2010年12月29日水曜日

カールじいさんの空飛ぶ家


局:WOWOW
放送日:2010/12/29
評価:HVFULL


縦長巨大分布の鮮明3DCG作品。上下21ピクセル幅の黒帯付きのほぼ1.85:1のビスタサイズ。過度な鮮明さは求めず、ジャギ感がなくなる程度に極僅かソフトに仕上げていることもあって、縦も枠をはみ出すほどの分布にはなっていないけれど、輪郭や線は非常に美しい。横の伸びが悪い通り残念ながら横1440経由の映像のようだ。

2Kの特徴がないかちょっと期待してみたけれど、黒帯込みで1080の特徴が強く綺麗に残っていて、2Kから縮小したような特徴は見出せない。特に日本語版で本編中のタイトルや文字の一部も日本になっているけれど、そのタイトル部分に絵とは異なりまったく揺らぎのないフルHDのジャギが綺麗に残っていて、少なくともこの映像の元となった日本語版は最初から1920x1080の可能性が高そう。

仮に4Kでレンダリングしたものを縮小すれば高解像度の特徴はほとんど見えなくなり、フルHD解像度の特徴が強く出る映像になる。アプコンアニメで横720のジャギがはっきり見えて線がガタガタになるのと同じ理屈で、リサイズアルゴリズムや絵のぼかしをどこまで許容するかでも変わるけれど、無理な縮小では縮小後の解像度のジャギがはっきり見える絵になってしまう。あくまで可能性の話であり、この映像にはものすごい高解像度で作ったような形跡は見当たらない。

君に届け2 番宣


局:日本テレビ
放送日:2010/12/28
評価:HV1280

状態のよいカットがなく、境界のはっきりしない分布になっているけれど1期同様大きめの円分布。特に変わった感じもなく、本放送で安定したフレームを見れば1期1話でと同じようなはっきりした円分布になるところも見つかるだろう。コントラスト抑え目、線の境界も僅かにボケてなめらかなこともあって、分布の割りにはソフトな印象になる環境も多そう。

編集も影響しているのか圧縮劣化が少し目立つ番宣。この手の映像では珍しくないけれど、冒頭のタイトルや最後の静止画のズームアウトが60iで動いている。

ジャギの特徴がわかりにくいけれど、線の細いところや線間隔の狭い部分では綺麗に縦720のジャギも出ていて引き続きHV1280。