2008年8月24日日曜日

FREEDOM Blu-ray Disc BOX CM


局:TBS
放送日:2008/08/24
評価:HV1280

CMの大半が9分割された状態のためチェックに使えるところが少なく、通常のフレーム選択ルールからずれるけれど、激しく動く状態でもないので参考にはなるかな。文字部分は消して絵の情報だけにしています。

日清食品CMでのチェックも1月にやっていたけれど、多少差はあるものの同等の分布。正確に1280x720ではない感じはあるものの十分近い特徴があり、分類としてはHV1280でいいだろう。

大きさだけで言えばトップクラスのHV1280アニメには届かないけれど十分優秀な分布。圧縮によるノイズが多いのはCMでは仕方ないところだけど、リンギングも目立つほどではなく絵としても悪い感じはしない。1月に見たCMはレート不足で破綻しまくりだったので、BDでは精細な絵というよりは情報量が多さがわかるHVらしい画質になるのかな?

ワンピース 367話


局:フジテレビ
放送日:2008/08/24
評価:HV1280+

これも縦の伸びが非常によい。横方向もプリキュアより明るいところと暗いところの境界がはっきり見えるような状態もなく、地デジスクイーズHVとして理想に近い縦長分布かな。

Yes!プリキュア5 GoGo! 28話


局:テレビ朝日
放送日:2008/08/24
評価:HV1280 HV1280+ に訂正
言い 訳はこちら

絵の成分というよりも少しノイズ的な広がりではあるけれど、縦の分布がとてもよく見える。映像を注意深く見ると横方向だけにリンギング的なノイズがあり、1440x1080放送のためのリサイズの影響で、横方向だけにボケが発生した結果かな。ボケてるのにこの分布というだけでもすごいアニメではある。

今まで、"リンギングで分布の伸びを稼ぐ"という表現を何度か使っているけれど、元が十分に精細な絵の場合は逆に劣化を招く(というより劣化そのもの)と考えないといけないこともある、ということが縦の分布がよく見えることでわかったことかな。その"わかった"も適当な解釈なので不適切かもしれないけれど・・・

狂乱家族日記 20話


局:tvk
放送日:2008/08/23
評価:HV960, SD-HV960

2話以来のチェック。
上は720x540と珍しい特徴のOP。分布としてはSD-pの縦長分布だけれど、SDより縦の分布がよい感じがする。

どういう理由でこの解像度になったのか不思議だけれど、ここがSD制作で他とあわせるために960x540に拡大した、という特徴は見えず、横を720に押しつぶしたように見える。
この状態でもOPの動きの激しいところでは完全に破綻して画面全体にブロックノイズが見えてしまうようなところもあるので、故意に解像度を下げて情報量を減らし放送での破綻を避けようとした、というぐらいしか理由が思いつけない。単にSDの特徴が見えないような丁寧な拡大をしただけで実際はSDという可能性もないわけではないけれど。


今回の本編。
2話の本編より横の伸びが明らかに悪く、分布を見るとアプコンにしか見えない。960x540の特徴はあるものの、縦方向に2倍に拡大するというリサイズでの劣化が目立たない条件であるにも関わらず線に乱れがあり、横方向にも720の形跡が見えることから、今回の本編はSDを一旦960x540にしたものを1080iに拡大したと思える特徴があり、分類としてはSD-HV960になりそう。2段階の拡大を経ただけでアプコンに分類されるべき画質かな。
解像度を特定するための線の特徴が劣化で見えにくくなっているので若干自信がないけれど、無理がない解釈だと思える。

継続的にチェックしてこなかったので以前にも同等の劣化画質回はあったかも。

今回のtvkは優歌ED。
最後の家族の揃うカット。特に明るい部分が横長の楕円になっているものの、縦方向にも伸びがよいHV960でもかなり広い分布。
1920x1080でdot by dot表示させると(させなくてもわかるけど)テレビでみても2ドット単位のジャギがはっきり確認できてしまうという綺麗さだけれど、やはりHV1280に比べると解像度不足は感じる画質。
とはいえこの見事な分布通り、ボケの強いHV1280よりははるかに精細に見える視聴上は優秀な画質と言っていいだろう。
ED全体がこの分布になっているわけではなく、もう少し悪いところが多いけれど、ここ以外も本編とは全く違うHVらしい画質。