2013年12月14日土曜日

魔女っこ姉妹のヨヨとネネ CM


サイト:youtube
配信日:2013/08/09?
制作:ufotable評価:HV1280+/956


テレビCMも流れているけれど派手な動きで特徴がはっきりしないカットが大半なので、youtubeの予告編をチェック。空の境界は映画でも16:9だったけれど、この作品は上128,下130幅の黒帯付きシネスコ。

横は枠を超えるくらい伸びが良いけれど、縦の伸びが悪く巨大な横長分布になる。フルHD相当というわけではないけれど、この配信映像は横1920を維持した映像で、テレビサイズに拡大した後は横方向にリサイズされてない。

動画で見ても気づかないレベルだけど分布通り縦に少しボケている。テレビ映像化する際の劣化ならまだいいけれど、他に欠点らしい欠点がないだけに元から縦ボケしていたとするとなんかもったいない。youtubeに限らず、見つけた映像はどれも似た特徴になっている。

空の境界Fate/ZEROなど高精細でもソフトなHV画質が目立つufotableだけど、この作品は明るく高コントラストのくっきり画質。かなり細い線で描いているけれど黒浮きが目立つところもほとんどなく、精細感のある非常に鮮明HVに仕上がっている。

ほとんどちらつきのないすっきり画質でyoutubeの中でも比較的劣化が目立たない映像に見えるものの、ネット配信ではグレインは消えてしまうのでオリジナルにはノイズ効果もあったかもしれない。テレビのCMではちらつきが見えるけれど、それが元からあったノイズ効果なのか、圧縮劣化のノイズなのか判別できなかった。



シネスコでは横1280とか1440とか16:9の環境のまま上下を削っただけに見えてしまう貧乏シネスコ映像も多いけど、商業的に当たり作品の多いufotableだけに余裕があるのか、この映像はufotableの16:9標準よりかなり高精細になっている。


テレビCMではBS11も横1440経由なので正確な数字が確認できないけれど、youtubeで見ると変わった数字ながら横は正確に1700。縦はボケの影響ではっきりしないけれど、絵のある範囲で計算では728辺り。フルHDの精細さには程遠く特に凄い映像でもないけれど、1280x720クラスの映画もまだまだ多いのでこれでもかなり頑張っている方だろう。

ただ、画素数で比較するとufotableの16:9標準1520x855が約130万なのに対し、1700x728は124万足らずと少なく、ufotableとして頑張って作ったというよりは今までと同じ負担でシネスコにしただけと言った方がいいかも。


この作品に限らず、映画のCMは派手に動くカットばかりを選んでいるため、放送では圧縮劣化でぼろぼろになって画質評価できないものも珍しくない。時間がないことも影響したけれど、調べても良くわからないという理由でここに書けなかった作品が多かった。短時間で印象を残すために映像的な魅力より、派手さでカットを選びたくなるもわからないではないけれど、元から知名度が高く注目されている作品はともかく、もう少し緩急のある映像で最低限どんなアニメかわかるCMにした方がいいのでは?

蟲師 特別篇 番宣


局:BS11
放送日:2013/12/13
制作:アートランド
評価:HV1280

もう8年前になってしまったけれど、アプコンのテレビシリーズ(リンク先は今年のファミ劇のチェック)とは比較にならない大きな分布の鮮明HVになった。少し縦の伸びが悪いのは地味な動きでも劣化のほとんどないフレームがないだけっぽいので、本放送の状態の良いフレームはもう少し大きな円分布になるだろう。

演出でコントラストを抑えたカットが大半だけど、明るいシーンは線もしっかり暗い高コントラスト映像でかなり鮮明。といっても作品の雰囲気に合わせて過剰なくっきり感もなく、しっかり補間の効いたリサイズで線も滑らかな落ち着いた絵に仕上げている印象。

上質なリサイズで元絵の特徴も良く残っているので高精細な映像っぽく見えるところも多いけれど、細かい描写には縦720の特徴もしっかり残っていて、これもHV1280。