分布ということで、元は960程度でしょう。

狼と香辛料@TOKYO MX
HV960-i

十分広い分布ではあるものの、1280に比べて一回り小さく960の上限がこの程度。一部精細に見える箇所がありましたが、分布を調べてみると同等で、1280以下のサイズで十分でしょう。ズーム処理の問題による縦方向の劣化を示す意味で-i(インターレースをフィールド単位にズームした)を付加してます。

ロザリオとバンパイアのようにアプコン処理後に画質に大きな影響を与える操作を行なったものについては、アプコンとは別の区分があってもいいと思いますが、今のところ1つしか出ていないので、他の例も出てきてから考えるとしよう。風の少女エミリー(NHK-E)もこのタイプだと思える線だったのですが、データがなく記憶だけなので、再放送などあれば確認してみるかも。

2008年1月14日月曜日

名探偵コナン


局:日本テレビ
放送日:2008/01/14

縦は優秀

ヤッターマン


局:日本テレビ
放送日:2008/01/14

1月アニメの最後もアプコン
結界師と同等の分布

もえがく★5


局:BSフジ
放送日:2008/01/14

少しボケた感じのアプコン

放送時間間違えてますよ?
これ見るともえたんがまじめな教育番組に思えてくるかも

縞縞アプコン

 アニメの画質を気にしている人であれば基礎知識だと思いますが、mxのフル放送で頻繁に出てきたので実験で確認。
 アニメを見てるとこのような奇妙な縞模様が見えるものが多々あります。見た目はいわゆるコーミングと呼ばれるものと同類(実際そのもの)ですが普通のコーミングノイズと違いフィールド間での動きとは関係なく発生することが特徴。HV判定しているようなアニメにもありますが、発生理由はリサイズにあるのは同じで左のイメージはキャプチャではなく自分で作ったイメージで実験的に再現、拡大したもの。見ただけでも想像できますが、この縞はインターレース映像をフィールド単位に拡大した時に発生するもので、アニメのようにくっきりとした線がある場合横縞が結構目立ちます。他の理由で似た縞が発生する可能性もあるかもしれませんがこのような方法でズーム処理が行われたと考えていいと考えてしまおう。

この縞はMXの絶望やロザリオでも見られるのですが、細い線であるにもかかわらず分布を見てもそれらしい特徴が現れていません。実は周波数が高すぎるためFFT変換で使っているソフトの場合その情報は1920x1080の範囲には収まらず、もっと上(同様に下にも)に現れることになり確認できないだけで実際にはこの縞を示す周波数成分が存在します。画像サイズを工夫するとなんとか見える状態にもできるのですが、もともとこの実験のために作られた機能ではありませんので、なかなか都合のいいイメージを得られないのが悲しい。これは自作した方がいいのかな。目で見て簡単に見つけられるのであえてやる価値もないか・・
 左のイメージは横幅が他のチェックと変わってしまっていますが、MX俗絶望の縦方向の高周波を表示させてみた実験。上下の隅にうっすらと影のように見えてる部分が問題のノイズの成分(と予想してるだけですが)。これでも切れてしまっているのでさらに上もみたいところですがソフトの制約でうまく得られていません。

あきらかにHV分布に見えるMXの狼と香辛料にもこのパターンの縞
があります。他のHVでも見えるものがいくつかありますので、SDよりは大きいものの1080iよりはかなり小さいサイズからの拡大処理を経て放送されたということでしょう。でもその辺のサイズでもインターレース使う一般的な規格あるのかな?規格となっていなくてもインターレースで映像を保存することにはサイズに関係なくできるわけですが、どう作られたのか理由なのか少し気になるところ、といっても現場で使われている機器やフォーマットに関する知識がないので考えるくらいなら調べろって話ですが。

 左のイメージは同様に縦方向の高周波成分の表示を行なってみた狼と香辛料。暗くて見にくいのですがジェット噴射のように上下に影が広がってます。

 これも故意に劣化させて放送してると考えた方が自然かな・・・

 この縞縞はmxに限らず局に関係なくあります。俗・絶望ではこのノイズが少ないBS11も別アニメでは全体にでていることもあります。この状態で持ち込まれたら放送局では元に戻せないので、そのまま放送するか、ぼかして縞を目立たなくする程度のことしかできなさそう。もっとも局で拡大処理した場合は局の機材次第で同じノイズが発生しますが、HDとSD以外のサイズってあるのかな?