2010年3月16日火曜日

川の光


局:BShi
放送日:2010/03/16
評価:HV1280+


地上波と同じフレーム。

NHK地上波は-G -Eともに横方向にボケるため横の伸びに大きな差がある。見た目にもBShiの方がはっきり鮮明に見えるけれど、若干リンギングも出ているので、文句なしの高画質というわけでもない。

地上波の放送時に書いた通り、綺麗に縦1080のジャギが確認できるフレームも多々あるフルHD相当の映像。暗くなっているものの縦の伸びが非常によいのに対し、横方向は切れた分布になっている。リンギングが横方向のみ出ていることからもリサイズがあったのは間違いなさそうで、放送前の状態は1440x1080なのだろう。

同様に縦1080の特徴がはっきり確認できるおじゃる丸も1920のBShiでも横の伸びは悪く、撮影から放送まで横1920を維持したと確実に言えるような映像にはまだ出会っていない。

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発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
発売日:2010/02/26
評価:HV1280

MXでのHV番宣との比較。上がBD、下がMX。

中心の明るい部分の広がりはほとんど差がない、というのはMXとBDの比較ではよくあるパターン。

細かく比較すると、BDではグレイン風ノイズが比較的はっきり見え、分布でも背景に広くノイズの分布が広がっているのがわかる。さらに、MXの方は同じフレーム内でも劣化が出ていない部分もあるけれど、圧縮での乱れで線が1.5倍くらいに太く見えるくらいのボケや乱れが出ている部分もある。

ソフトな質感ながら線の乱れは少なめで、困ったことにBDでは全体にわかりやすく1280x720のジャギが出ていて普通にHV1280。MXのところで思いっきりHV960に修正してしまっていたけれどまたまた誤認で、最初の"ボケの強いHV1280かな?"の方が正解でした。ごめんなさい。


BDの状態を見たあとでMXの映像を見返してみても、やはりHV960と言いたくなるような特徴が一部に出ている。放送時の圧縮の劣化によて細部の特徴が大きく異なるパターンは、tvkの特徴的な縦540化現象や、蒼天航路@日テレなど(他にもある)あったけれど、特にグレイン風のノイズが圧縮で劣化する時に960x540?と誤認しやすい劣化が発生しやすいのかも?

縦540のように見える劣化は、程度の差はあれ大半の局の映像で発生しているので注意してみているのだけど、実際に線の特徴が変わってしまうので、このパターンの誤認を避けるのは難しく今後もやらかす予定。

というかBS11でHV放送していれば1話の時点で修正できたのに・・・と責任転嫁しておこう。