2014年7月4日金曜日

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 1話


局:TBS
放送日:2014/07/03
制作:feel.
評価:HV1280


かなり大きな分布だけど、縦がバッサリ切れた感じの四角っぽい横長分布になる。このアニメもしっかり暗い線の高コントラストくっきり画質で、環境を選ばず鮮明に見えそう。

少し輪郭強調気味の線になっていて、ジャギの特徴が比較的わかりやすく残っている点で、このアニメはfeel.らしくない作りに見える。feel.作品はシンエイ動画と並んで撮影解像度の特徴がまったくといっていいほど残っていない作品ばかりだった。
 
ただ、わかりやすいといっても他制作に比べると十分難解で、過去にないくらいのくっきり画質にしたことで今までは見えにくかった特徴が見えているだけで、基本的な作りはいつも通りかも。

撮影時なのかフルHDへの拡大時の問題なのかわからないけれど、分布通り縦方向に周期的な乱れが出ているけれど、縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。乱れといっても映像を極端に拡大しなければ分からない非常に軽微な乱れなので視聴上はほとんど影響はなく、極端な横長分布になるアニメのように垂直に近い線と水平に近い線で黒浮き具合が異るような劣化画質にはなっていない。

RAIL WARS! 1話


局:TBS
放送日:2014/07/03
制作:パッショーネ
評価:HV1280+/878, HVFULL(EDのみ)




横がばっさり切れた感じの巨大分布になる精細鮮明HV。黒というほど暗くはないけれどかなり細い線でもしっかり暗いので、一見して1280x720クラスの映像ではないと感じられる精細感と鮮明さがある。

少しジャギ感の残る線にはなっているけれど、高解像度映像なので、 粗さが気になることもほとんどなさそう。比較的簡素な作画に加えノイズ効果のなさそうなすっきり画質なので、安定感も高い。

ジャギの特徴もはっきり残っていて縦900近辺の特徴に見え、1600x900クラスのHV1280+映像。正確な数字を確認してみると、縦は878。計算では横1560.88辺りの中途半端な数字になり整数で16:9にならないので、実際は一回り大きなサイズで作っているのに切れてしまったパターンの可能性が高そう。一回り大きい整数で16:9になるサイズは1568x882だけど、このサイズのアニメ作品は確認例がない。

OPは本編同様縦878だったけれど、EDは縦1080のジャギがはっきり見えるところもありフルHDだった。パッショーネ初の30分アニメなので、解像度視点でみるとかなり気合いを入れて作っているようだ。

東京喰種-トーキョーグール- 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/03
制作:スタジオぴえろ
評価:HV1280


特に大きい分布ではないけれど、比較的きれいな円分布になるバランス志向のHV画質。

このアニメも線がしっかり暗い高コントラストのくっきり画質だけど、線の輪郭が非常に滑らかなので、大画面や4K環境で見ても粗さが目立たず落ち着いた画質で見えそう。実写を加工した感じの背景に人物が浮いて見えるカットもあるけれど、作りとしてはそれなりに丁寧な印象。

ただ、少しジャギ感の残る絵をぼかして整えたような特徴なので、少しシャープフィルタで補正すると全体に縦720ジャギの特徴もはっきり残っていて、これもHV1280。

白銀の意思 アルジェヴォルン 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/03
制作:ZEBEC
評価:HV1280

大きな分布でも四角感の強い形になるところがほとんど。細くてもしっかり暗い線の高コントラスト映像でくっきり感も強いけれど、極端に鮮明さを優先したような作りで線も輪郭強調気味になっている。無理な鮮明化処理でCGだけでなく人物の線も非常にジャギ感が強く、環境によっては粗い絵に映ってしまいそう。

逆に1280x720とは思えない精細感のある絵に見える環境もあるだろうし、XEBECはラグランジェでも似た傾向の映像を作っていて今回も意図してやっているのだとは思うけれど、初期のHVアニメに多かった特徴なので、古いとか、ちょっと雑な作りの映像にも見えてしまう。

線がガタガタなのでどこを見ても縦720のジャギがはっきり残っていて、これもHV1280。リサイズで特徴が崩れやすい横方向も1280の特徴が残っているフレームも多かった。

グラスリップ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/03
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


大きめの円に近い分布でもモスキートノイズ多いフレームが目立つ。それでも線には乱れがほとんどなく、NRの性能次第だけどざらついた絵に見える環境は少ないだろう。細い線の描写も多いけれどしっかり暗い線になっているので、環境を選ばずくっきり画質に見えそうな鮮明HV。

シーンチェンジなど酷い劣化フレームもちらほら出ているけれど、軽微なグレイン風ノイズもあってチラつきも残っていてもノイズの粒はほぼ完全に潰れてすっきりした絵になり安定したフレームが多い映像になっている。

今期はMX向きの高コントラストですっきりした絵(といってもノイズ効果が潰れているパターンがほとんどだけど)のアニメが多いので、破綻しない範囲に限ればMXの画質は全体に良さそう。とはいえ、破綻フレームを取り除いて視聴できるわけもなく、映像全体では不安定さが気になってしまう状況は当然変わりそうにない。


初期の番宣は比較的CG臭の少ない絵でPAっぽくない落ち着いた雰囲気になるかと思ったけれど、CG多用のいつものPA映像でCGで動いているモブなどの違和感もいつも通り。PAらしい絵ではあるけれど、まったく違うルールで作られたCGとアニメ絵の違和感は相変わらずで、むしろ大半をCG作ったアルペジオやシドニアの方が不自然さのない映像に仕上げている感じがしないでもない?

人物の線は非常に滑らかに見えるけれど背景や家具などのCGで作った部分はジャギ感の強い輪郭がそのまま残っているので大画面で見るとガタガタさが見えてしまうこともありそうだ。

CG部は特にわかりやすいけれど、人物の線にも乱れのない縦720のジャギがはっきり残っているところが多く、これもHV1280。