2013年12月27日金曜日

Wake Up, Girls! 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/12/26
制作:Ordet×タツノコプロ
評価:HV1280


テレ東に多い5秒番宣ではままあるけれど、普通の15秒番宣なのに1カットという斬新というか手抜きにも見えてしまう変わった番宣。


少し四角感があっても大きな分布で、これも上下に×状のノイズ分布が見える。ここでいうリサイズは1280x720→1920x1080と拡大する処理の話だけど、似たような特徴の処理はSILVER LINK.が多用していて2013冬辺りから他でも流行だした。鮮明さ優先したような特徴的なリサイズを使った冬クールの番宣はこれで4つめ。

拡大時に線が太くならず1280x720クラスの映像とは思えない精細感のある絵に見えることもあるものの、この作品は特に揺らぎが大きく輝度ムラもあり、逆に少し粗く見えるところもあるなど、環境によっては若干バランスが悪い絵になってしまいそう。

ほとんど潰れているけれど、わずかにちらつきもありグレイン風ノイズもかかっているっぽい。放送ではすっきりくっきり画質になっていて動きも地味なので圧縮劣化は少ない。

縦720のジャギは見えないけれど1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎがはっきり見え、これもHV1280。

Z/X IGNITION 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/12/26
制作:テレコムアニーメーションフィルム?
評価:HV1280+/837


全体にもやっとしたノイズの多い分布で、明るい部分の伸びも悪い。線の輪郭も甘いソフトなHV映像になっている。

すっきりくっきり画質ばかりの2014冬アニメの中では効果多用が目立つけれど、中でもグレイン風ノイズがかなり強く、放送では荒れているというより少し汚い幹事の絵に見えてしまう。

ぼかし+ノイズ効果に圧縮劣化も加わって、鮮明さ失わせたような特徴でも、劣化が少ないBDではもっと引き締まった絵に変わりそうなので、BD向き?それでも、明るさ抑え目でもコントラストは高く線もそれなりに暗いのでノイズが目立たない環境であれば放送でも印象はそれほど悪くないかも。

強いグレインの影響で1フレームだけで見ると線の輪郭の特徴もはっきりしないけれど、動きの少ないカットの数フレームを合成(平均化)しグレインの影響を相殺させると正確に縦837のジャギも見えて、元は1488x837のHV1280+。

公式ページには制作の表記はないけれどテレコムと書かれている記事もあり、何より1488x837は10年以上テレコムアニメーションフィルムが維持しているサイズな上、テレコムが関わらないアニメでは未発見の固有サイズ。アイカツ1年目のように表示上は別の制作になる可能性はあるとしても、テレコムアニメーションフィルム制作で間違いないだろう。

咲-Saki- 全国編 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/12/27
制作:Studio五組


十分大きな分布だけど、阿知賀編が大きく綺麗な円に近い分布だったのに対し、縦の伸びが微妙に悪く横長の楕円分布になる。分布では若干劣化した感じだけど、絵では区別不可能なくらい似た画質に見えるし、番宣だけの問題の可能性もありそう?


大きく動くところは圧縮劣化も相応に出ていて誉めるほど安定した放送画質ではないけれど、軽微なノイズ効果があったとしてもほとんどちらつきも見えず安定感もまずまず。線もしっかり暗い五組らしい高コントラストのすっきりくっきり画質に見える環境がほとんどだろう。

拡大してみても特に縦方向の乱れも見えず十分滑らかに見えるけれど、細めの線には縦720のジャギもはっきりに残っていて、これもHV1280。