2011年8月20日土曜日

WORKING!! 9話


局:TOKYO MX
放送日:2011/08/20
評価:HV1280

MXでは再々放送とはいえ1話飛ばしての再撮影HV版9話。CMなどでもHV映像は見ているけれど改めてチェックしておこう。

アプコンとは比較するまでもなく、大き目の円分布で十分鮮明なHV画質。僅かながら横長感のある分布になるところが多い。カットによっては線のが黒浮き気味でくっきり感の弱いところもあるけれど、太めの線は普通に暗く、鮮明さは十分。適度にソフトな線はジャギ感もなく滑らかに見える。

WORKING!!の文字がスムーズに流れない辺りが気になったOPの周期違いもちゃんと直っていたけれど、元から音楽に合わせて動いているだけだった。

高解像度の特徴もよく残っているけれど、最初はHVで作る予定だったのか、と思えるくらい元絵も十分なサイズで描かれていたようだ。しっかり補間されたリサイズで線の特徴だけではわかりにくいところが多く、CMなどでの評価通りHV1280なのか不安になるくらいだけど、リサイズの副作用ノイズには縦720周期の特徴が出ているところが多く、細い線などにも縦720の特徴が出ているのでHV1280で間違いないだろう。

ワンピース エピソードオブアラバスタ 特別編(仮)



局:フジテレビ
放送日:2011/08/20
評価:HV1280+, HV1280

新作パートがあると言われてもどこが新しいのかわからず適当に状態の良いフレームでチェック。

縦の伸びは良いけれど横は伸び悩み気味のフジテレビらしい分布。カットによっては効果で変わるところもあるけれど、高精細でも線はしっかり暗く高コントラストの鮮明映像になっているところがほとんど。

長寿アニメなのでHV化後の画質も一定ではないけれど縦900のジャギがわかりやすく、横1440放送でも1600の特徴が崩れずよく残っていて、元は1600x900の高解像度アニメ。




一部分布もやや小さめの円分布になるコントラスト低めのシーンがあった。ここは解像度の低く縦720のHV1280。映画はテレビと異なりHV1280なのでここは映画由来の映像だったりするのかな?



★4:3アニメです

局:フジテレビ
放送日:2011/08/20
評価:4:3-ip/479

昼にやっていた"ワンピース アラバスタ エピソード0"の分布。

境界がはっきりしない装飾サイドパネル付き4:3。普通に-ipアプコンだけど縦は479と中途半端な数字。HV同様全体に明るく線も太めでしっかり黒い高コントラスト映像でアプコンとしてはかなり鮮明に見える。その分縞の影響も目につき易く、-ipでも縞解消することで落ち着いた映像に改善できる。

あに瓶的縞解消設定としてはDestripe(243, 8, 9, 7, 16)辺り。

テイルズ オブ ヴェスペリア ~ The First Strike ~


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/08/19
評価:HV1280+

大きな円分布の精細HVで、鮮明なカットは似たような分布になるところが多い。細かい描写も多いけれどコントラスト控えめなシーンが多く、背景と人物で明るさのバランスが合ってないのか不自然に浮いて見えるところもあるなど、高精細の映像の割りには迫力不足な印象。

キッズではベタ塗りと言っていいくらいになっているけれど、動きのないところでも微妙に揺らぎがあり軽微なノイズ効果はあったのかもしれない。圧縮ノイズも多く、緻密で安定感のある映像ではないけれど、酷い劣化もそれほど目立たずキッズでは安定している方だろう。

映画でも黒帯なしの16:9での放送で、スタッフロールの文字やタイトルの文字の輪郭などに縦1080のジャギも見え最初から16:9で作っている可能性が高そう。フルHDには届かないものの映像もかなり高精細で、縦924程度のジャギが出ているところが複数あった。中途半端な数字で撮影に由来する特徴なのか怪しいけれど、その程度の解像度で線間隔が1ピクセルしかないような細かい描写も潰れず残っているので1600x900クラス以上の精細HV映像なのは間違いなさそう。

横方向にも高精細な特徴が残っているけれど、これも横方向のリサイズ跡があり1440経由の映像。

ネギま!? 夏


局:BS11
放送日:2011/08/19
評価:SD-ip/486(A)

左下に劇場版告知付きでの放送。今回はクロスカラーもしっかり出ているコンポジソースでの放送。ドット妨害輝線も見えるにぎやかな分布でとは特徴が大きく異なる。

アプコン自体はSD-ipでもコンポジ由来のノイズの影響で動き有りの判定になって縞の出ているところが多く、絵としては動かないところでもSD-iのような上下隅の陰が出ているところが多い。

輝度スケールミスで白飛びしているカットも混ざっているけれど、明るすぎる輝度情報も切り捨てられていないので補正すれば不自然な白さは解消できるだろう。