2010年1月17日日曜日

はなまる幼稚園 2話


局:テレビ東京
放送日:2010/01/17
評価:SD-ibp/486(A)


少し変わった特徴は1話と変わらず。


気になる特徴の映像なので先週書いた通り少し丁寧に調べたところ、簡単な処理だったようだ。まだ検証中だけど、以下のような事情でHALF-SDというのは誤認だったのは間違いなさそう。

都合がよいことにHV番宣があったので、先週の放送と同じフレームを実際に行なわれそうな処理で再現実験してみたところ、HVの映像をフィールド毎に縮小してSD化すると、その設定次第で近似する特徴が再現できることが確認できた。それをアプコンしたものなのでこれでもSD相当の映像であり、縦240程度の特徴が見えたのはダウンコンバート処理での劣化が原因。改めて放送の絵を見ていくとフィールドに分けて縮小すると現われるよれよれに近い特徴もある。

フィールド毎リサイズするとリサイズ後の縦解像度が半分しかないように見えることはHV1280-iでも例があるけれど、フィールド毎のリサイズではフィールドの出力位置の違いで線に特徴的な劣化が出ることを実験で確認してみる。



左と中央は、HVからフィールド毎に縮小してSDにした画像の一部を拡大したもの。やっていることは同じだけど、出力されるフィールドの縦位置が少し違うだけで左のようなギザギザな線になってしまう。

右は、中央の画像の片方のフィールドをだけを取り出し縦2倍に拡大したHALF-SD(F)の状態。

実際の映像とはかけ離れた画像だけど、理屈としては放送の映像の処理は左の状態だったのに、特徴が右のHALF-SDに似ているという理由で誤認した感じ。

この状態であれば似ていても違うと思えるけれど、実際の映像はボケも強く、さらにアプコン+圧縮されたものなので短時間で確実に見分けるのは難しい程度に劣化している。先週の時点でこの処理かどうかチェックした方がよさそうと思ったので、丁寧に調べた方がよさそうと書いたわけだけど・・・と言い訳しておこう。

気になっていた問題がすべて説明できるので間違っていないと思うけれど、珍種ということでもう少し調査継続。はなまるのように実験で比較できるHV映像がないので、よくわからないで終わってしまうかもしれないけれど、同じ特徴だったおまもりひまりも3話以降で見直してみよう。

過去に240程度の特徴があるからHALF-SDとか書いたの中に、HV→SD変換で劣化しただけというものがありそうだ。さらに分布だけでLB-SDかな?と言ったものも怪しいので再検証すべきだけど数も多いので保留。

Fate/stay night TV reproduction特別編



局:BS-TBS
放送日:2010/01/17
評価:SD-ip/486(A)


少し四角感のある普通のアプコン。

ジャギ感が強い線は少し気になるところもあるけれどそれなりのアプコン画質。



BDの同じ場所。SDとは異なる線の乱れがあり少し古い感じのHV画質のところも多い、といっても見ていて気になるようなところはほとんどなく、最近のHVでももっと悪く見えるものもあるし、今でもSD制作の作品があるわけで、SDでは絶対不可能な映像をHVが少ない時代にちゃんと作っていたことは評価していいところだろう。


今回の放送のBDが出るけれど、「全編再撮影による高画質化」らしいので、最近の優秀なHVレベルは無理にしても見てわかる程度には向上する?この業界の宣伝文句はとりあえず信じない方が無難な気もするし、今日の放送ではBDBOXの映像の線の乱れがSDの状態でも残っているので、それほど変わってないようにも見える。

まあアプコン放送で判断するの無茶な話だけど、実際今度出るBDで画質が向上しているとなると、再撮影という強力な手法でリマスター商法が繰り返される可能性を示された感じでちょっと複雑な気分かも。

ハートキャッチプリキュア! 番宣



局:テレビ朝日
放送日:2010/01/17
評価:HV1280+


ソフトな質感のカットも多いけれど、鮮明な絵の部分はフレッシュ同様くっきり感の強い精細HVで巨大な分布。

情報量の多い絵だけに圧縮でノイズも出やすく、静止画で見ると綺麗に見えないところも多い。縦の伸びが極端によい分布でもノイズ成分も影響するので単純に大きい方がよいというわけではありません。

線の違いなどで見た目の印象は異なるものの、縦は900、横方向も放送は1440でも1600の特徴が崩れず残っていて解像度はフレッシュから変化はないようだ。

補間が弱く少しジャギ感のある線は鮮明さを優先しすぎかも、と思うくらいではあるけれどワンランク上の解像度がそれを補っているので、それほど気になることもなさそう。