2012年10月31日水曜日

バクマン。 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/10/29
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280

NHK-Eと同じフレーム・・・なんだけど、このカットは作画修正で絵が変わっていた。別のところで比較しなおそうかと思ったけれど、全体に似た傾向なので今回はあえてそのまま。

NHK地上波ボケの影響で少し小さい分布になっていたNHK-Eより特に横の伸びが良くなっている。

それでもまだ小ぢんまりした分布のソフトなHV画質に見えるけれど、NHK-Eではボケの副作用で線の黒浮きが大きなところも多かったのでBSアニマックスの方が線が若干暗い分、メリハリのある絵に見えるところが多い。ただこの作品もBSアニマックスらしい圧縮ノイズが多く、どちらが良く見えるかは好みや環境に影響されやすい映像かも。

2012年10月28日日曜日

ロボティクス・ノーツ 1話


局:BSフジ
放送日:2012/10/27
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864?


フジ1話と同じところ。

これも極端な差はないけれど、BSの方が一回り大きい分布になっている。それでも全体に効果で黒浮き気味になっている線も多いので、BEでもソフトなHV画質に見えるところが多い。

フジテレビでも比較的ノイズが目立たなかったので、印象差はそれほど大きくないけれど、BSの方が線が細くはっきりしているし背景の微妙な描写も潰れず緻密な絵になっているなど、BSの圧勝はいつも通り。これも横1440経由。

フジ同様、特に直線的な背景の描写などの縦864にかなり近いジャギが残っていて、もえたんBASARAの1536x864クラスの高精細映像なのは間違いなさそう。鮮明さより乱れの少なさを選んだようなソフトな質感で元絵の特長が強く残っているのか、BSで見ても誤差なく正確に864と断定できるフレームは見つけられず?付きのまま。グレイン風ノイズの微妙な揺らぎも影響して放送映像での断定は難しいかも。

PSYCHO-PASS 1話


局:BSフジ
放送日:2012/10/27
制作:Production I.G
評価:HV1280

フジテレビ1話と同じところ。

元々ぼかし効果の強いソフトな映像なので、大きな差ではないけれど、BSの方が特に横の伸びが良くなっている。

ノイズも圧倒的に少なく、線も細く引き締まってメリハリのある絵になっている。背景などの描写もBSの方が圧倒的に緻密なので、元が同等のソースだったのか疑いたくなるくらい映像で見ても違いがわかりやすい。ただ1話は暗いシーンが多いので、それほど印象差のない環境もあるかも?

BSフジも横1920維持ソース未発見局だけど、これも横1440経由。


D.C. エピソードセレクション 15話


局:TOKYO MX
放送日:2012/10/27
制作:feel.
評価:SD-ip/486(A)

地デジ試験放送前の2003年夏放送でも16:9。tvkでの放送は未視聴で普通に4:3レタボだったのか不明。

かなり小さな分布だけど線も適度に暗く、ノイズによる輪郭強調もあって汚い絵でもボケ画質というほどの画質でもない。アプコンは普通にSD-ip。

この分布だとレタボ経由を疑いたくなるけれど、縦360程度まで縮小したような跡は見当たらないので、マスタに至るまでの過程のダビングなどで徐々に劣化しただけなのかも?


OPは輝度異常でちょっと明るすぎる映像なので、少し暗く補正した方が自然な色合いになる。

AKB0048 1話

局:BSアニマックス
放送日:2012/10/24
制作:SATELIGHT
評価:HV1280

tvk, BS11, MXと同じところ。

BSアニマックスの中でも圧縮劣化ノイズがかなり多く、明るい部分はBS11やMXより伸びが悪いもののノイズが重なってもやっとした分布になっているところが多い。

MXと比べるとBS11もやや劣化が目立つ状態だったけれど、そのBS11と比べても明らかに不安定で、動きの少ないカットのフレームでもモスキートノイズや線の乱れが増えている。

MXはノイズ効果が潰れているところが多いけれど、その分線の乱れや背景の潰れなども少なく安定感では圧勝。安定している分、細かい描写もMXが最も良く残っているけれど、BSアニマックスの方が緻密な絵を維持できているところもあった。

2012年10月24日水曜日

夏目友人帳 肆 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/10/23
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280

テレ東1話と同じところ。

BSアニマックスの方が大きく見えるけれど、明るい部分はテレ東より少し小さく、ノイズで周囲が明るくなっている微妙分布。


運が悪かったという言い方も出来るけれど、テレ東で選んだフレームで平均以上に圧縮劣化が多かったので参1話で比較したところよりも分布の差が大きくなっている。全体としてはテレ東より若干小さい分布になるところが多く、劣化の多いBSアニマックス画質になっている。

BSアニマックスの中では荒れは目立たない方で、参からはコントラスト高めのくっきり画質に変わったので見た目の印象差は小さく、背景のディテールなどはテレ東より良く残っている分少し緻密な絵になっているところもある。ただ、ブロックノイズが大量発生している破綻気味のフレームもあるので、ノイズの見えやすい環境では粗さの方が気になってしまうかも。




BS-TBSのような極端な色ずれ以外、明るさや色が微妙に違っていても触れないけれど、この作品は誤差といえないレベルでテレ東より少し暗い絵になっていた。参でもわずかにテレ東より暗かったけれど、参で2程度だったずれが4~5程度と倍近くなっているので違いもわかりやすくなった。全体に少し暗い状態状態だけど、暗部が引き締まってよりメリハリのある絵に見える。

2012年10月21日日曜日

武装神姫 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/10/20
制作:エイトビット
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

TBSと大差ない横長分布だけど、これもBSの方が僅かに横の伸びが良く、絵で見ても線も細く見えるところも多い。


線の輪郭がソフトな映像というところが効いているのか、安定画質というには程遠いもののBS-TBSの中では比較的破綻も少なめ。少ないだけで酷い劣化フレームもしっかりあるけれど、見てきて気になるような粗さを感じるほどでもない。

圧縮劣化で若干崩れているものの、背景の細かい描写などではTBSより潰れが少なくしっかり残っているところもあるので、NRの性能次第ではBSの方が良く見える環境もありそうだ。

ひだまりスケッチ×ハニカム 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/10/20
制作:シャフト
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

 僅差でもBSの方が少し横の伸びが良く、絵で見ても線が細く引き締まっているところが多い。

といっても、シーンチェンジ近辺を中心に豪快に破綻しているフレームも少なくなく、ほとんど動かないようなカットでも、軽微なブロック化が出て細かい描写が潰れているところが多い、BS-TBSらしい不安定画質。

TBSのようにまったく無関係な宣伝などが出たりしないので落ち着いて視聴できる映像になっているけれど、僅かに鮮明といっても動画で見て気付けるような差でもないし、環境に関係なくTBSの方が良い画質に見えるだろう。

2012年10月20日土曜日

蒼い世界の中心で 1話

局:TOKYO MX
放送日:2012/10/20
制作:フィフスアベニュー
評価:HV1280


小さい円分布になるソフトHV。一部ぼかし効果を入れ忘れたのか、鮮明なカットが混ざっていたけれど、大半はこの程度の小さい分布になる。

比較的高コントラストで線も適度に暗くメリハリのある絵になっているので、分布の割には鮮明な絵に見える。ただ強いぼかしの影響で線が細くなっているところでは黒浮きも目立ち、カットによって少し印象が異なる、ボケHVにありがちなちぐはぐさもあり。

ノイズ効果皆無と思えるくらいちらつきのない映像。線の周りに圧縮劣化っぽいノイズが出ているけれど、そのノイズもちらつかないので、放送での劣化ではなく、元映像の段階で少し劣化した状態だったようだ。

わかりやすいというほどでもないけれど、 縦720のジャギもしっかり残っていてこれもHV1280。
 
このアニメを秋新番と考えるかどうかはともかくこれで秋番も出揃った。春、夏と夜アニメだけでHV1280+作品が4本の状態が続いたけれど、秋はさらに一つ増えて5作品。最初から23時台を想定していたか怪しいドリランド含めての数字とはいえ、映画でもHV1280+作品が激増しているなど、動きのあった1年だった。

ただテレビアニメで制作視点で見ると過去にも1280x720超作品を作っていたところがちょっと頑張ってみた、という程度の変化にも見えなくもない。絶滅寸前という感じでもSD制作と思えるアプコン作品も残っているし、30分枠で全体がフルHDのの国産アニメも出てこない。まだまだHV1280全盛期が続きそうだ。

絶園のテンペスト 1話


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2012/10/19
制作:ボンズ
評価:HV1280


TBS, BS-TBSと同じところ。

似たような分布で見た目の鮮明さはどの局も大差なし。

ノイズ効果が潰れてすっきりした絵になっていたBS-TBSと、ノイズが残って少し荒れ気味だったTBSの中間といった感じのキッズ。

安定したフレームで比べると他局より背景のディテールが良く残っているところも多いけれど、シーンチェンジ直前のフレームでは圧縮劣化が多く、テレビのNRの性能次第ではBS-TBSより不安定に見えることもありそう。

めだかボックス アブノーマル 2話


局:テレビ東京
放送日:2012/10/17
制作:GAINAX
評価:HV1280

2話も1話で見たところと似たような分布になるところがほとんどだけど、このフレームは横の伸びがよく四角っぽい分布になっている。

ズームアウトの動きのあるカットの最もカメラが引いた状態のフレーム。アップの部分でも粗くならないように高解像度で作った画像がズームアウトの動きで高い縮小率で小さくした結果、解像度限界でジャギ感の強いガタガタの線になっているところが多くなったことがこの分布に影響している。

その影響でジャギも数えやすく横は1280に非常に近いガタガタのジャギが残っているけれど、正確に1280と断定できるような特長にはなっていない。ただ誤差があるとしても数ピクセルなので、引き続きHV1280と考えてようさそうだ。

1話の文字の輪郭には正確に1280x720の特長もあったし、正確に1280x720に見えないのは少し切れているとかではなく補間に優れたリサイズを使うことで撮影時より元絵の特徴が強く残ったものだろう。

酷い劣化があるわけでもないのに、ここまではっきりした特長がない映像は珍しい。最近も何度か触れているシンエイ動画ではジャギの特徴がはっきり残っていない作品がほとんどで、この作品以上に難解なものばかり。ぼかしが強すぎてわからない場合もあるので程度によるけれど、ジャギが見えない=線が滑らかに見えるという点で、"難解"も誉め言葉になる。

2012年10月19日金曜日

働きマン 1話


局:フジテレビNEXT@旧e2
放送日:2012/10/18
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810



未チェックのノイタミナ作品の一つ。

2006年秋作品とは思えないくらい大きな分布。高コントラストの明るい映像で、細めの線も適度に暗いくっきりに鮮明精細HV。

リサイズの質の問題というより4/3倍の拡大率の影響で線に周期的な乱れが出ているけれど、縦810の特徴もしっかり残っていて元は1440x810。

例外もあるけれどノイタミナは初期から画質面でかなり先行していたようだ。

すっきりした感じの絵でもグレイン風ノイズがしっかりかかっていて、劣化したNEXTではシーンチェンジ後辺りを中心に圧縮劣化がかなり多い。現状に合わせてエンコーダのチューニングをやり直すべきでは?と思いたくなるくらいの不安定さは普通に見ていても気になるレベルかも。HD化が少し進んだ旧e2も、似た条件でも局によってかなり画質傾向が異なっているし、今後の向上を期待したいところ。

2012年10月17日水曜日

攻殻機動隊S.A.C SOLID STATE SOCIETY 攻殻機動隊S.A.C SOLID STATE SOCIETY -ANOTHER DIMENSION-



局:日本テレビ
放送日:2012/10/15
制作:Production I.G
評価:HV1280?, HV1280+/922.5


本編のCG要素のない普通のアニメ絵のところはかなり小さい分布になるソフトHV。

少し太めの線で描かれているので分布の割にはボケ感は強くないけれど、線の輪郭はかなり甘くアプコンっぽく見えるところも少なくない。ノイズ効果とボケの影響で線の輪郭がはっきりせずジャギの特長もわかりにくく?付きの評価しか出せないけれど、細かい描写を見ると縦720に近い特長が出ているところが多いので、HV1280クラスの映像の可能性が高そう。

ディスプレイなどCGで作った映像部分は、見た目にも精細な絵で人物などの線より格段に鮮明になっているけれど、見た範囲では縦922.5辺りのジャギが残っていた。横は1640と、元が16:9でない可能性含め中途半端な数字でも、かなりの高精細映像になっている。


評価:HVFULL


OP部分のCGではなさそうなカットのフレーム。縦の伸びの非常に良い分布で、本編とは比較にならない精細映像になっている。

人物の線は若干揺らぎがあり元絵の解像度も十分の文句なしのフルHDか判断できないけれど、CG部は綺麗に縦1080のジャギが残っているところもあるのでフルHDで作っているようだ。CGのところはさらに精細で鮮明なので上下は枠をはみ出すような巨大分布になる。

場所によって特徴が異なる作品は珍しくても、ここまで差が激しいものは珍しいかも。この作品の成り立ちを考えれば必然という感じかな?

青の祓魔師 1話



局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


MXがパンダフルで録画できずBS11のみ。

TBS1話と同じところ。

これも大差ない分布。このフレームでは僅かにBS11の方が横の伸びが良くみえるものの、どちらかというとBS11の方が圧縮劣化で線が荒れて僅かに小さい分布に見えるところの方が多かった。

といっても僅差で静止画でも拡大しないとどこが違うのかわからないレベル。ノイズの見えやすい環境ではBS11の粗さに気付けるかもしれないけれど、動画での判別は不可能と思えるくらい似た画質に見える。ちらつきが判るくらいのノイズ効果もあるけれど、BS11でもほとんど潰れてしまい線の乱れも抑えられている感じ。




TBSでも見たワイプ部分の模様がフルHD相当になっているところ。一部フルHDの要素が重なっているだけなので、フルHD映像と呼べるようなものではないけれど、一部の効果フルHDで加えている。

横の伸びはTBSよりかなり良くなっているけれど、縦の伸びに比べ横は暗くなっている通り、これも横1440経由の映像。

個別には触れなかったけれど、BS11で横1920維持の映像は今期も皆無だった。

BTOOOM! 1話


局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:マッドハウス
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

これも似たような分布。元々ソフトなHVなので、見た目の鮮明さ(ボケ感)は大差ないものの、全体にBS11の方が圧縮劣化でブロックノイズっぽい崩れが目立つ。MXも少し荒れた絵になっていたけれど、線の崩れや背景の描写の潰れなども抑えられている。

一方比較的暗い部分の描写はBS11の方が乱れや潰れが少ないところが多く、荒れ気味の線もMXより細さを維持できているところもあるなど、圧倒的にMXが良いわけでもない。どちらも比較的圧縮劣化が多いので、視聴環境によって印象も変わりやすい映像かも。

2012年10月16日火曜日

武装神姫 番宣


局:BS-TBS
放送日:2012/10/13
制作:エイトビット
評価:HV1280

TBS番宣と同じところ。

似たような横長分布で大差ないけれど、これも僅差でもTBSより横の伸びが少し良いところが多い。

絵で見るとBSの方が線が細く見えるところも確かにあるものの、場所によってはTBSの方が線の輪郭もはっきりして見えるところも少なくなく、見た目の鮮明さはほとんど変わらない。

TBSでも番宣はノイズが多かったけれど1話は少しすっきりした絵になっていたので、本放送では局ごとの癖の見え方が変わるかも。

ひだまりスケッチ×ハニカム 番宣


局:BS-TBS
放送日:2012/10/13
制作:シャフト
評価:HV1280

TBSの番宣で見たところと同じ。

似たような分布でも僅かにBSの方が横の伸びが良く見えるところが多い。

圧縮劣化でのノイズが多さで相殺されてしまっている感じはするものの、絵で見てもBSの方が細く引き締まった線で、全体に地上波よりメリハリのある絵になっている。

場所によってはTBSよりノイズの少ないところもあるけれど、他BS局並みでないいとしてもブロックノイズだらけのフレームが無くなる程度、もう少し安定性が向上すればかなり上質な放送画質になりそうなだけにもったいない。

絶園のテンペスト 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/10/13
制作:ボンズ
評価:HV1280

これもTBS1話と同じところ。

地上波とBSの比較では、BSの方がグレイン風ノイズの特長が良く残っていることが多いけれど、BS-TBSは例外でTBSよりノイズ効果が潰れてすっきりした絵になっている。ノイズが見えない分TBSよりちょっと小さく見えるけれど、周囲が暗く輪郭のはっきりした分布になっている。

ノイズ効果が潰れたことが圧縮に有利に働いて、TBSより線の乱れも少なく背景のディテールもしっかり残っているところも結構多い。ブロックノイズだらけの破綻フレームも少なくない誉めるような良さはないものの、TBSより良く見えるところが多い点でBS-TBSとの相性がよい映像と言えそう。

それでも普通に見ていても気になってしまうような破綻フレームの方が視聴上問題になるだろうし、好み含め印象としてはTBSの方が良いと感じられる環境の方が多いかも。

K 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/10/13
制作:GoHands
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

場所によってTBSの方が良かったりBSの方が良かったりするけれど、誤差の範囲というくらいの差で、平均で比べるとほとんど同等の鮮明さ。

TBSでも比較的圧縮劣化の多い映像だったので、安定したフレームはTBSとほとんど変わらない絵に見えるけれど、動きのある部分やシーンチェンジ辺りではブロックノイズが豪快に大量発生しているところも多いBS-TBSらしい不安定画質。もっと荒れた絵になるアニメもあるので、BS-TBSとしてはまだ頑張ってる感じはするけれど、どんなに優秀なNRでも補完しようがない破綻気味のフレームも少なくなく、普通に見ていてもボロボロの劣化が見えてしまう環境も多いだろう。

2012年10月15日月曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTE 1話


局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:AIC Build
評価:HV1280

2年前見たところと同じところ。

まったく変化のなかったMXとは異なり、2年前のBS11はまだ常時ボケ局だったので、分布で見ても大きく変化。横の伸びが良くなり(というより伸びの悪さが消え)MXとほとんど変わらない大きさになった。絵としてもMXに判別できないくらい近い状態に改善している。

僅かながらノイズが多くMXの方が線の乱れも少ないけれど、 背景の微妙な描写などはBS11の方が崩れず良く残っている傾向もよくあるパターン。

ガールズ&パンツァー 1話


局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:アクタス
評価:HV1280+/900


MXと同じところ。

高解像度の鮮明HVなので、BS11の方が大きな分布になるかと思っていたけれど、誤差程度の差しかなく、むしろMXより少し縦の伸びが悪く見えるところの方が多かった。

1フレーム内でもMXが良く見えるところとBS11の方が良いところが混在しているくらいの差しかないけれど、圧縮劣化のノイズや線の崩れはBS11の方が僅かに多い。

2012年10月13日土曜日

遊戯王ZEXALⅡ 74話


局:BS JAPAN
放送日:2012/10/13
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810

テレ東と同じところ。

ほとんど差のない分布でもノイズが多く周囲が少し明るくなっているBSJAPAN。

ノイズといってもグレイン風ノイズ効果がつぶれずに良く残っているだけで、むしろオリジナルに質感を良く維持しているといえるけれど、やはりノイズ効果がしっかり残ると圧縮処理には厳しくなり、線に注目するとテレ東より少し荒れているところも多くなっている。

それでも比較的太くしっかり黒い線なので、普通に見て気になるような荒さを感じるところはなく、テレ東との見た目の印象差はほとんどないし、ノイズ効果が汚くつぶれていない分、BSの方が良く見える環境も少なくないだろう。

アイカツ! 1話


局:BS JAPAN
放送日:2012/10/13
制作:サンライズ?
制作協力:テレコム・アニメーションフィルム
評価:HV1280+/837


テレ東1話と同じところ。

似たような分布で似たような鮮明さに見えるけれど、テレ東に多かった線周囲のモスキートノイズは圧倒的に少なく線の乱れも軽減しているように見える。ただシーンチェンジ近辺ではテレ東より劣化が目立つなど不安定なところもあり安定感の高い映像というほどの良さはない。それでも動きの少ないところでは色の滲みも少なく線もはっきりして見え、背景の微妙なディテールも良く残っているのでBSの方が緻密でメリハリのある絵に見える環境の方が多いだろう。

圧縮劣化での線の乱れが少ない分、テレ東よりは縦837の特徴もわかりやすく残っている。CG部はやはり劣化が多いものの、ここでも縦837に十分近い特長がはっきり見えるところがあるので、CG部含めて元は1488x837になっているようだ。

これも横1440経由のソースだった。

映画 伏 鉄砲娘の捕物帳 公開記念特番


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2012/10/12
評価:HV1280+-i/900

CMもチェックしているけれど、特番内の映像は少し変わった特長だったので触れておこう。
 
巨大でも奇妙な分布で、線が全体が撚れたように崩れている。原因は単純で例によってフィールド毎のリサイズで拡大した縞HVだけど、元のサイズが縦900になっている。CMの映像でも縦900のジャギが見えていたけれど、この映像は確実に900→1080と拡大したものなのでそれを裏付けた特長といえるので、やはり1600x900で作っていると考えてよさそうだ。

特番内の映像でもすべてこの状態だったわけではなく、CMもちゃんとフレームで拡大されているので、この特番編集時の劣化で本編は問題ないだろう。

拡大率が1.2倍しかないこともあり、縞解消してもアプコンやHV1280-iほどの改善は出来ないもののDestripe(450, 6, 4, 4)辺りの設定で線の乱れの大幅な軽減が可能。

珍しいけれど前例もあり、劇場版 BLOOD-CのCMの一部カットでも縦900の縞HVがあった。数でいえばアプコンが圧倒的だけど、HVでは1280x720アニメが圧倒的に多いので縦720から拡大した縞HVがほとんどでも、540, 810, 900などの標準的な解像度からのフィールド毎の拡大映像も存在している。

リトルバスターズ! 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

ソフトなHVなのでどちらかというとMXとの相性が悪い映像かも?と思っていたけれど、似たような分布でもBS11の方が僅かに小さな分布になるところが多かった。

どちらも似たようなボケHV画質にしか見えないけれど、静止画で比べるとMXの方が線がはっきり見えるところが多く、圧縮劣化もやはり少なく安定感でも上。微妙なディテールもBS11の方が潰れて見えなくなっているところが多く、この質感でもMXの方が相性が良かったようだ。

ジョジョの奇妙な冒険 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:david production
評価:HV1280

MX1話と同じところ。


大差ではないけれど、BS11の方が僅かに小さく周囲のノイズも多い分布になる。

見てきて気になるような粗さはないものの、全体にMXより圧縮劣化での崩れやブロックノイズになりかかった周期的な線の乱れなどが多い。


MXは線の乱れの少なく滑らかな特長をしっかり維持していて、背景の描写なども崩れず残っている。探せばBS11の方が良く見えるところもないわけではないけれど、この作品ではMXの方が良く見える環境がほとんどだろう。

好きっていいなよ。 1話


局:BS11
放送日:2012/10/12
制作:ZEXCS
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。

僅かな差でもBS11の方が横の伸びが良く、絵で見ても線はMXより少し細くはっきりして見えるところも多く見つかる。逆に圧縮劣化はBS11の方が多く、ノイズや線の乱れが目立つ。

といっても、どちらの局も気になるようなボケや粗さはないし、動画で見て判別するのは不可能に近いくらい似た映像に見える。ノイズの見えやすい環境だとBS11の方がちょっとざらついた感じに見えるかもしれないけれど、特長は異なっても同レベルの画質と言えそう。

さくら荘のペットな彼女 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/10/12
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280

MX,tvkで見たところと同じ。

MXより少し大きな分布に見える。ノイズの影響もあるものの、絵で比較してもMXより線が細く引き締まって鮮明に見えるカットも少なくない。
MXと比べるとモスキートノイズやシーンチェンジでの劣化も目立つものの、BSアニマックスの中では比較的安定した画質になっている。

極端な輝度効果でMXが苦手な低コントラストの線が目立つカットも多く、MXでは線がつぶれてほとんど見えなくなってしまっているようなところもあるので、NRの性能次第ではBSアニマックスの方が良く見えるかも?

ただ、全体にBSアニマックスが良いわけでもなく、コントラスト高めのカットではMXの方が線が細くはっきり見え、BSアニマックスは劣化で乱れているという良くあるパターンに変わってくる。MXで劣化している部分は普通に見ていて気付かないところがほとんどで、全体にノイズが少ないという大きな利点もあるし、点数を付けるとすればMXの方が上になりそう。

2012年10月12日金曜日

ロボティクス・ノーツ 1話


局:フジテレビ
放送日:2012/10/11
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864?


サイコパスほど極端なボケ画質ではないけれど、こちらもこぢまりした分布のソフトHV。

輝度グラデーション多用で、場所によっては線の黒浮きが少し気になるところもあるけれど、黒というほどでもなくても適度に暗い線で鮮明に見えるシーンも多い。

ノイズ効果があったちらつきも見えるけれど、つぶれてすっきりした絵になっているところが多い。フジではその状態に圧縮劣化のノイズが加わって結局少しノイジーな絵になってしまっている感じ。これもBSは少し印象の異なる絵になるだろう。


この分布でも縦720ではなく、もえたんBASARAの864に近いジャギが広範囲に残っている。その解像度で線間隔が1ピクセルしかないような描写も潰れず残っているし、HV1280+で間違いないだろう。フジテレビの劣化の影響か元から少し乱れのある絵なのか、ソフトな質感で正確に864と断定できるフレームは見つからないけれど、過去の例から考えてその可能性が高そうだ。BS含め再検証ということで一応?付き。

009 RE:CYBORG CM



局:フジテレビ
放送日:2012/10/11
制作:Production I.G, サンジゲン
評価:HVFULL


場所によって少し特長が異なって見えるけれど輪郭線付きの3DCGに見えるカットが多い。

絵としても精細感の高い映像だけど、縦の伸びも非常に良い高解像度HV。フジテレビボケの影響だけとは思えないけれど1440放送としても横の伸びが悪く、極端な縦長分布になってしまっている。


映画でも黒帯なしの16:9。カットによってはほとんど乱れない縦1080のジャギが綺麗に残っているところもあり、縦方向にはリサイズ跡が無いように見える。最初から16:9のフルHDで作っているか、もっと大きなサイズだった映像の周囲を切って1920x1080分の絵をリサイズなして切り出した状態のいずれかだろう。


FLASH含めPC作画系短編ではフルHDが当たり前になったものの、この手の国産CGアニメは映画含めがっかりするくらい1280x720クラスの映像が圧倒的な状態が長く続いているけれど、ようやく1600x900クラスやフルHDのCG映像を見かけることが増えてきた感じ。高解像度にすればいい絵になるわけでも面白くなるわけでもないけれど、表現の幅が広がるのは間違いなく、それをしっかり活かした魅力ある映像が出てくることも期待しておこう。

PSYCHO-PASS 1話


局:フジテレビ
放送日:2012/10/11
制作:Production I.G
評価:HV1280


比較的鮮明なところでもこの程度で、平均的なアプコン以下というくらいさらに小さい分布になるところの方が圧倒的に多い。1話は雨降りの暗いシーンが多く、普通のグレイン風ノイズ効果に雨粒も加わって圧縮劣化を増やす要因にもなっている感じにも見えるし、2話以降もう少しマシな分布になるところも出てくるかも。


ここまでボケの強い絵でもフジテレビらしい劣化の目立つ画質になってしまっていて、動きの少ないところでも線が荒れてノイズも増えているところがほとんど。これもBSの方が圧倒的に良い絵になりそうだ。

圧縮劣化での乱れは大きいもののリサイズによる荒れはなく、比較的安定したフレームで見ると縦720の乱れのないジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 1話


局:BS11
放送日:2012/10/11
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

MX1話と同じところ。


周囲のノイズの分布の差はあるものの、明るい部分はMXと良く似た分布になる。MXとBS11でここまで似た分布になるのは珍しいかも。

絵で見てもロゴなしでは判別できないくらい似たような絵に見えるけれど、全体にBS11の方が圧縮劣化が多く、線に周期的な乱れが出ていたり、ブロックノイズも出て背景の描写潰れ気味になっているところも少なくない。

MXは安定しているだけでなく背景の描写もBS11の方が潰れ気味なので、環境に関係なくMXの方が上質な絵に見えそうだ。周囲と線の明るさがあまり変わらない髪など暗い部分の線はBS11の方が崩れず細さを維持しているけれど、視聴上視認しやすい鮮明な部の乱れが少ないMXの方が人の目には高画質に映るだろう。

2012年10月11日木曜日

ヨルムンガンド PERFECT ORDER 1話


局:BS11
放送日:2012/10/10
制作:WHITE FOX
評価:HV1280

MX, tvkと同じフレーム。

MXに比べノイズ効果の潰れが少なく、その分大きく見えるBS11。

1期と似たような傾向で、MXより若干圧縮劣化は多いものの、背景の描写などはBS11の方が良く残っているところが多く見える。ノイズ効果が余りに強いので、圧縮劣化がノイズと区別できないだけとも言えるけれど、強烈なノイズ効果映像の割にはどちらの局も破綻してボロボロになるようなところはほとんどなく、十分健闘している印象。

めだかボックス アブノーマル 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/10/10
制作:GAINAX
評価:HV1280?


特に小さいというほどではないけれど、1期1話で見たところ比べると全体に一回り以上小さい分布で、少しソフトな絵になっているアブノーマル。ぼかし効果の差だけでなく、少し線が明るくなっているのに加え輝度グラデーション効果が強くなり、線の黒浮きでどこかはっきりしない絵に見えるところが多い。

少しソフトにしたことで元絵の特徴が強く残っているのか正確に縦720に見えるようなジャギがない。断片的に1280x720に近い特徴が残っているのでHV1280クラスの映像なのは間違いなさそうだけど、絵の要素だけでは?付き評価しかできそうにない。

絵の線ははっきりしないものの、L字っぽいキャラ紹介の文字とその背景には縦横とも1280x720のジャギが綺麗に残っていて確実にHV1280。絵も同じと考えてもよさそうだけど、後から加えたような要素でここ部分だけ違う可能性も否定できず?付き。

字幕の文字は縦1080で入っていた。

2012年10月10日水曜日

CODE:BREAKER 1話


局:BS11
放送日:2012/10/09
制作:キネマシトラス
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

似たような分布だけど、BS11の方が若干縦の伸びが悪く少し伸びが悪い。このフレームで見ると横の伸びはBS11の方が若干良く見えるけれど、全体としては僅かながらMXの方が大きいところが多い。

線に注目するとBS11では圧縮劣化で僅かに崩れていてところが多く、背景でも鮮明なところではMXの方が少なく絵の特徴も良く残っていて安定感ではMXの方が数段上に見える。 背景でも木目のようなはっきりしない模様などはBS11のディテールがよく残っているところが多い。

ノイズ効果はあっても見た目には明るいすっきりくっきり画質なので、BS11でもNRの性能次第で荒れも気にならない絵に見えそうだけど、BS11は視認しやすい線など重要な部分の劣化が多い分、MXの方が環境を選ばず良く見える画質になっていると言えそうだ。

獣旋バトル モンスーノ 2話


局:テレビ東京
放送日:2012/10/10
制作:ラークスエンタテインメント 評価:HV1280+/837


1話は不適切な処理で本編は片フィールド分の情報しか残っていない状態だったので2話もチェックしておこう。

先週の番宣は正常化していたけれど2話は本編も問題はなく、奇妙な特徴のない巨大な分布になっている。


前回はOPや番宣からの推定での評価だったけれど、2話では本編も縦837になっていて元は1488x837のHV1280+。

次回3話の予告映像も問題なく今後は大丈夫かな?

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/10/09
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

初期のPV番宣では1280x720の特徴がはっきり見えるところがなく、HV1280+の可能性も否定できなかったけれど、劣化の少ない本放送で見るとこれもHV1280だった。

大きめでも八角形っぽい形に見え、このフレームでははっきりしないけれどほとんどのフレームで上下隅に折り返したような分布が出ている特徴的なパターン。線も黒というほど暗くなくても適度に暗いところが多く、番宣より乱れも減ってメリハリのある鮮明画質に見える。



少し変わった分布なのはちょっと癖のある720→1080の拡大処理の影響。鮮明さを優先したようなリサイズで1,5倍に拡大しても線の細さを維持するような特徴になっているけれど、その影響で3ピクセル周期の揺らぎが比較的強く出ている。

黄昏乙女×アムネジアの分布も良く見ると上下にXの形のノイズの分布が見えていた。その時も番宣では劣化で特徴がはっきりせず?付き評価にしていたことはすっかり忘れていたけれど、SILVER LINKのHV1280映像共通の特徴になっている感じなので次の作品も似たような画質になるのかも?

絵で見ると気にならない程度に線も滑らかに見えるけれど、少し無理したような大画面など視聴環境によっては線のジャギっぽいガタガタさが気になることもありそう。はっきりしたちらつきも見えないすっきり画質で、圧縮劣化も目立たず安定感も比較的高い。

新世界より 2話



局:テレ朝チャンネルHD@旧e2
放送日:2012/10/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

1話は間に合わなかったEDの違いがあり、テレビ朝日とはっきり差があってもソースの差が影響している可能性もありそうなので、2話で再度比較。2話のEDはテレ朝chでもテレ朝1話と同じ映像を使ったものに変わっている。

上がテレ朝ch、下がテレビ朝日。



局:テレビ朝日
放送日:2012/10/09
評価:HV1280

2話も場所に関係なくテレビ朝日の方が少し伸びが悪く、絵で見ても線が少し太くボケて見える。

tvkボケのような極端な劣化ではなく、分布差も僅かで映像で見比べても鮮明さはそれほど変わらないけれど、背景などのディテールの潰れも目立ち、テレ朝chの方が緻密でメリハリのある絵になっているし、安定感でも勝っているのは1話と同じ傾向。

何度比較しても画質差の本当の原因がどこにあるのかというところは推測するしかなく、それほど意味があるわけではないけれど、このアニメでは話数に関係なく放送画質はテレ朝chの方が上と考えてよさそうだ。

BLACK LAGOON 1話

局:TOKYO MX
放送日:2012/10/09
制作:マッドハウス
評価:HV1280

2010年12月の一挙放送では、番宣はHDだったのに本編はアプコンという懐かしいスタイルだったけれど、今回はちゃんとHDでの放送。

アプコン並みに小さい円分布になるところがほとんどの強いぼかしのあるソフトHV。

線も太めでしっかり暗いので強いぼかしがあっても黒浮きすることもなく、コントラストも高め絵で鮮明に見える。ただHVらしい精細感が感じられるカットはほとんどなく、上質なアプコンと言った方が納得できるような絵に見えてしまうところが多い。

この分布でもリサイズでの乱れは比較的少なく、細かい描写には縦720のジャギもつぶれず綺麗に残っている。見た目には線が太く見えるので元絵の解像度不足を疑いたくなるけれど、絵を拡大したような特徴もなく、横は1400~1500の範囲程度のジャギも残っていて、元絵もHV1280には十分な解像度で作っている文句なしのHV1280映像。

マッドハウスは近年でもアプコン並みの分布になる劇ボケHVを作っているし、線が太いところやノイズ効果のないすっきり画質など最近あまり見ない特徴を除くと、とてもマッドハウスらしい映像と言えるのかもしれない。

ヨルムンガンド PERFECT ORDER 1話



局:TOKYO MX
放送日:2012/10/09
制作:WHITE FOX
評価:HV1280

1期同様、強烈なノイズ効果を使った放送には厳しい映像。

ノイズ効果の潰れ具合がフレームごとに異なり場所による差も小さくないけれど、比較的状態のよいところは大きめの円に近い分布になる鮮明HV。やっとして見えるのはノイズの分布も重なって見えているためで、1期で実験したように、フレームをブレンドしてノイズ効果をある程度相殺すると、もう少しはっきりした分布。似たような特徴なので今回は省略。

MXでもノイズの粒がある程度残っているために圧縮にはかなり厳しく、絵としては動かないところでもブロックノイズ含め圧縮劣化も非常に多い。それでも線の輪郭の崩れはある程度抑えられているのでオリジナル映像に近い鮮明さを維持しているようにも見える。

やや補間弱めのリサイズで特に細かい描写ではジャギ感の強い線になっているところが多く、引き続き縦720の特徴もわかりやすいHV1280。



局:tvk
放送日:2012/10/09
評価:HV1280

このフレームはMXよりかなり伸びが悪くなっているけれど、tvkではMX以上にフレームよって劣化具合の差が激しく、場所によってはもっと大きな分布になるところも多い。

tvkボケの影響でMXよりノイズ効果の潰れが大きく、少しすっきりした絵になっている。そのすっきり差が効いてMXでは崩れているような線もなめらかさを維持しているところも比較的多く見つかるけれど、細かい描写の潰れが酷く、ノイズとともに絵のディテールまで失ってしまっている。それでもノイズが見えやすい環境ではtvkの方が落ち着いた絵で良く見えるかも?

2012年10月9日火曜日

ねらわれた学園 CM


局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:サンライズ
評価:HV1280


少し圧縮劣化も出ている条件のあまりよくないフレームだけど、伸びは悪くない。

演出上の効果でコントラスト抑え気味のカットばかりを選んだのかもしれないけれど、番宣では線もあまり黒くなくくっきり画質というほどの鮮明画質ではない。彩度高めの色付きグラデーションも多く使っていて、番宣程度の時間だとそれほど気にならないけれど、全編が似た状態だとちょっと目も疲れそう?

最近は、映画は1280x720超が当たり前というくらいテレビアニメの延長的な劇場版以外ではHV1280が少なくなってきたけれど、この作品は縦720のジャギもはっきり残るHV1280。黒帯なしの16:9のCMなので、これも最初から1280x720で作っている可能性が高そうだ。

ガールズ&パンツァー 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/10/08
制作:アクタス
評価:HV1280+/900


一目見て高解像度HVとわかる質感だけど、分布で見ても巨大と言いたくなるくらい大きな分布になる。細い線もしっかり暗い高コントラスト映像で、精細感も抜群の鮮明HVになっている。

効果の少ないべた塗り気味のすっきり画質が効いて高解像度でも安定感は高く、圧縮劣化もほとんど目立たない。背景の情報量の多いCGカットで動きが大きなところはそれなりに劣化も出ているけれど、普通に見てきて気になるような荒れも少ない印象。

番宣でも触れた通りもえたんのアクタスの久しぶりのテレビアニメなので、もえたんと同じ1536x864になるかもと予想していたけれど、さらに上の縦900のジャギが綺麗に残っていて元は1600x900。

さくら荘のペットな彼女 1話



局:TOKYO MX
放送日:2012/10/08
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280

大きめの円に近い分布になる鮮明HV・・・と言いたくなる分布だけど、元から線が余り黒くないのに輝度効果でかなり明るい映像にしているところが多く、線も明るく黒浮き気味になってソフトな絵に見えるところが多い。カットによっては線も適度に暗くなっていて、映像としても十分鮮明に見えるところもそれなりにある。

極端に明るくしているカットでは、ボケを感じるくらいはっきりしない絵に見えるけれど、遠近表現としてのぼかし効果のあるカットは多くても、少なくとも中心となる人物の線などの輪郭ははっきりしているところがほとんど。人の目には似たようなボケ感があってもコントラストを低くする輝度効果に偏っている点でJCフィルタ全盛期のJCボケHVとは異なる特徴と言えそう。

番宣、特にtvkの番宣で縦720の特長がまったく見えなかったのが信じられないくらい本放送では線の輪郭の特徴もはっきりしていて、縦720のジャギもつまらないくらいわかりやすく、やっぱりこれもHV1280。



局:tvk
放送日:2012/10/08
評価:HV1280


小ぢんまりした分布になっているtvk。このフレームではMXとの差が大きいけれど、カットによってtvkボケの影響度の差が比較的大きく、MXとの差が小さく、もっと大きな分布になるところもあり。

tvkでも本放送の映像では縦720のジャギもはっきり残っていた。

アイカツ! 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:サンライズ?
制作協力:テレコム・アニメーションフィルム
評価:HV1280+/837

少し横長の楕円分布になるところ多い少しソフトなHV画質。あまり黒くない線でくっきり画質というほどではないけれど鮮明さもまずまず。ただ比較的細い線での描写が多いのに、少しぼかしているので、カットによって少し黒浮きが目立つところがちょっと気になる。

グレイン風ノイズもあるけれど、放送ではノイズの粒はほとんど潰れてすっきりした絵になっていて、圧縮劣化もあまり目立たない。ノイズ効果などが潰れにくいBSでは少し印象の異なる絵になるかも。

番宣では810と書いてしまったけれど誤認だったようで、本放送の安定したフレームを見るとこの分布でも縦837。この数字はテレコムアニメーションフィルムでよく出てくるし、このアニメも制作協力に入っているので元は1488x837で間違いなさそうだ。クレジットとして制作サンライズの表示はないけれど、解像度視点で見るとテレコム制作色が強い特徴ということで、今回は制作協力も書いておこう。
 
CG部はカメラワーク的な動きが多く圧縮劣化で線の特徴が崩れていて、通常アニメと同じようにも見えるところがあったり、1280x720程度しかないように見えるところがあったりでよくわからない。放送映像からはっきりした断定できるような特徴を見つけるのは無理かもしれないけどBSJAPANで改めて調べてみる予定。

たまごっち!ゆめキラドリーム 148話



局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:OLM Team Kamei
評価:HV1280

ゆめキラドリームに変わったのを知らなかったので中途半端なタイミングだけど久しぶりにチェック。

3年前の1話以来なので、以前から最近変わった特徴かわからないけれど、1話で見たところより縦の伸びの悪く、極端な横長分布になっている。

線も極端に細くなく適度に暗いので、縦ボケがあっても絵で見ても気付かないくらい違和感のない鮮明画質になっているけれど、垂直に近い線に比べ水平に近い線になるほど輪郭がソフトで少し黒浮きしている。

線も滑らかなわかりやすいというほどではないけれど、縦720の特徴もしっかり残っていて、HV1280というところは変化なし。



上のような分布になるところが多いけれど、巨大と言ってもいいくらい大きな分布になるカットも混ざっていた。

鮮明さ優先したようなリサイズでジャギ感の強い線になっているけれど、上の分布になるカットより鮮明で精細感の高い絵に見える。ただ、高コントラストのすっきり鮮明画質というところは変わらないので、上のカットとの見た目の印象差はほとんどない。

拡大処理でも線がボケないリサイズ処理を使っているので大きな分布になっているけれど、ここも縦720のジャギが綺麗に残るHV1280で変わらず、この分布でも高解像度映像ではない。