2012年3月5日月曜日

アニメミライ BUTA


局:BSアニマックス
放送日:2012/03/05
評価:HV1280+


分布傾向がバラバラで安定しないけれど、比較的安定した鮮明なところは横長の楕円分布になる。

暗いシーンも多いけれど何が起こっているのかわからなくなるようなこともなく、少しソフトでも見やすいHVという感じにはなっているけれど、アップのシーンは線も太めで適度に暗いのに人物が小さくなると線が極端に細くなり、その分黒浮きが酷くなるためにカットによって、あるいはズームも多用しているので一つのカット内でも、見た目の鮮明さが変化してしまう辺りのチグハグさが気になる。

普通に見ていて気になるほど酷い劣化ではないものの、アニマックスでは圧縮劣化で細部が崩れ気味で十分な精度で確認できる特徴がほとんど残っていない。それでも縦は720よりは上に見えるので、これもテレコム・アニメーションフィルム標準の1488x837と考えて調べて見ると、それに近い特徴も見えてくる。他の作品のように1ピクセルの精度で確信できるほどではないものの、元は1488x837の可能性が高そうで、少なくとも1280x720よりは上ということでHV1280+評価で大丈夫だろう。

ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~


局:BS日本映画専門チャンネル
放送日:2012/03/05
評価:HV1280

作品は以前同局でチェックしているけれど、日本映画専門チャンネルBS移行での画質の変化を見てみよう。上がBS、下がCS。

似たような分布で見た目の印象もあまり変わっていないけれど、CSより圧縮劣化が軽減されているところが多く、少し画質は向上しているようだ。色にも特に変化は見られず、右下の小さな局ロゴも変わらず、劣化の少ないフレームではまったく判別できない。

大雑把な数字だけど平均ビットレートはCSが11.5Mbpsだったのに対し、BSでは13.5Mbps程度に上がっているので、その分安定感は増した感じはするかも。平均だけでなくビットレートの変動傾向も変わっていてBSの方が平坦で安定している。

ただ、シーンチェンジ近辺で劣化目立つCS時代の傾向は相変わらずな感じで、この作品で見る限り劇的な向上というわけでもなさそう。



局:日本映画専門chHD@e2
放送日:2012/02/25
評価:HV1280

2010放送時ではなく、先月の放送の同じところ。

大差ない分布。淡い輝点が見えているけれどブロックノイズが多く出た影響で、このフレームではBSより圧縮劣化が多い。

CSの方がシーンチェンジ後を中心にブロックノイズが大量に出ているところが多い感じはするけれど、BSで運悪く圧縮劣化が目立つフレームで比較するとCSの方が良い状態のフレームも結構多い。

局の癖は作品の特徴でも変わることがあるので、この作品の比較だけで判断するのも不適切だろうけど、CSでもHV放送だったこともあって画質視点で見ると今回のBS移行での変化はかなり地味だった日本映画専門チャンネル。